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新年度。位置につくより、一歩だけ踏み出す。

*この記事の文字数:約900文字*

職歴が1年、2年と増えていく中で、少しずつ仕事が増えていく。

始めのうちは、少しずつ戦力になれていることが嬉しくて、調子のいいわたしは、
「がんばりまっせ」と、いい顔をしてしまう。

だけどそのうち、コレも、アレも、ソレも‥と持って来られるようになる。

すると、おいおいおい!と思う事もやっぱりある。

みんな、優しい。
「仕事止めてごめんな」
「なんでも聞いて悪いけど」
そんな枕詞をつけて頼んでくれる。

だけども。
一つひとつは小さいけれど、ちゃんと後から効いてくる。

この春もまた、係間での仕事の配置転換があった。

どうして、仕事を増やすのに、減らしてから増やさないんだろうか…

そんな疑問が、つい浮かぶ。

片付けは、わたしも得意ではない。

だけど、買い物する前に、一度クローゼット見たり、今ある在庫を確認したりするけどなぁ。

そんな愚痴も、出たり入ったりする。


でも、いったん、決まったこと。

抗いたい気持ちはなくはない。
実際に「えぇ~」と膨れたりはしない。

上司は困るし、やりたくない気持ちが大きくなっても、わたしが困る。

だから、せめて、「ちぇっ」って仲間とこぼすくらいは、いいよね。


そんな中でも、仕事は待ってはくれない。
早速、初めての仕事に取り掛かる。

そして、「ちぇっ」て言ってた割には、案外楽しかったりする。

やっぱり初めてやることには、発見がある。

今まで見えづらかったことが、見えてくる。

分からなくても、とにかく、やってみる。
間違っていたら、その度に修正すればいい。

「よっしゃ、まかせとけぃ」とは言えない。

「わたし、失敗しますので」のタスキをかけて取り組みたい。
迷惑もかけるかもしれない。

本当は、「さすがやな」と、もてはやされたい気持ちもある。
「前の方が良かった」と思われたくもない。

けれど、完璧に準備できてなくても、今の自分でとにかくやってみるしかない。

スタートを切るとき、
位置につくことに力を入れるより、
ラインの内側にとにかく一歩入ってみる。

そうしたら、また新しいナニカが見える気がする。

そんなことを思いながら、
新年度は慌ただしくはじまっていた。


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