Photo by
naoe_zense
バロメーター
AV新法、、、、、
珍妙な法律の成立など頭の片隅にもなかった三十年前。
バクシーシ山下というAV監督がいた。
バクシーシとは、インドで『お恵みを』という意味で物乞いが唱える言葉らしい。
そんなバクシーシ監督のポリシーは
『抜けないAVを、オレは作る』
女優の腹から吸引した脂肪で担々麺を作り、それを本人に食べさせたり、『ボディコン労働者階級』では、ドヤ街をボディコンで闊歩させたAV女優が、それを見てムラついた日雇い労働者にリンカンされるという、今なら絶対リリース不可な内容であった。
抜けないAVとは、そのもの自体の限界を迎えたということなのか?
Rock'n'roll is deadとレニークラヴィッツが歌い、『写真よさようなら』といって森山大道が花鳥風月やジャーナリズムといった『写真』を、アレ・ブレ、ボケで破壊したように、その時のAVに行き詰まりを感じていた慟哭がそんな作品を作らせたのか?
特定の表現形態の成熟と爛熟を示すバロメーターかもしれない、そのもの自体の自己否定。
しかしそれから数十年経っても、AVはVRという形態を取り込み、新たなロックンロールがかき鳴らされ、したたかに生きている。
抜けないAVといえば、今、DMMで、
『蓮実クレアのロ◯キー山脈で三億円の金塊を探せ!』
が30%オフなので買おうかどうか悩んでいるが、レビューでも『エロシーンはごく少なく、旅バラエティとしてクレア姐さんのファンが楽しむもの』という意見が圧倒的。
しかし何故か惹かれるのだ。
