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【書籍】AI時代、マーケターはどう生きる? 『マーケティングの新しい地図』が示す未来と“自分の地図”の描き方

皆さんは「マーケティング」と聞いて、どんなイメージをお持ちでしょうか?
「なんだかカタカナが多くて難しそう」「デジタル化で手法が増えすぎてよくわからない」と感じている方も多いかもしれません。現代において、マーケティングはBtoC企業だけでなく、あらゆるビジネスシーンで不可欠な要素となっていますが、その複雑さは増す一方です。
そんな現代マーケティングの「常識」を問い直し、本質的な理解を深めるための一冊、それが2025年2月に発売された鳥山正博氏の著書『常識をいったん捨てて、思考の自由度を上げる マーケティングの新しい地図』です。フィリップ・コトラー氏の薫陶を受けた著者が、マーケティングの全体像を捉え直し、「一生使える」新しい地図づくりを試みたという本書。

今回は、その内容をブログ形式で掘り下げてみたいと思います。
※AI音声でも解説しています。


なぜ今、「新しい地図」が必要なのか?

現代のマーケティングを取り巻く環境は、急速なデジタル化によって劇的に変化しています。Web上の閲覧履歴、サイト内での行動履歴、購買履歴、プロモーションへの反応履歴など、人々の行動履歴が全てデータとして残るようになり、因果関係の解明と予測の精度が飛躍的に向上しました。これにより、マーケティングの手法や形態は加速度的に増加しています。

著者は、マーケティング分野に初めて触れる人が、あまりのカタカナの多さに圧倒され、似たような概念が別の言葉で語られているのを見て混乱し、やがて周りと同じようにカタカナを使うようになる、という現状を鋭く指摘しています。このような混乱を解消し、変化の激しい時代でも惑わされないための羅針盤として、本書は「地図」と「コンパス」の必要性を強調しています。

マーケティングの本質を見つめ直す多角的アプローチ

本書は、序章・終章と4つの主要章から構成されており、多様な角度からマーケティングに迫ります。

  • 序章:解題――捨てるべき常識とは何か まず、現代マーケティングの混乱の根源に触れ、なぜ既存の常識を一度捨てる必要があるのかを示唆します。

  • 第1章:クロスセクション――主体や対象により変わるマーケティング マーケティングは、適用される主体や対象によってその性質が大きく異なることを解説します。例えば、企業なのか個人なのか、製品なのかサービスなのか、といった違いによって、捉え方を変える必要があることを論じています。

  • 第2章:時系列アプローチ――歴史的なマーケティングの変遷 歴史的な視点からマーケティングの歩みを辿り、現在の手法がどのように発展してきたのかを明らかにします。過去を知ることで、現在の立ち位置を理解し、未来への洞察を得る基盤となります。

  • 第3章:ディダクション――ベースの学問からマーケティングをみる マーケティングの根底にある学問的基盤を探求し、表面的な手法や用語に惑わされない本質を見抜く力を養う重要性を説いています。

  • 第4章:未来へ向けて――拡マーケティング デジタル技術の発展によって拡大し続けるマーケティングの未来像と可能性に焦点を当てます。

  • 終章:総括――本書のまとめとマーケティングの新しい地図 本書全体を総括し、読者自身が「自分の地図を描く」ためのメッセージが込められています。

本書の鍵となる概念:環世界とデータ知覚

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