D・NOTE11 OVERDRIVE 第4回 正しさが強くなりすぎたとき、形は崩れはじめる
■ はじめに
ネオマックスです。
この文章は、すぐに答えをくれるものではありません。
けれど、静かに読むことで、
あなたの奥に残る “何か” を見つけられるかもしれません。
── 今日のテーマは、「強すぎる正しさ」です。
■ 序章
はじめにあるのは、
本文ではない。
余白である。
余白が先にあり、
そこに、
形が割り当てられていく。
その順序で、
バランスは保たれている。
■ 本論①
余白は、
位置がまだ占められていない広がりである。
どこに何が置かれるか、
まだ決まっていない。
その状態が、
配分の前提になる。
■ 本論②
正しさは、
形を整えるための基準である。
配置を揃え、
位置を確定させ、
全体を安定させる。
それ自体は、
必要な働きである。
■ 本論③
正しさが強まると、
お手本が先に位置を占める。
どこに何を置くかが、
あらかじめ決められていく。
余白は、
配分される前に、
固定されていく。
■ 本論④
そのとき、
自筆の位置は残らない。
置く余地がなくなり、
割り当てられる場所もない。
形は整っているが、
配分は偏っている。
■ 本論⑤
歪みは、
外から来るものではない。
正当に占められていない位置が、
内側に残ることで生まれる。
それは、
整えられた形の中で、
静かに続いていく。
■ 終章(転)
正しさは、
形を整える。
けれど、
お手本が位置を占めたままでは、
配分は更新されない。
余白は先にあり、
その中で位置が与えられる。
その順序が失われたとき、
正しさは、
形を閉じる働きに変わる。
■ おわりに
整っていることと、
正当に配分されていることは、
同じではない。
どの位置が、
誰に、どのように与えられているか。
そこに、
バランスは現れる。
■ ひとこと
お手本が占めると、
自筆の位置は消える。
© 2026 羽賀克教(ネオマックス/D・NOTE11 OVERDRIVE)
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