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続・続・最後から二番目の恋 第4話と 夫と私のこれから

ちょっと前にドラマ「続・続・最後から二番目の恋」がめちゃくちゃ楽しみなんです!という記事を書きました。

そうしたら、たくさんの方に読んでいただいたようでコングラボードをいただきました。

読んでくださった皆さんありがとうございます

この「最後から二番目の恋」というドラマ、登場人物の年齢がそれぞれの俳優さんの年齢と同じというのは〝続続〟ファンには有名な話。
小泉今日子さん演じる「吉野千明」は59歳、小泉今日子さんも59歳ということ。無理のない体型に好感度上がりまくりだし〝その世代〟のバリキャリ(死語ですか?)といえば、その明るさとファッションセンスだよな〜と、何から何まで生きてきた時代背景や年齢相応の感覚?が反映されていて、ど真ん中ストレートに刺さる人もいれば、憧れで楽しむ人、様々なドラマだと思う。

かく言う私はシーズン1である「最後から二番目の恋」の時の吉野千秋と同じ歳になった。続続が始まる前に「最後から二番目の恋」と「続・最後から二番目の恋」を一気見して、この間に私もいろんなことあったな〜なんて感慨にふけったりした。



長倉家の次男、長倉真平は脳に腫瘍を抱えている。
シーズン1の7話あたりで深刻な病気について明かされ、その後もずっとそこにある恐怖としてドラマの中でもポイントになっていた。

人より早く死ぬかもしれない

そのことを真平はずっと抱えて生きてきていた。


ここから下、第4話のネタバレを含んでいます

ドラマを楽しみにしている人は、ドラマを観てからまたきてね!






ちなみに、長倉真平を演じる坂口憲二さん自身も特発性大腿骨頭壊死症という難病で芸能活動を休止していた。続続が復帰後初のドラマ出演だそうだ。
先日放送された第4話で病院前の坂道を奥さんと駆け降りていくシーンを見て、勝手に心の中で拍手を送っていた。

走れるようになってよかったね…なんてことを思いながら見ていた第4話だが、真平の主治医であった門脇医師が亡くなっていたことに少しばかり違和感があった。門脇医師が命に関わる病気であるような描写はなかったし、シーズン1から同じ俳優さんが同じ役を演じられているドラマだし、先にも書いたように真平の病気はドラマの中でもポイントになることだからだ。





今朝、何となくスレッズ開いたらこんな投稿が目についた。

門脇先生(高橋克明さん)も逝去されていたのですね

すぐに高橋克明さんについて検索した。

2024年8月19日に心筋梗塞で亡くなられていた。59歳だったそうだ。
死因は心筋梗塞。
ご家族はもちろんご本人さえ予期しない突然のことだったそうだ。

この訃報に触れて、私は全身の毛穴が沸き立つようなゾワゾワした感覚になった。スーッと血の気が引いて倒れるかと思った。



3月末、夫が健康診断の心電図で引っかかった。

「ブルガタ型だって」

「え?」
あまりに聞きなれないワード過ぎて全く聞き取れなかった。
夫から健康診断の結果を受け取って見ると、心電図の項目に「ブルガタ型疑い」と書いてあった。

ブルガタ型

玄関で健康診断の結果を広げてみていた私たちは、その場ですぐに検索魔と化した。

心電図 ぶるがたがた疑い

検索結果には「ブルガタ心電図と言われたら?」「ブルガタ症候群」「健康診断で心電図の異常を指摘されたら」などがブワーッと出てきて、とにかく上から目を通した。

「まあ、疑いだからさ」
とありきたりな言葉を言い、その翌週に近所の循環器内科へ行った。
ホルター心電図(24時間心電図を計測する)をやることになり、夫はサイボーグのように胸にパッドを貼られた。「トイレ」「食事」「睡眠」のタイミングでは〝イベント〟と書かれたボタンを押すーカチカチとボタンを押す生活をして翌日病院でサイボーグパッドを外してもらう。



1週間後、結果が出た。

夫は『ブルガタ症候群』だった。

ブルガダ症候群は、心電図に特徴的な波形(1型または2型)が現れ、心室細動などの危険な不整脈を起こす可能性がある遺伝性疾患です。特に東洋人の男性に多く、突然死の原因の一つとして知られています。

Google検索 AIによる概要

突然死という言葉が強過ぎて怖い。

「ブルガタ症候群 寿命」と調べるとこう書かれていた。

ブルガダ症候群の患者の寿命は、症候性か無症候性かで大きく異なります。症候性の場合、突然死のリスクが高く、3年で20-30%が突然死に至る可能性があるとされます。一方、無症候性の場合、心停止発作を起こす頻度は年次で1%未満と低いとされています。ただし、無症候性であっても将来突然死のリスクがあるため、定期的な検査と生活指導が重要です。

Google検索 AIによる概要

死にいたる可能性がある不整脈の好発年齢は40歳前後だそうだ。




私と夫はひと回り歳が離れている。
私が12歳年上だ。順当にいけば私の方が早く逝くはずなんだ。でも、私は夫を一人にしたくないとずっと思っていた。女性の方が平均寿命長いしーとありきたりな慰めを自分にして。

私は一人でも耐えられる。いや、耐えられないかもしれないけど、夫が私を看取って一人で生きていくと考えると、その方が耐えられない。
夫はきっと寂しさに潰されてしまう。


・・・・最近、そんなことを考えていた。
そこに高橋克明さんの訃報だった。



典子(飯島直子)が真平を叱るシーンがある。

「急に怖くなったんでしょ?死とか、そういうのが。考えたくない、だから聞かなかったことにしよう。そうなんじゃないの?」

「結局、あんたこう思ってんのよ。家族なのに、自分の気持ちなんて誰にもわからないって」

そしてこう続ける。

「でも、私たちはずっとずっとわかろうとしている。大事なのは、ずっとわかろうとしている気持ちなんじゃないの?」




夫は、真平のように「人より早く死ぬかもしれない」という恐怖を抱えることになってしまった。



不意に高橋克明さんの訃報に触れ、ドラマを振り返り、あらためて第4話のタイトルを思い返していた。


「人生に恋をするためにここにいる」


夫が今どんな思いを抱えようとも、私は夫との人生そのものに恋をしていたいと思う。


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なつき希 最後まで読んでいただきありがとうございます。 あなたのサポートで、つまづいてもまた起き上がれそうな気がします。