”感謝”ってなんだろう?/感謝を紐といてみえた生きづらさへのヒント
*この記事の文字数:約2000文字*
今月は感謝をつづろうと決めました。
でも、ふと思ったのです。
”感謝”ってなんだろう?
誰かに対して、
「ありがとう」って言うこと?
手を合わせること?
普段何気なく使っている「感謝」について、改めて探ってみたいと思います。
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まず、感謝の「謝」の字は、謝るではなく、
“礼を述べる・お礼を言う”
という意味を持っています。
それなら、感謝とは「感動してお礼を伝える」、かな。
じゃあ、お礼って何?
広辞苑によると、礼とは
① うやまう気持ち・相手への敬意
② あいさつ・おじぎなど、敬意を形にしたもの
③ おれい(謝意を表す行為)
礼とは、相手に敬意の心をもつこと。
そして、敬意とは、
相手の人格・行いや能力を大切に思うこと。
相手は人だけでなく、物や動物、自然である場合もある。
そう考えると、感謝とは
自分以外の誰かの存在や行動に気づき、それを”素晴らしい”と大切に思うこと。その瞬間に心がふるえること。
ではないでしょうか。
誰かのひと言で救われたり、
小さな優しさに胸があたたかくなったり、
寄り添ってくれる誰かや、
自然の光にふっと癒されたり。
それって全部、自分だけでは作れなかったもの。
そこに気がつくと、静かに「ありがたい」という気持ちが生まれる。
そして、感謝の大きさは、
心が動いた、その振れ幅なのかもしれません。
心が動く、そしてふるえる。
それは、“表面には見えなかった相手の想い”に気づいた瞬間、もっとも大きく"振れる"ものです。
たとえば、大学に行かせてくれた両親に感謝しています。
当時の私は、ただその事実だけを受け取っていました。
けれど後になって、両親共に体のしんどさを抱えながらも、嫌なこと一つ言わず、働いてくれていたことを知りました。
裏側を知ったことで、支えてもらっていたことへの感謝は、より大きなものになりました。
また、感謝は積み重なります。
一つひとつが小さくても、
"この人はいつも良くしてくれる"
と、気づく瞬間が増えるほど、感謝はだんだん大きくなる。
もし、「ありがとう」と言えなくても、
涙が出そうなだけでも、
“心がふるえた”ら、それだけで感謝はそこにある。
形にできなくてもいい。
思うだけでも良い。
感謝は最初から、心の内側にあるものだから。
心が震える、小さなかけらにも気づける人がいます。
それは、傷つきやすい人かもしれません。
でも、その繊細さは、小さな優しさにもすぐ気づける人なのです。
悩む心も、震える心も、やさしさに気づく力のひとつ。
今まで自分の内側に向いていたベクトルを、ほんの少し外側に向けてみる。
すると、
誰かがしてくれたこと、
動いてくれたこと、
かけてくれた言葉や、その“裏にある思い”が見えてきます。
傷つきやすいと苦しんでいた特質は、実は“感謝"を見つけるアンテナにもなれると気がつきました。
44歳になっても、相手の目線や言葉尻で、気にしなくてもいい事にうなだれることもある。
50代になっても、60代になっても、きっとそんな自分と向き合う日がある。
体調がすぐれない日もあるかもしれない。
でも、そんな時に、
「今は心のベクトルが内にむいている」という事に気づくことは、大きな一歩。
深呼吸してから、
「ベクトルを外に向けてみよう」
と、自分で方向転換ができる。
しんどい時は、心が内側に向いてしまう。
それでいい。
でも、気づけるときに外側へ、ベクトルを向けてみる。
その時間を少しずつ長くしていくことが大事。
反対に、わたしって”鈍感かも”と感じている人もいるかもしれません。
でも、その人は受け取りの天才です。
「わたし、鈍感やから、家族からイライラされるねん。」
と笑いながら、教えてくれる友達がいます。
パーティで、参加した人全員が感動して涙を流している時、彼女は隣でグラスの氷をボリボリ食べていました笑
そんな彼女が、わたしは大好きです。
だって、なんでも受け入れてくれる。
人からのプレゼントにも
「なんでそんなことするんよー」
ではなく、
「ありがとう」と全部受け入れてくれます。
だから、感謝を受け取れるプロなんです。
長男が赤ちゃんだった時の話で、今も後悔している出来事があります。
それは、駅のホームでのこと。
到着した電車とホームに段差があったので、大学生くらいの男の子が、
「ベビーカー乗せましょうか」
と、申し出てくれました。
でも、その時、わたしは遠慮して「大丈夫です」と笑顔で断りました。
だけど、言ったそばから、受け入れていたらよかったと後悔。
だって、声をかけてくれた人は、きっと勇気を出してくれたはず。
その顔は、少し残念そうに見えました。
だから、受け取る力って大事です。
相手の厚意を重く考えず、軽やかに受け取る。
過剰な遠慮もしない。
自分も責めない。
誰かの優しさや気遣いに気づいてくれる人がいる。
そして、その温かい気持ちをためらわずに受け取ってくれる人がいる。
感謝は循環していく。
あぁ、やっぱり感謝するって素晴らしいなぁ。
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