タイトルの最後のひと言で、初心者の記事が読まれるか決まる話
夜、スマホでタイトルを5回書き直して、やっと投稿した下書き。なのに朝に開いてみると、ビューは3、スキはゼロ。
中身には自信があったのに、開かれてすらいない。これは本文の問題ではなく、タイトルの「最後のひと言」で止められているのかもしれません。
私も最初は、本文を直すことばかり考えていました。でも読者は本文を読む前に、タイムラインに並んだタイトルだけで「開くか、流すか」を一瞬で判断しています。そして見ているのは、たいていタイトルの後半なんですよね。
なぜ最後のひと言で読まれるかが決まるのか
通勤中にタイムラインを指でスクロールしているとき、あなたは1本のタイトルに1秒もかけていないはずです。読者も同じで、note の記事は最後まで読まれる前に、入り口で選別されています。在宅で書いていても、平日の通勤中に読まれていても、選別の基準は同じです。
ここには単純な仕組みがあります。タイトルの前半は「何の話か」を、後半は「自分に関係あるか」を伝えます。人は「自分に関係あるか」で開くかどうかを判断するので、後半、つまり最後のひと言が効きます。これが、読まれる記事と流される記事を分ける本当の原因です。
たとえば「note のタイトルの付け方」で終わると、それはただの説明です。説明には、急いで開く理由がありません。一方「note のタイトルで、開かれずに終わる人の共通点」で終わると、「あ、自分かも」と指が止まります。
最後のひと言が「説明」で終わっているか、「自分ごと」で終わっているか。読者の指が止まるかどうかは、この選択肢で変わります。
最後のひと言を、3つの型に分けて選ぶ
書いたタイトルの最後を、次の3つのどれかに寄せてみてください。手順としては、まず今の語尾を確認して、近い型を1つ選ぶだけです。
1つ目は、結果で締める型。「〜の方法」を「〜が変わる」「〜がそろう」に変える。読者は手順そのものより、手順を踏んだ後の景色で動きます。
2つ目は、問いで締める型。「〜のコツ」を「〜していませんか」に変える。問いは、読んだ人が頭の中で勝手に答えるので、自分ごとになります。
3つ目は、数字で締める型。「〜のポイント」を「〜する1つ」「〜を分ける3つ」に変える。数字は「これだけ読めばいい」という軽さを約束します。
穴埋めにするなら、こうです。今のタイトルの最後を見て、「最後のひと言を『______』に変える」の空欄に、結果・問い・数字のどれかを入れてみる。これは誰がやっても同じ結果になる、再現できる手順です。
書き換えたら、声に出して確認する
型を選んだら、最後に1つだけ確認します。書き換えたタイトルを声に出して読んで、「自分のことだ」と思えるか。思えなければ、まだ説明で止まっているサインです。
before は「読まれる記事の書き方」。after は「読まれる記事が、最後の1行で決まる理由」。同じ中身でも、後者のほうが指が止まります。
言葉ひとつで人の反応がここまで変わるのか、と最初に教えてくれたのが、コピーライティングの本でした。私はこれを読んでから、タイトルの一語をいい加減に決めなくなりました。
note のタイトルにそのまま当てられる言い回しも多くて、最初の数記事のうちに一度目を通しておくと、遠回りが減ると思います。
算数で見る、ひと言の差
ここで1つ、算数をしておきます。
同じ100人のタイムラインに流れたとき、最後のひと言を変えるだけで開封率が10%から20%に上がったとします。開く人が10人から20人に増える。
仮にその先で、1本を1,000円の有料記事につなげる導線を作っていて、開いた20人のうち5人に1人が買うなら、1,000円×4部=4,000円。無料と有料をつなぐ1本の線の手前で、届く人数が変わり、届いた先の数字も変わります。月10万は、こういう小さな差の積み重ねでしか近づきません。もちろん成果には個人差がありますが、入り口を整える設計は誰がやっても効きます。
今日やるなら
まず、過去に書いた記事を1つだけ開いてください。
最初に、タイトルの最後のひと言を確認する。「方法」「こと」「ポイント」で終わっていたら、それは説明で止まっているサインです。
次に、結果・問い・数字の3つの型から1つを選んで、最後だけ書き換える。本文は触らなくて大丈夫です。
最後に、書き換えたタイトルを声に出して読んでみる。「自分のことだ」と思えたら、それで十分。1記事、1箇所だけ決めれば、今日は前に進みます。
タイトルは、読者があなたの記事に出会う最初の1行です。最後のひと言を変えるだけで、同じ記事がもう一度、別の読者に届きはじめます。フォロワーがまだ少ない時期でも、タイトルで届ける相手を選べば、売れる記事への入り口は作れます。
