有料記事100件を分析して見えた、noteで購入されやすい無料エリアの書きかた
無料エリアは、読者が記事を購入するかどうかを判断する重要な情報源です。ここにこだわることで、あなたの記事をもっと購入してもらえるようになるかもしれません。
今回は、ビジネス・ITカテゴリでよく購入されている有料記事100件を分析してわかった、「無料エリアの書きかた」をご紹介します。ぜひ、有料記事を書くときの参考にしてみてください。
購入されやすい記事に共通する3つの要素
分析の結果、購入されやすい記事の多くは、無料エリアにつぎの3つの要素を含んでいることがわかりました。
(A)共感・問いかけ:読者の抱える悩みや違和感を言語化して共有する
(B)変化の物語:自分自身の経験や、Before/Afterに言及して関心を引く
(C)ベネフィットの提示:読むことで得られる価値や成果を明示する
それぞれ詳しく見ていきます。
(A)共感・問いかけ
「〇〇で悩んでいませんか?」
「私もかつて同じ悩みを抱えていました」
など、読者に問いかけ、共感を示す要素が多く見られました。これには書き手と読者のあいだで同じ課題を共有し、読者に「これは自分に向けた記事だ」と興味をもってもらう効果があるといえます。
(B)変化の物語
「あれほど悩んでいたのが嘘のように、今ではすっきりした気持ちで取り組めています」
「昨年はたった1件だった受注数が、今年はすでに10件を超えています!」
など、自身の経験や変化に言及する要素も多く見られました。このような「物語」は、読者に共感してもらいやすいと同時に、記事を読んで得られるベネフィットの詳細なイメージを形づくる手助けになっているといえます。
(C)ベネフィットの提示
「フリーランス1年目、仕事につながった行動とつながらなかった行動をまとめました」
「ChatGPTに敏腕秘書になってもらうためのプロンプトを配布します」
など、「この記事を読むと何が得られるのか?」を明示する要素が多く見られました。こういった記述は有料パートの内容を保証し、読者の安心感や購買意欲を高めることにつながっていると考えられます。
では、以上3つの要素を入れて無料エリアを作成すると、実際にどういった文章ができあがるのでしょうか?
次の項目では、これらの要素を組み合わせた「無料エリアの3つの型」を紹介します。
無料エリアの3つの型
3つの要素は、実際にはいくつかを組み合わせて使われることがほとんどです。たとえばつぎのような組み合わせを「型」として利用するといいでしょう。
1、(A)共感・問いかけ × (C)ベネフィット提示型
2、(B)変化の物語 × (C)ベネフィット提示型
3、(A)共感・問いかけ × (B)変化の物語 × (C)ベネフィット提示型
それぞれどんな構成の文章になるのか、またどういったところがポイントになっているか、例文を見ながら考えていきます。
1、 共感・問いかけ × ベネフィット提示型
「〇〇で悩んでいませんか?/この記事では〜がわかります。」
例文:
「Webマーケティングの勉強をしているのに成果が出ない」と悩んでいませんか?私も同じ壁にぶつかったことがあります。
本記事では、マーケ初心者が陥りがちな3つの罠と、それをどう乗り越えたのかを共有します。
ポイント
冒頭で読者の悩みを代弁し、課題を共有している
「同じ壁にぶつかった」で、読者への共感を示している
「3つの罠」「どう乗り越えたのか」で、記事で得られるベネフィットを明示している
2、 変化の物語 × ベネフィット提示型
「以前は〜でした。今はこうなりました。/この記事では〜を紹介します。」
例文:
マネージャーになったばかりのころは、メンバーに仕事を任せられず自分で抱え込んでしまい、残業続きのつらい日々を送っていました。
しかし今では、自分が動かなくてもチームが自走できるようなマネジメントを実践できています。
この記事では、私が身につけた「任せる技術とその仕組み化」についてお伝えします。
ポイント
冒頭で自身の経験を語り、読者が感情移入できるようになっている
できない→できたというBefore/Afterの変化に、読者が「自分もできるかも」と期待をもてる
「任せる技術とその仕組み化」で、何が得られるかを明示している
3、 共感・問いかけ × 変化の物語型 × ベネフィット提示型
「〇〇に悩んでいませんか?/私もそうでした。今では〜です。/この記事では〜を紹介します。」
例文:
プレゼン資料、どこからつくればいいかわからず、手が止まっていませんか?私もかつてはそうでした。資料の構成が決まらず、スライドを3枚つくるのに2時間以上かかってしまったり……。
でも今では、どんな内容でも最初の構成案を15分でまとめ、説得力のあるスライドを短時間で仕上げられるようになっています。
この記事では、私が身につけた「型ベースで考える資料設計術」をご紹介します。
ポイント
冒頭で読者の悩みを代弁しつつ、「スライドを3枚つくるのに2時間以上」という記述でさらに共感性を高めている
Before/Afterの変化を「2時間以上」→「15分でまとめ」と具体的な数値を示して語ることで、記事への期待値を高めている
「型ベースで考える資料設計術」で、何が得られるかを明示している
以上、3つの型について紹介しました。それぞれの特徴が見えてきたでしょうか?
もちろんこの型にこだわりすぎる必要はありませんが、いま無料エリアの書きかたを迷っているひとの一助になればうれしいです。
ぜひこの記事を参考に、みなさんにしか書けない経験やノウハウを有料記事にしてみてください。
要点まとめ
よく購入されているnoteの無料エリアには、共通する3つの要素がある
その3つとは「共感・問いかけ」「変化の物語」「ベネフィットの提示」である
無料エリアを書くときは、これらを組み合わせた3つの型「共感 × ベネフィット」「物語 × ベネフィット」「共感 × 物語 × ベネフィット」という構成を用いるとよい

