親ふたりの暮らしに、60代の娘が加わりました #13 家にシルバーカーが来た。母の反応は?

母のために、シルバーカーを注文しました。
いわゆる、おばあちゃんが押して歩いている“手押し車”です。
歩くのが少しでも楽になればいいな、と思ったのですが、
母の反応は予想どおりでした。
「絶対イヤ」
きっぱりと拒否です。
母は、とにかく“老人扱い”されるのが嫌いです。
……いやいや、十分にその年代なのですが。
とはいえ、スーパーでは買い物カートを普通に押しています。
それなら、シルバーカーも案外いけるのでは?
そんな淡い期待を抱いていました。
父から「注文したよ」と聞いていたので、届いたらすぐ使えるものだと思っていました。
ところが届いた箱を開けてみると、まさかの「要組み立て」。
えっ、これ組み立てるの?誰が?
注文した人がやってください、ということですね。
結局、父と二人で説明書を見ながら悪戦苦闘しました。
これがまた、説明書がかなり大ざっぱ。
「この図だけでわかる人、いるの?」と思うほど不親切でした。
高齢の方が一人で組み立てるのは、かなり難しい気がします。
私たちが四苦八苦している間、母は少し離れたところで、
無言でじっと見ていました。
その圧が怖い。。。
拒否されるかなと思っていたのですが、完成したシルバーカーを見た母は、ぽつりとひと言。
「ありがとう」
その言葉に、思わずうれしくなりました。
「ここに荷物を入れられるんだよ」
「疲れたら座ることもできるよ」
得意げに説明していたところ、母がきっぱりとひと言。
「いりません!」
……ですよね。
最悪、買い物の荷物入れとして使えれば、それでよしとします。
実際、重い物持った買い物は、私がしんどかったので。
シルバーカー、ハンドルを握るのは母でしょうか、
それとも私になるのでしょうか。
老+老+初老、今日もなんとかやっています。
