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【淡水湖にある日本唯一の有人島】滋賀県近江八幡市~日本最大の湖、琵琶湖にある沖島その①沖島港周辺部~

今回は日本最大の湖である琵琶湖にある日本唯一の有人島、沖島を全三回に分けて、お届けしたいと思っておりますのよ。ご存知だとは思いますが、琵琶湖は滋賀県にあります。

沖島は割りと以前から行きたいと思っていた「島」のひとつでした。生憎、この日は珍しく天候に恵まれませんでしたが、第一回は、沖島港周辺部、いってみたいと思います。

沖島は、橋がかかっていない「島」なので、滋賀県近江八幡市にある堀切港から船に乗ります。堀切港から徒歩5分のところに沖島来島者専用駐車場がありますので、そちらに車を停めて、いざ「港」へ。おとなは往復1,000円だったはずで、船に揺られること10分ほどで沖島港へ到着です。

さてさて、いきなり到着してしまいました。もうっ!もう少し旅ガイドっぽく、乗船前の堀切港や乗船中の写真を撮っていたら良いのにね。今後、気を付けます。

僕的には珍しく、それほど前情報を入れずに訪れたのですが、沖島港に着いた瞬間にテンションは爆上がりでした。そもそも、僕は「港」が大好きだという事もあるのですが、次の写真の景色を見た時にここはヤバいぞとなりました。

ちっさ。写真が悪いですねー。遠くに見える船の奥に小さいテント小屋?のような建物が並んでいるのが見えますでしょうか?見えない?安心してください。のちほど、嫌というほど見られます。この光景を目にして、すでに沖島に来て良かったとさえ思っていました。

港の目の前には「沖島漁業会館」なるRC造の勇ましい建物が。会館内の休憩スペースで「沖島よそものコロッケ」や「沖島どんぶり」など沖島の味を堪能する事ができます。また、鮒寿司や作り立ての湖魚佃煮なども販売されており、お土産にもオススメだそうです。ちなみに、2025年冬~2026年初秋にかけ大規模改修を行われているそうですよ。

さて「おきしまもんてみてMAP」で全体像を確認しましょう。ちなみに「もんてみて」は、沖島の方言で「戻ってみてね」「帰ってきてみて」という意味だそうです。

今回は最初に書いた通り沖島港周辺を回りたいと思います。地図で言うと、真ん中辺り。

早速ですが、さきほど、船からの写真の奥に小さく写っていたテント小屋?が密集しているエリアに一目散に向かって来ました。

なんだこれは。行った事はないのだけれど、東南アジアの雰囲気がするぞ。よく見ると、これは漁師さんが漁具を置いたり、作業をしたりする「漁師小屋」だという事がわかる。

「漁師小屋」は大好物なので、今までにもいくつか訪ねましたが、このスタイルは初めて。格好良すぎやしませんか?言い方は悪いかもしれませんが、いやさ、超褒めて書くとすれば、これで事が足りるのであれば、過剰な建物は要らないよね?なのです。

美し「漁師小屋」を見ながら、僕の好きな建物の定義に成りつつある言葉をふたつ紹介しておきましょう。

ひとつめは「何かのためだけに造られた建物、専門性の高い建物は他の追随を許さない美しさを放っている。」ここも完全に放っているのです。

ふたつめは、建築のブルーハーツ的な美しさ。「設計とか建築とか不動産が、どんどん進化していって、どんどん新しいモノを、まだまだ見たコトないモノをってなっていってるけれど、単純に子ども増えたな、部屋が足りなくなったから作ろうか、材料なんかある?とかいう、単純で純粋な気持ちのレベルで増築されたりした初期衝動のように生み出された建物は美しく、その根源的な美しさとか、原点回帰的な美しさ、清さ。を持つ建物」を指します。そう、プリミティブな、原始的で素朴なデザインが美しいのです。

いつも、この文章が長いなと思っていたので、AIさんに簡潔に書いてもらいました。「設計や建築が進化しても、家族が増えたから部屋を足す——そんな素朴な衝動から生まれた建物にこそ、根源的な美しさがある。」まぁ、そんなところです。

また、世代の違う方やご存じない方のために、ブルーハーツとは、伝説のプリミティブなロックバンドなのですよ。うーん、合っているかな?と思い、AIさんに尋ねてみました。

ブルーハーツとは「不器用なまでにまっすぐで、聴く人の孤独や悲しみに寄り添い、生きる勇気と情熱を与えてくれる伝説のパンクロックバンド」だそうです。

見事にその両方に合致しておりますですな。ああ、美しい。

ちなみに沖島の産業というと、淡水漁業と水産加工業で、琵琶湖の湖魚(アユ、ビワマス、ゴリ、スジエビ)の漁獲量約4割を占めるほか、名産の「ふなずし」や佃煮の製造が盛んで、島内の約85%の世帯が「沖島漁業協同組合」に加入する漁師の「島」なのです。

