政治はエンタメなのか?SNS時代の違和感【映画『CROW LINE』制作記03】
現在、『CROW LINE』の制作は
あらすじ → シナリオ → カット割り
という流れでブレイクダウンを進めています。

そして今は、カット割りをもとに絵コンテ制作に着手しています。

カット割りから直接完成画像を作ってもいいのですが、今回は一工程挟んでいます。
理由は、背景のリファレンス画像の構図やサイズを確認したいから。
ま、カット割りをきちんと理解して、背景リファレンス画像を作ればいいんだけどね。
で、現実の話なんですが
衆議院議員選挙で高市自民党が大勝。
結果そのものより、空気感にちょっと引っかかりました。
政治家が「国家運営者」というより、
エンタメコンテンツとして消費されてないか?と。
推し活みたいな感じで。
もちろん政治は昔からショー的側面はある。
でも、SNS時代はアルゴリズムがそれを加速させる。
支持率=数字。
再生回数=正義。
トレンド入り=勝ち。
なんか、アメリカっぽくなってきたな、と。
御鏡 玲央という存在
『CROW LINE』には、巨大SNSの創始者であり現職総理大臣でもある
御鏡 玲央というキャラクターが登場します。

彼はSNSのアルゴリズムを、自らの支持率向上のために最適化し、フル活用している。
そして、その裏で汚れ仕事を一手に引き受けるのが、城戸 宗一郎。

御鏡のシステムを掌握し、AIによる「真に客観的な国家運営」を目指している人物です。
城戸が演じるのは単なる悪役ではありません。
アルゴリズムは誰のものか
民主主義はデータで操作できるのか
“公平”とは誰が決めるのか
そういった問いを喚起する役割を担います。
SNS規制というテーマ
世界各国でSNS規制が議論されています。
確かにもっともだと思います。
しかし、実際に規制するのは極めて難しい。
自由と統制のバランスは常に揺れる。
だからこそ、答えを出すことよりも、考え続けることの方が重要なのかもしれません。
『CROW LINE』は、答えを出す映画ではなく、「考え続けるしかないよね」と突きつける映画。
エンタメだけど、ちょっと嫌な後味が残るやつ。
そんなものを目指しています。
