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kopailog
顔のない問いさん捧ぐ詩④〜魔法使いに弟子入りしたんだ〜
ねえ聞いて!
僕ね
魔法使いに弟子入りしたんだよ!
僕の師匠は魔法使い
呪文を唱えて命令するよ
「自己分析」
「自己観察」
「自己理解」
さあ使い魔を召喚だ!
使い魔たちを使役して
僕の師匠は深淵を見る
いくつもの魔法を生み出しては
それを魔導書に記載していく
まだ見ぬ誰かのために
その誰かが困らないように
祈りにも似た思いが
僕の師匠を動かしているんだ
僕の師匠は魔法使い
呪文を編むのもお手のもの
「思考の迷宮化」
「文の螺旋構造」
「意味の入れ子」
さあその呪文で
虚構の回廊を構築するぞ!
問いの迷宮を構築して
誘い込まれた人を惑わすんだ
迷った人は酔ったみたいに
自分自身と向き合うんだ
本当の自分とは?
社会的生存戦略とは?
大人はなぜ笑うのか?
問いの迷宮には
問いが溢れてる
自分で考える力をつける
そのための問いが
迷宮の奥にひしめき合ってる
ねえ!聞いて
僕ね
魔法使いに弟子入りしたんだよ!
まだ見習いにもなってないけど
師匠はとっても格好いいんだ
いつも黒い布に身を包んで
顔をマスクで隠してるけど
そのマスクの下の優しい笑顔が
なんだか僕には見える気がするから
その背中の大きさに
なんだか僕は憧れるんだ
凄いことをしてるのに
とっても謙虚に疑ってる
いつも鋭い視線と
ぶっ飛んだ思考能力
そこから導き出される問いで
最高の呪文を編み込むんだ
ねえ!聞いて
僕ね
魔法使いに弟子入りしたんだよ!
まだ呪文は唱えられないけど
まだ使い魔は召喚できないけど
師匠の背中を追いかけてたら
僕も魔法使いになれるかな
自分がワクワクするような
他人をワクワクさせるような
そんな使い魔が召喚できる?
そんな呪文をとなえられる?
そして最後には迷宮を
構築して怪物を置くんだ
師匠は問いの迷宮だけど
僕は何の迷宮にしよう?
ねえ!聞いて
僕ね
魔法使いに弟子入りしたんだよ!
ねえ!聞いて
僕ね
魔法使いに弟子入りしたんだよ!
