シリーズ⑦ 雨のはじまり
ぽつり、ぽつりと
空から落ちる ちいさなしずく。
くもり空の下、
空気はしっとり重たくて、
どこからか 草の匂いが やってくる。
それにまじって 土の香りも。
草花たちは そっと背を伸ばし、
しずくを受けとめている。
うれしそうに、しずかに笑っているよう。
雨は 命の水。
たくさんすぎても困るし、
少なすぎても苦しくて。
自然はいつも
ちょうどよさを 探しているんだね。
でも ときどき、
その選択は つらく、厳しいものになる。
わたしたちには防げないこともある。
それはきっと、
神さまだけが知っている
理由があるのかもしれないね。
読んでいただき
ありがとうございました🌿.∘
