鉄壁の祖母 VS 病院に通院中の孫
祖母が、とききどき弱音を言う。
「もう私なんて死んじゃったほうがいいんだよ」
昔はこんなことを言う人ではなかった。
PMSのせいなのか、少し、イライラしやすくなっていたのかもしれない。
私、祖母の言葉に、ついにキレた。
「……それやめてよ!
あんたの娘が死ぬ直前まで見てるんだよこっちは!
死んでもいいなんて言わないでよ!
死んでいいわけないでしょ!
死んでいい人なんて誰もいないよ!
それ聞かされてこっちがどんな気持ちになるかわかんないの? わかんないわけないよね?!」
キレてるので、声は大きくなり、祖母の耳にも聞こえているはず。
しかし、祖母は黙っている。表情もそんなに変わらない。
こっちは涙目になっているのに。
私が、自分と同じくらいの年齢になったらわかる。その一点張りで、少し怒っていた。
祖母にしてみれば、言うことを聞いてくれない孫だ、くらいにしか思っていないらしい。こちらは反論する気も失せてしまった。真剣に、本気で祖母に言ったことが、なにひとつ祖母に刺さっていないのがわかった。
こんなに頑固で、人の話を聞かない人でもなかった。
ああ、こんな風になってしまったんだよ。
普通に会話したくても、私は地声が小さいし、早口だって全然直せない。もう無理だとあきらめている。
最近、私よりおばのほうが、祖母に対して接するのが上手なんじゃないかと思うようになった。
今日は、通院中の病院で、そろそろ通院をやめたいんだけど、みたいなことを言ったけど、診察後、結局、次の予約をすることになった。これはドクターが決めることだし、こっちの気持ちで、とはならないらしい。
いま通院してる病院、大門クリニック
(仮名。名前は、ドラマ『ドクターX〜外科医・大門未知子〜』からもらうことにした。シーズン3ぐらいまで見てました)
ときどき、「こっちの話ちゃんと聞いてる?」と思うことがあった。
ただ、今日は質問したことにけっこうちゃんと答えてくれた。
少し、マイナスだったドクター大門(仮名。男性)への印象がプラスになった。
でも、できれば今日で通院するのをやめたかったんだけどな。
過食した。夜の10時に、4回目の食事。
時間的にも太るし、体に良くないのはわかっている。
わかっているけどやめられない。
これ、アルコール依存症の人にとってのビールみたいなものなのかもしれない。ビールなんて、コンビニ行ったらすぐ買えるしね。
なんていうか、窓から投げ捨てたいような気分で、もうすぐ寝る時間になった。
でも、YouTubeを見ていたら、こんな動画があった。
名作ですよね、
『古畑任三郎』
祖母は、娘(私にとって、母親)がいなくなってから、
弱気になることが多くなった気がする。それは年齢も関係してると思う。
でも古畑さん言ってるもんね。
「やり直しちゃいけないって誰が決めたんですか」
私は母がいなくなってから、
自分を丸ごと投げ捨てようとはしなくなっている。そんな変化もあるんだと
わかっただけでも、だいぶラッキーだ。
私の言ったことは間違っていない、そう思いたい。
