②脳が安心できる体にするために、まずやるべきこと
前回の記事では
「筋肉の緊張や痛みは、脳が体を守るために起こしている反応」
というお話をしました。
では次に、どうすれば脳は「もう大丈夫」と感じてくれるのか。
今回は
脳が安心できる体の条件について、少し具体的に整理していきます。
脳が安心できる体に必要な2つの要素
脳が体を安心して任せられる状態には、大きく分けて2つの条件があります。
それが
① 安定性があること
② 感覚の情報が足りていること
です。
① まずは「安定性の獲得」
脳はとても慎重です。
体が
・グラグラしている
・支えが弱い
・どこに力を入れたらいいかわからない
こうした状態だと、
「まだ危ない」「守らなきゃ」
と判断し、筋肉の緊張を強めます。
そのため、最初に必要なのは
体の中心が安定している感覚です。
ここで重要になるのが呼吸です。
呼吸で脊柱を安定させる
呼吸は
・横隔膜
・腹部
・肋骨
・骨盤底
と連動し、脊柱の安定性に大きく関わっています。
特に多いのが
・吸うことはできるけど吐けない
・胸や肩ばかりが動く
・お腹や背中が動かない
こうした呼吸です。
この状態では、脊柱を内側から支える力が弱く、脳は「不安定」と感じやすくなります。
まずは
吐ける呼吸
肋骨やお腹がゆっくり動く呼吸
を通して、「体の中心が支えられている」
という感覚を脳に伝えることが大切です。
② 感覚の入力で、情報量を増やす
もうひとつ大切なのが、感覚の入力です。
脳は
・触れている感覚
・動いている感覚
・どこに力が入っているか
といった情報をもとに、体の状態を判断しています。
ですが
・同じ姿勢が長い
・動きが少ない
・一部だけしか使っていない
こうした状態が続くと、脳が受け取る情報はとても少なくなります。
情報が少ないと、脳は
「よくわからない=危ないかも」
と判断しやすくなります。
感覚を入れるということ
感覚を入れるというのは、強く動かすことでも、きついトレーニングをすることでもありません。
・ゆっくり動かす
・支えている場所を感じる
・左右差に気づく
・呼吸と一緒に動く
こうした小さな情報を増やしていくことが大切です。
情報量が増えるほど、脳は
「状況を把握できている」
「コントロールできている」
と感じ、過剰な緊張や痛みを出す必要がなくなっていきます。
脳が安心できる体に近づくためには
・呼吸を使って、体の中心を安定させる
・感覚の入力を増やして、情報量を高める
この2つがとても重要です。
