なぜ人は、自分の人生を語るのだろう――『大原私家版「金の糸」ワークショップ』で深める「金の糸」の魅力
こんにちは。日本キャリア開発協会(JCDA)公式noteです。
いつもご愛読いただきありがとうございます。
今回は、この秋も福岡/広島/大阪/東京の全国4都市で開催する『大原私家版「金の糸」ワークショップ』をご案内いたします。
人生すごろく「金の糸」を体験したあなたに
人生すごろく「金の糸」を体験したことのある方なら、一度は不思議な感覚を味わったことがあるのではないでしょうか。
忘れていたはずの記憶がよみがえったり、自分でも気づいていなかった想いに出会ったり。誰かの人生の物語に耳を傾けながら、自分自身のことをあらためて考えていた。そんな経験をされた方もいらっしゃるかもしれません。
なぜ人は、自分の人生を語るのでしょうか。
そして、
なぜ過去を振り返ることが、これからの人生を考えることにつながるのでしょうか。
この秋開催される、JCDA大原良夫特別顧問(前理事長)による『大原私家版「金の糸」ワークショップ』は、そんな問いと向き合う時間になりそうです。
「私家版」に込めた大原氏の思い
「私家版」という言葉には、本来、個人で出版されたものという意味があります。しかし、大原氏がこのワークショップで用いる「私家版」には、もう少し違った意味合いが込められています。
長年にわたりキャリア支援の実践に携わる中で考え続けてきたこと。
「金の糸」を通じて見えてきたこと。
そうした経験をもとに、
「私は「金の糸」をこんなふうに考えているのですが、一緒に体験してみませんか」
という呼びかけとして生まれたのが、このワークショップです。
「金の糸」の進め方を学ぶだけではなく、その背景にある意味や可能性を参加者とともに探究していく――そんな大原氏ならではの視点が、このワークショップの魅力の一つです。
「金の糸」は「キャリアの玉手箱」
大原氏は、「金の糸」を「キャリアの玉手箱」のようなものだと語ります。
自己理解、他者理解、アイデンティティ形成、キャリア形成――
「金の糸」を体験すると、自分が大切にしてきた価値観や人生のテーマが見えてくることがあります。また、他者の語りに触れることで、自分とは異なる人生への理解が深まることもあります。
一つのワークの中に、キャリア支援に関わるさまざまな要素が詰まっている。だからこそ、多くの方が「金の糸」に魅力を感じるのではないでしょうか。
今回のワークショップでは、その魅力をより深く理解するために、三つのテーマを中心に学びを深めていきます。
「自伝的記憶」から自分を見つめる
私たちは日々たくさんの出来事を経験しています。
けれども、そのすべてを覚えているわけではありません。
それでも、なぜか忘れられない出来事があります。
何度も思い出す場面があります。
こうした人生の記憶を「自伝的記憶」と呼びます。
どのような経験を私たちは大切に抱え続けているのか。その記憶は、今の自分とどのようにつながっているのか。「金の糸」を通して人生を振り返ることは、自分自身を見つめ直すことでもあります。
本ワークショップでは、この自伝的記憶という視点から、「金の糸」の持つ意味を考えていきます。
過去と未来をつなぐ「時間展望」
「金の糸」では、過去の出来事だけを振り返るわけではありません。
小学生の頃の夢、中学生の頃の憧れ、これから実現したいこと。人生を振り返りながら、自然と未来にも目が向いていきます。
過去は過去、未来は未来として切り離されているように見えますが、実際には深く結びついています。私たちはこれまでの経験を手がかりにしながら、これからの人生を描いています。
本ワークショップでは、「時間展望」という視点を通じて、過去を見つめることが未来を考えることにもつながっていることを学んでいきます。
人生を語ることに意味はあるのか
大原氏は長年のキャリア支援の現場で、
「自分の生い立ちなんか話して何になるんだ」
という言葉を耳にしてきたといいます。
確かに、過去を語ったからといって、すぐに何かの資格が取れるわけではありませんし、目に見える成果が得られるわけでもありません。
それでも、人は自分の人生を語ります。そして誰かに受け止めてもらうことで、自分自身への理解を深めていきます。
大原氏が大切にしているのは、この「語り」の意味です。
自分の経験を言葉にすること。
誰かの経験に耳を傾けること。
その営みには、人が自分らしく生きるための大切な力が含まれているのかもしれません。
本ワークショップでは、「語ること」「聴くこと」についてもあらためて見つめ直していきます。
サイコロを振らない「金の糸」
このワークショップには、もう一つ大きな特徴があります。
それは、「サイコロを振らない」ことです。
大原氏が独自に作成したワークシートを活用しながら、自分自身の経験を振り返り、参加者同士で対話を重ねていきます。
いつもの形式とは異なるアプローチから、「金の糸」の魅力をあらためて味わう機会となるでしょう。
何度も「金の糸」を体験している方であっても、新たな発見が生まれる内容になっています。
「金の糸」の魅力を、もう一歩深く
今回のワークショップで大原氏が参加者に期待していることがあります。
それは、自伝的記憶を語ることの意味を実感すること。
そして、「金の糸」の本質への理解を深め、魅力を再確認することです。
「金の糸」をもっと深く理解したい方。
ファシリテーターとしての実践を深めたい方。
アワードへのチャレンジを考えている方。
あるいは、「なぜ人は人生を語るのか」という問いに関心のある方。
この秋、『大原私家版「金の糸」ワークショップ』で、「金の糸」の新たな魅力に出会ってみませんか。
過去をひもとき、未来を見つめ、人の語りに耳を傾ける。そんな豊かな時間が、皆さまを待っています。
▼紹介ページはこちら(お申し込みもこちらからできます)
▼プログラム
オリエンテーション
1)「金の糸」アワードから見えてくる「金の糸」の可能性、効果について
2)自伝的記憶について
3)時間展望について
4)語りについて
▼実施形態・開催日程・会場
■福岡開催
日時:2026年10月10日(土)13:00~17:00
会場:パピヨン24
■広島開催
日時:2026年10月12日(月・祝)13:00~17:00
会場:広島オフィスセンター
■大阪開催
日時:2026年11月23日(月・祝)13:00~17:00
会場:トヨペットエンタプライズ
■東京開催
日時:2026年11月28日(土)13:00~17:00
会場:東京 JCDA大研修室
◇定員 24名
◇受講料 会員7,700円(一般10,780円)
◇CDA更新ポイント 15ポイント
▼ホームページ
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