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資格取得後の最初の一歩「仲間と学ぶキャリアカウンセリング」 ― JCDAピアトレーニングの魅力と3つのプログラム

日本キャリア開発協会公式noteです。
いつもご愛読いただきありがとうございます。

国家資格キャリアコンサルタントを取得後、みなさんはどのようにしてスキルを磨いていますか。
更新講習、スキルアップ講習、自主勉協会、あるいは実践の場など、様々な場面でカウンセリングスキルを鍛えていらっしゃると思います。

例えば、実践の機会が少なく、講習で知識を身に付けることはできているものの、実際の相談を受ける場面からは遠ざかってしまい、自分のカウンセリングスキルに自信が持てない……そんな不安を感じていませんか?

あるいは、お仕事で何人ものキャリアカウンセリングを行う機会があるものの、そのたびに自分一人で相談を受けているため、「本当にこの対応でよかったのだろうか?」「もっと上手にカウンセリングができたなら…」「他の人だったらどのように関わるだろう?」といった不安や疑問を抱くことはありませんか?


資格取得後に、キャリアカウンセリングスキルを磨く・維持するため、自分のカウンセリングスタイルを確かめるため、カウンセリングが我流になっていないかを確かめるため、有資格者同士のトレーニングの場を求めている方はたくさんいらっしゃいます。

「いつか目の前に現れる相談者のために、常にスキルを磨き続けたい」

そんなみなさんの声に応えるため、私たちJCDAでは「ピアトレーニング」という機会を提供しております。今回はこのピアトレーニングの3つのプログラムをご紹介します。



ピアトレーニングとは


ピアトレーニングは、キャリアカウンセリングを学ぶ仲間同士が集まり、相互に学び合う場です。「ピア(peer)」には『仲間』『同等』という意味があり、同じ目的を持つ会員が気軽に参加できる無料の学びの機会として、JCDAが提供しています。現在は集合型に加え、オンライン開催も増えており、全国どこからでも参加可能です。

運営を担うのはJCDA認定ピアファシリテーター(PF)。PFは講師やインストラクターではなく、学びの場を円滑に進める促進者であり、参加者の気づきを引き出し、相互理解を深める役割を担います。PFは選抜されたCDA会員で、養成研修やブラッシュアップ研修を通じてスキルを磨き、無償で活動しています。

ピアトレーニングの特徴は、少人数で実践的な練習ができることです。全国の支部・地区会が主催するほか、自主勉強会でも導入可能で、経験代謝ピアトレーニングは6名以上、ピアワークショップや「金の糸」ピアトレーニングは3名以上で開催できます。

参加者からは次のような声をいただいています。

  • 「仲間で学ぶ雰囲気が心地よく、相談者の語りが深まる様子を体験できました」

  • 「正解を求められる研修と違い、意見交換が楽しい。終わった後は『また参加したい』と思えました」

  • 「経験代謝を意識した関わりを学び直し、仕事のバランスを取るきっかけになりました」

ピアトレーニングは、試験対策や座学とは異なり、仲間と共に実践を通じて学び、キャリアカウンセリングの本質を深める場として、次の3つのプログラムで構成されています。


1.経験代謝ピアトレーニング


JCDAでは2002年よりピアトレーニングを実施し、2010年からは「経験代謝」の概念を取り入れたプログラムを展開しています。本トレーニングは、相談者の自己概念の成長を促すため、悩み(ゆらぎ)に着目しながら「経験の再現」を意識したロールプレイングを中心に構成されています。

特徴は、CDA役・相談者役に加え複数のオブザーバーを配置し、2回のセッションで進行する点です。1回目と2回目の間に、オブザーバーが相談者の自問自答を促す問いを共有し、より深い振り返りを実現します。最後には、参加者全員で「相談者のゆらぎに意識を向けられたか」を確認し、CDAとしての関わりを学びます。

単なるロールプレイにとどまらず、経験代謝の視点から「いまここ」にいる相談者を理解し、実践的なスキルを磨く機会です。


2.ピアワークショップ


「自分のキャリアカウンセリングスタイルを見つめよう」をテーマにしたピアワークショップは、単なる事例検討会ではありません。自分が担当したキャリアカウンセリング事例を仲間(ピア)と共有し、情報交換をしながら、CDAとしての関わりや自己概念を振り返ることを目的としています。

特徴は、参加者全員が自分の事例を検討できる点です。基本構成は、参加者5名に対し1名のピアファシリテーターが担当し、事例提供者が「他のCDAに一番聞きたいこと」を引き出し、さまざまな視点で検討を促します。事前準備として、参加者は専用の事例準備シートを作成し、検討の質を高めます。

このワークショップでは、事例を通して「自分自身がどのように見えるか」を探り、CDAとしてのスタイルや関わり方を深く理解する機会を提供します。仲間との対話を通じて、新たな気づきや成長を得られる場です。


3.金の糸ピアトレーニング


人生すごろく「金の糸」は、すごろくゲーム形式で自己探索を行うツールです。小学校時代からの経験を「語る」「問いに答える」「考える」「書く」ことで言語化し、自分らしさの源である『金の糸』を明確化します。ゲームを通じて、好きだった教科や思い出に残る行事などをグループで共有しながら、キャリアカウンセリングの本質を体験できるのが特徴です。

このプログラムでは、キャリアカウンセラーとしての成長やカウンセリング構造の理解を深めることができます。オンライン版では、小学校時代・中学校時代に焦点を絞り、楽しみながら自己理解を促進します。

自分の『金の糸』を探りたい方、学生支援に関わる方、すごろく体験を通じて自己理解を深めたい方などにおすすめです。過去の受講者からは「楽しみながら自分の金の糸が見つかった」「記憶を丁寧に振り返ることで自己理解が深まった」と好評です。


ピアトレニングに参加するには


JCDAが主催するピアトレーニングは研修申込サイトLeafからお申し込みください。(JCDA会員のご登録が必要です)

また、全国の支部地区が主催するイベントもございます。詳しくは支部からのお知らせをご覧ください。


ピアファシリテーターになるには


ピアトレーニングの場を運営するのは、JCDAが認定したピアファシリテーターです。毎年1回募集が行われ、オーディションに合格した後、養成講座を修了したうえで、ピアファシリテーターとしてデビューします。
仲間=ピアでの学びの場をファシリテートする経験はかけがえのない貴重なものです。現在、65名のピアファシリテーターが全国で活動しております。

現在、第34期ピアファシリテーターを募集しております。
応募受付は2025/12/8(月)まで。詳細はこちらをご覧ください。


最後に


私はピアトレーニングに毎月参加しています。
「自分一人では気づけないことも、仲間=ピアと一緒なら気づける」――そのような感覚をいつも抱きます。
「CDA同士、仲間とつながり学び合う場」を仲間の一人として一緒につくり上げていくことに、何物にも代えがたい喜びを感じています。

何より無料で、何度でも参加が可能なことはありがたいことです。
ぜひピアトレーニングにご参加ください。


▼ピアトレーニングについて


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