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akanekofuku
『正しい人生より、面白い絶望を選びたい』
世間が押し付けてくる「勝ち組」というラベルほど、退屈で賞味期限の短いものはない。
誰かが作った平均台の上で、
落ちないように震えながらバランスを取ることが勝ちだというなら、私は恐ろしくてそこに乗ることさえできない。
私が思う本当の「勝ち」とは、
他人の期待という名の粗大ゴミを、
ビールで胃の中に流し込み、「知るか、ボケ」と心の底から笑えた瞬間に決まるのだ。
私たちが抱える「バグ」――過敏な神経や、考えすぎてしまう脳内。それらを「治すべき欠陥」だと思っているうちは、まだ外側のルールに縛られている。
本当の勝者は、
それらを「標準仕様」だと言い張り、
困惑する周囲を高みの見物で楽しむ。
自分の欠陥を武器に変え、
世界の方をバグらせた時、
そこには完全勝利の景色が広がっている。
不条理な人間関係も同じだ。
自分を軽く見てくる連中に
真正面から怒る必要なんてない。
そいつらの悪意を、最高にキレのある毒のエッセイの「素材」として調理し、一滴残らずクリエイティブな燃料に変換してやるのだ。
私の世界において、
彼らはもう人間ですらなく、
ただの便利な「ネタ」に過ぎない。
結局、人生という名の救いようのない絶望を、
深夜の静寂の中で一人、「最高に面白いじゃない」と愛でることができたなら、
その孤独の豊かさを知る人間は誰にも負けない。
勝ち負けとは、誰かに認められることではない。
自分という不条理な存在を、
自分だけが世界で一番面白がれているかどうか。ただそれだけのことなのだ。
さあ、今夜もプシュッと開けて、
この不条理を飲み干すとしよう。
