キャリア・コミュニケーションの最強スキル「リフレーミング」の活用法
水曜日は、キャリア・働き方の応援団アールです。
私は顧客満足の研修講師が専門ですが、ビジネスコーチや心理士、キャリアコンサルタントとして、チームだけでなく個人の応援も行っています。
今回は、コーチングやストレスケア、就職活動の自己理解など幅広く使われているスキル
「リフレーミング」の活用について書きたいと思います。
リフレーミングとは「見方を変える力」
「リフレーミング」とは、物事の枠組み(フレーム)を変えて、別の角度から捉え直すことをいいます。
コーチングやストレスケア、就職活動の自己理解など、幅広い場面で使われている考え方です。
視点を変えることで、感じ方・考え方・行動までも変えることができます。
弱点を強みにリフレーミング
私自身も、この力に何度も助けられてきました。
たとえば、私のファーストキャリアであるアナウンスの仕事をしていたとき、
リポーターなどメディア現場では「アールはおとなしいね」と言われることがありました。
華やかで目立つ人が評価される世界では、
“おとなしい”は「目立たない=向いていない」と捉えられ、辞めようかと落ち込むこともありました。
ところが、ホテルイベントの司会者に転向すると状況は一転。
「アールは落ち着いている」と言われ、VIP対応の大規模宴席を任されるようになりました。
同じ特性でも、「おとなしい」と「落ち着いている」――意味づけや状況が変われば、“短所”は“強み”に変わります。
これこそリフレーミングの力だなと思います。
人との関係もリフレーミングできる
このリフレーミングの考え方は、自分や他者を励ますだけでなく、他者とのコミュニケーションにも大きな効果があります。
あるとき、私は、専門家が集まり企業経営を審査するという仕事に参加していました。
そのチームで出張した際の出来事です。
2台のタクシーに分乗して駅まで向かった際、全員の新幹線チケットを持っていた事務局の人が乗っていた後続のタクシーが渋滞に巻き込まれ、到着が遅くなってしまいました。
先に到着していたリーダーは苛立って
「なんだよ!あいつ!使えねえな!」と怒鳴りました。
私はその言葉に驚き、
「人に対して使える・使えないなんて最低!」と心の中で反発しました。
後でその場にいた先輩と話をしました。
「リーダー怖かったよね」
「あれが本性なんですね」と。
私は「そうですよね!」と同意して、あんな人嫌だ!と思ったのですが、
その先輩はこうつぶやきました。
「そうだよね、でもあれが本性なら、普段の会議でどれだけ我慢してくれているかってことだよね。」
見方を変えれば、関係も変わる
確かに…
話し合いの中では意見対立も多く、長時間にわたる会議があります。
でも“発言できなかった”ということは一度もありませんでした。
リーダーは、感情を抑えて関わってくれていた――その努力を私は見落としていました。
まさに先輩がリフレーミングして、私の視野を広げてくれたのです。
そこから私も、リーダーの気持ちを考えたコミュニケーションを意識するようになりました。
おわりに
リフレーミングは、自分や他者への勇気づけだけではなく、対人のコミュニケーションに使う価値もあります。
自分の強み発見にも、コミュニケーションにも使えるリフレーミング。まさに最強のスキルだと思います。
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