戻ってこられる場所があるということ
子どもの習い事の話です。
その習い事は、小学校で一区切りを迎えます。
でも最近、
卒業した子どもたちに、イベントのとき「リーダー」として関わってもらう、
そんな取り組みをしていると聞きました。
参加する側から、企画する側へ。
少し立場を変えて、もう一度その場所に関わる、という形です。
その話をしてくれた先生が、こんなことを言っていました。
「子どもの居場所を、増やしてあげたいんです」
人生の中で、これから子どもたちは
いろいろな場所に出会い、いろいろな経験をしていく。
でも、ふとしたときに
「今いる場所が、自分の居場所じゃない」と感じる瞬間が、きっとある。
そんなときに、
「あ、ここに戻れるな」と思える場所があったらいい。
そういう場所を残しておきたいんです、と。
とても素敵な考えだなと、心に残りました。
考えてみると、これは大人も同じだと思います。
家族、仕事、友人関係。
私たちは、いくつもの場所に属しながら生きています。
でも、それらがいつも心地よいとは限りません。
家族とギクシャクしてしまうこと。
仕事の中で、自分だけ取り残されたように感じること。
大切だった友人関係が、少しずつずれていくこと。
どれかひとつがうまくいかなくなると、
「自分の居場所がない」と感じてしまうこともあります。
そんなとき、
あそこに戻れる場所がある
あそこにも、自分の居場所がある
そう思えるだけで、心が少し緩む気がします。
私にとっては、noteという場所もそのひとつです。
ここには、
こんな拙い文章にも目を向けてくれる人がいて、
あたたかい言葉をかけてくれる読者の方がいます。
いつも元気なときばかりじゃないけれど、
それでも「ここに書いていい」と思える場所がある。
それは、私にとって大きな安心になっています。
居場所は、最初から与えられるものだけではなくて、
自分で作ったり、育てたりしていいものなのかもしれません。
ひとつじゃなくていい。
たくさんあってもいい。
戻ってこられる場所があるというだけで、
人は、少し安心して生きていける。
そんな居場所を、
これからも大切にしていきたいなと思っています。
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