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誤りを指摘されたのに、思わずニヤリとした日

「ここ間違ってるよ」そう、上司に指摘されたのに、気がつけば、わたしはニヤニヤしていた。

きっと周りから見たら、変テコだったと思う。
前の席の人がお休みで良かった。

他人が聞いたら、「そんなことで?」
と言われるような、小さな心の変化に、
わたしは嬉しくなっていた。


わたしの職場では、毎年同じ時期に、同じような文書を作成する。
日付や年度に合わせた変更をして、テンプレートを使いまわすようなイメージ。

わたしが作った文書を、上司に確認してもらった。

すると、「ここ、文言が違う」と指摘された。

どうやら、昨年度から誤ったまま引き継がれていた様子。

「違うよ」と言われて、少ししてから、ハッとした。

それは、自分の心の変化に気づいたから。
その瞬間、テンションがぎゅぅんと上がった。

以前なら、「去年もこの書き方だったのに‥」と、きっと心の中で思っていた。

言いやすい人になら、言葉に出してしまったこともあったかもしれない。
「去年もでした」と。

思い返すと、未熟すぎて恥ずかしい。

でも、今回誤りを指摘されたとき、
わたしの心は「いつも」とは違っていた。

「ほんまや」
それだけだった。

「ほんまや」以下でも、
「ほんまや」以上でもない。

本当にそれだけ。
抗うことなく、事実だけを認めていた。

なんで変わったんだろう?

上司の言い方が優しいこともきっとある。

でも。
いままでは、必要以上に自分を防御していたんだと思う。
小さい子が言うみたいに、
「わたし、悪くないもぉん」と。

悪意のない言葉にも、勝手に反応して戦っていたのかもしれない。

痛手を負うまいと必死だった。

だけど、実は一番、自分が自分を攻撃していたのかもしれない。

なんでできないんだろう。
価値が低いって思われるかもよ。

そんな言葉を、オートシステムで投げかけていなかっただろうか。


事実を、そのまま受け入れられたことは、他人にとっては取るに足りないことだと思う。

だけど、わたしは、嬉しかった。
変われたことも、小さな小さな心の変化に気づけたことも。

自分を肯定する練習が、積み重なってきた。
誤っても、誤ってなくても、
わたしは自分を大事にできる。

そんな証拠のように感じられた。



「間違っているよ」と言われたことも忘れて、
わたしは一人、ニヤニヤしていた。

2026.3.16追記
たくさん読んでくださり、ありがとうございます😊♡


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