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キャリアコンサルタント試験の受験を検討している方へ ― JCDAの考え方と特徴をご紹介

こんにちは。日本キャリア開発協会(JCDA) 公式noteです。
いつもご愛読いただきありがとうございます。

今回は、私たちJCDAが大切にしているキャリア支援の考え方や、その特徴をご紹介します。
これから受講や受験を検討される方が、ご自身の関心や価値観と照らし合わせながら考えていく際の、一つの材料として読み進めていただけましたら幸いです。


はじめに


「どちらの試験団体で受験すべきか」

キャリアコンサルタント試験の受験を考え始めたとき、多くの方がこの問いに立ち止まるのではないでしょうか。

キャリアコンサルタント試験は、複数の団体によって実施されています。
いずれの団体も、厚生労働省が定めたキャリアコンサルタントの能力要件に沿って、それぞれの知見をもとに、公正な試験を通じてキャリア支援の専門家の育成に取り組んでいます。

近年、キャリアコンサルタントを取り巻く社会的な期待も、大きく変化しています。
厚生労働省の研究会報告書では、産業構造や就業構造の変化、DX・AIなどの技術革新、働き方や価値観の多様化を背景に、個人が自らキャリアを築いていく必要性が一層高まっていることが示されています。

こうした環境変化の中で、キャリア支援もまた、変化に対応したあり方が求められています。


養成講座・試験団体の選び方の考え方


「自分に合うかどうか」で選ぶという視点

養成講座・試験団体を選ぶ際、「価格」や「学習の利便性」などに目が向くこともあるかもしれません。

一方で、キャリアコンサルタントとして活動していくことを考えると、その教育機関や団体がどのようなキャリア支援観を大切にしているかという視点も重要になってきます。

キャリア支援は、正解を提示する仕事ではありません。
相談者がこれまでに積み重ねてきた経験を振り返り、社会とのつながりの中で意味づけ直し、これからの方向性を自ら考えていく ―― そのプロセスを支える専門性が求められる仕事と言えます。

養成講座や試験団体の選択は、単なる受験の入り口ではなく、
「自分は、どのような関わり方を大切にしたいのか」
「どのようなキャリアコンサルタントを目指したいのか」

そうした問いと向き合う機会でもあるように思います。


JCDAの考え方とその特徴


経験を意味づけ、成長につなげる支援

あくまで一つの視点ではありますが、JCDAがキャリア支援の中核に据えているのが、「経験代謝」という考え方です。

これは、経験を単なる出来事として整理するのではなく、その経験にどのような意味があり、自己概念の成長にどうつながっているのかを丁寧に振り返っていくプロセスを重視する視点です。

厚生労働省の研究会報告書においても、今後のキャリアコンサルティングでは、目の前の課題解決を支援する関わりに加えて、相談者が自ら将来のありたい姿を描き、成長し続ける力を育む支援の重要性が示されています。

その中で重要な観点の一つとして挙げられているのが、「自己理解」「仕事理解」「環境理解」を相互につなぎながら、「働くことの意味や意義」を本人が見出していくプロセスです。

JCDAの実技試験や学習プロセスでは、こうした内省を支える「対話の力」を大切にしています。
それは、話を効率的に整理する技術というよりも、相手の話を急いで結論づけず、安心して語れる関係をつくる力と言えるかもしれません。

実際の支援の現場でも、
「今すぐ転職すべきかどうか」
「どの選択が正しいか」
を判断する前に、相談者がこれまでどのような価値観を育み、何を大切に働いてきたのかを言葉にしていくことが、結果として納得感のある意思決定につながっていきます。


実務経験者の方へ


経験を「そのまま使う」から「意味づけ直す」へ

すでに人事やキャリア支援、相談業務に携わっている方の中には、「これまでの経験で十分ではないか」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。

一方で、研究会報告書では、キャリアコンサルタント自身に対しても、実践経験を理論や枠組みと結びつけながら振り返り、学び続ける姿勢の重要性が指摘されています。

JCDAでは、実務経験者の方にこそ、「一度立ち止まって経験を整理し、意味づけ直す」学びの機会が大切だと考えています。

その際の手がかりとなるのが、『JCDA公式 キャリアコンサルタント実技試験(論述・面接)学習ガイドブック』です。

ガイドブックは、試験対策としてのポイントだけでなく、
・どのような観点で相談者の語りを受け止めるのか
・どのように自己理解や内省を支えていくのか
といった支援の考え方を整理する構成になっています。

これまでの実務経験が、専門的な理論や概念と結びつくことで、「自分の支援には、こういう意味があったのか」という実感が生まれ、今後の関わりに対する自信や一貫性につながっていきます。

また、実務経験者であっても養成講座で学び直す意義は小さくありません。集合研修の場で多様な参加者と対話する中で、視野や視座が広がる点や専門職としての倫理や責任について改めて考える機会を得られる点も重要な学びとなります。


さいごに


ご自身の目指す姿に合った選択を

経済社会情勢の不確実性が高まる中で、キャリアコンサルタントには、個人の人生に寄り添う専門職であると同時に、社会・組織と人をつなぐ存在としての役割が期待されています。

どの養成講座や試験団体を選ぶかは、
「どのようなキャリア支援の考え方に共感するか」
「どのような専門職として歩んでいきたいか」
を考えるプロセスそのものでもあるように思います。

あなたは、どのような関わり方を大切にしたいでしょうか。

ぜひ、ご自身のこれまでの経験や、これから目指したい関わり方と照らし合わせながら、納得のいく選択をしていただければ幸いです。

JCDAの考え方に関心を持っていただけましたら、まずは 『JCDA公式 キャリアコンサルタント実技試験(論述・面接)学習ガイドブック』 をご覧いただくのも一つの方法です。そのプロセス自体が、すでに一つの「経験代謝」の機会になるかもしれません。



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