「ポケモン空港」
一般社団法人能登乃國百年之計の岩城慶太郎です。
いつも私たちの活動のご支援を頂き、ありがとうございます。
去年の12月、古い友人たちと食事をしました。その中のひとりは、宇都宮崇人さん。株式会社ポケモンの代表取締役COOです。
私たちの付き合いは長く、学生時代にボストンコンサルティングのインターンシップで知り合い、揃って選考に落ちました(笑)。私はアクセンチュアへ、彼はブーズアレンハミルトンへと進み、その後それぞれのキャリアを歩みましたが、なんとなく個人的な交流は続いてきました。
その食事の席で、彼はこう言いました。
「まだ言えないけど、ポケモンとしてかなり踏み込んだ復興支援をやる予定だよ」
あれからおよそ半年、7月7日、ついにそれが形になりました。
「のと里山ポケモン・ウィズ・ユー空港」。世界で初めてポケモンの名を冠した空港が、能登に誕生しました。能登空港のターミナルビルに足を踏み入れると、巨大なピカチュウのバルーンが吹き抜けに浮かんでいます。壁面には111種のひこうタイプのポケモンたちが所狭しと描かれ、空港全体がまるで空を舞うポケモンたちの世界に様変わりしていました。
写真では伝わりにくいのですが、実際に見ると、その迫力に思わず立ち止まってしまいます。飛行機に乗ったピカチュウが天井から見下ろしていて、周囲にはひこうタイプのポケモンたちが飛んでいる。復興途上の能登の空港が、一瞬にして夢の空間に変わりました。
ポケモン・ウィズ・ユー財団は、発災直後から能登に支援を届けてくれていました。宇都宮さんは、組織としての支援だけでなく、個人としても発災直後から動いてくれていました。私がいま能登で活動を続けられているのは、彼の力も大きいです。
私は週に最低2回は能登空港を使うヘビーユーザーです。能登に住む者にとって、東京まで瞬間移動できる能登空港の存在は特別です。その空港が世界で初めてポケモンの名を冠した空港になった。能登に来る人が増えることを、心から期待しています。
能登に来て頂ける方々が、能登の事業者と出会い、能登の食を楽しみ、能登の宿に泊まり、能登を好きになって帰っていく。その循環が生まれることが、私たちの考える復興です。観光客が来るだけでなく、来た人が何かを持ち帰り、また来たいと思う。その繰り返しが、100年後の能登をつくっていくと信じています。
「のと里山ポケモン・ウィズ・ユー空港」は、2029年9月30日までの期間限定です。ぜひ一度、足を運んでみてください。ピカチュウが能登で待っています。
一般社団法人能登乃國百年之計 副理事長 岩城慶太郎
