アニメ観賞「攻殻機動隊STAND ALONE COMPLEX The Laughing Man(2005)」
神山健治さん監督作品の、アニメ「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX(2002)」全26話のうち、「笑い男事件」を「攻殻機動隊STAND ALONE COMPLEX The Laughing Man(2005)」として再構成された作品です。
今回はネタバレです。
唐突かもしれませんが、武智倫太郎さんの下記の記事を読んだこと、士郎正宗さんのイベントに参加したことから、本作品を観直しました。
本作品では、体や脳の機械化が進んだ世界観を持ちます。全身の機械化(体は義体化、脳は電脳化)が可能な世界です。非常に高度な情報社会です。
哲学的な作品です。
2025年現在では、すでに筋電義手が登場していたり、脳からの電気信号を用いた操作の臨床試験が行われていたりします。
「攻殻機動隊STAND ALONE COMPLEX The Laughing Man(2005)」としては、Wikipediaの紹介が分かりやすいでしょうか。
公式ホームページはこちらです。
描かれていた時代を過ぎています(2024年2月)。
劇場型犯罪です。
作中では幾つかの犯罪が発覚しておりますが、全ては述べません。
まずは視覚情報の不正な取得です(インターセプト)。個人の同意なしで視覚情報が盗み取られています。
次に電脳化の弊害としてごく一部の方に発生した「電脳硬化症」という病気に対して、効果の見られる薬が承認されませんでした。
一方で別の薬の認可が下りています。
この一連の比較論文を見つけた、凄腕のハッカーである「アオイ」が、利害関係者「アーネスト瀬良野」に真実を述べるよう誘拐、報道陣の前で拳銃で脅迫しましたが、真相は述べられず。
その後「アオイ」は逃走しますが、報道陣や監視カメラなど一連の画像/動画の全てにハッキングし、笑い男マークで認識をさせませんでした。
また模倣犯も、その後度々登場します。
が「アオイ」本人は、笑い男とは名乗らず、他人が名付け、その後利用しています。
「アオイ」は社会の在り方に絶望し、口を閉ざします。
が、「草薙素子」の属する公安9課の活動などに刺激を受け、行動を再開します。
しますが、同時に模倣犯も多数登場します。
最終的には武力的圧力がかかりますが、情報戦にて結果的な勝利を収めています。「肉を切らせて骨を断つ」と言ったところです。
本作品で利害関係や情報操作の怖さが描かれています。
今どき防犯カメラは至るところにありますし、スマートフォンのカメラからの情報発信など、様々です。
昨今だと生成AIの活用による不正利用なども顕著でしょうか。
象徴的なセリフはこちらでしょうか。
「世の中に不満があるなら自分を変えろ。それが嫌なら、耳と目を閉じ、口を噤んで孤独に暮らせ」
「耳と目を閉じ、口を噤んだ人間になろうと考えたんだ(I thought what I'd do was, I'd pretend I was one of those deaf-mutes)、だがならざるべきか?」(or should I?)」
攻殻機動隊STAND ALONE COMPLEX The Laughing Man(2005)
士郎正宗 原作 / 神山健治 監督
Production I.G.
逆説的ですが、「不満があるなら行動せよ。」と受け取れます。
「事実は小説よりも奇なり」ということわざもありますが、SF作品などに登場する技術も、時代を経るごとに既存の物になりつつありますね。
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