中でも、えり漁や刺し網漁で琵琶湖固有種(アユ、フナ、スジエビ等)を水揚げする伝統的な淡水漁業が息づいているとのこと。

「島」については、以前に書いた事があると思うのだけれど、「島」は臭い物に蓋をするじゃないですけど、昔から島流しって言葉があったり、不都合なモノを隠したりするのに、お上にとって都合が良いのですね。

実際ここ沖島も、室町時代に足利義政の愛妾・今参の局(いままいりのつぼね)が流罪となった場所として知られています。

「島」には、人類?では大きすぎるかな?日本人なのかな?が気付かないようにされているけれど、実は知っておいた方が良い史実なんかが隠されている事が多いのです。いや、やはり、それは世界的にも言える事だな。なので、人類で合っていましたね。

今時はインスタとかSNS全盛の時代なもので、キレイなものばかりが並べ立てられているので、清濁合わせて咀嚼しないとバランスがおかしくなってしまうから、敢えて、濁の情報も多めに入れるようにしているのです。というわけで「島」に足が向いてしまうのです。清の情報は放っておいても入ってくるのですけどね。

意外と知られていないかも「島」エピソードでいくと、隠岐、伊豆諸島、佐渡島は島流し、流刑の「島」だったり、豊島、直島は産廃の「島」だったり、長島、大島は国立療養所の「島」だったり、大久野島は毒ガス製造の「島」だったり、友ケ島は砲台の「島」だったりといろいろたくさんあるのですよ。

そういう部分を知っておきたいという点とガラパゴス諸島じゃないけれど、動植物だけでなく「まち」や「建物」がその「島」ならではの独自色を強めているところが多い点。そして「島」には僕の好きな「港」が付き物だったり。

ええ、というわけで、わたしは「島」が大好きなのです。

おっと、そうこうしている間に「美し倉庫群」がお目見えしております。「美し倉庫群」さん、こんにちは。

最高じゃないですか?この塗装の経年変化具合なんて、つくろうと思っても、なかなかできるもんじゃない。

ちゃんと現役で使われている倉庫もあるのですよ。漁師さんと思しきおじさんが倉庫の奥で何やら作業をされていました。というわけで、これも広い意味での「漁師小屋」と呼べるかもしれません。

ああ、格好良い。うん、格好良い。「港」周りはこういう建物が多いのが魅力のひとつで、漁業をされている「島」の「港」に着くと、本来の訪問の目的を忘れ、しばらく「港」近くをうろうろしてしまう事も少なくありません。

ああ、なんて美しいんだ。すみませんね。こんな写真がしばらく続いているのですが、断腸の思いで、めちゃくちゃ選びに選んで、この枚数なのです。

ここのどれくらいの区画が現役で使われているのかはわからぬのですが、こういう建物を再生、リノベして、倉庫カフェや道の駅ならぬ、海の駅ならぬ「湖の駅」をやったら、話題沸騰だぜ。

外部から来た人がやるのも良いのだけれど、どうせなら「島」の住民でお金を出し合って、新しい事業が立ち上がり、ちゃんとお金が回る仕組みが作れたら、なお良い。そうだ島内の約85%の世帯がに加入している「沖島漁業協同組合」主導でできたら最高だ。

こういう美し倉庫が14棟も建っていましたのよ。

ちなみに今回の沖島は日帰り、わずか3時間半の滞在にも関わらず、実に616枚の写真を撮りました。ええ、すべて建物ですが、何か?おそらくですが、全建物を撮った可能性すらありますよ。なので、苦渋の決断で選びに選んで、この枚数なのです。

フナズシのフォントが素晴らしいのです。もはや、フォントなのか?ちなみにこの建物自体が「増築」ですね。期せずして、増築大好き人間の琴線にも触れてきます。デカ倉庫に寄り添ういじらしさがあります。

「美し倉庫」と「美し漁師小屋」の美しハモリが奏でられています。

ちなみに、美しユニゾンと表現しようとして、改めてユニゾンの意味を調べましたところ、同じ音程・同じメロディを複数人で同時に歌うことを意味すると。つまり、全員がまったく同じ旋律を歌っている状態です。おお、違うなと。

では何だ?調べましたところ、ハモリが該当しそうです。

ハモリとは、主旋律とは違う音程で同時に歌う技法のことを指します。主旋律に対して3度上や5度上といった別の高さの音を重ねることで、楽曲に奥行きや彩りが生まれます。

おお、言いたい事はこれだと。ちなみに、びっくりしたのですが、ハモリやハモるは良く聞いたり使うのですが、調べた時にハモリ(Harmony)となっていて、そうか!ハーモニーする事をハモるというのかと妙に納得していまいましたとさ。こんな事に文字数割くなよ!ってね。

「おきしま資料館」さんがありました。沖島の歴史と現在や沖島の漁業を中心に、石材業、農業についての資料なんかが展示されていました。ちゃんと写真は撮ったのですが、長くなるので割愛しました。興味のある方はぜひ訪れてみてください。

「美し漁師小屋群」「美し倉庫群」から離れられずにいて、この記事の折り返し地点を過ぎた辺りなのですが、ようやく、沖島の建物たちが初お目見えです。「美し波板建築」なのです。

早い段階で出てきてしまって、みなさま実感が湧かないとは思うのですが、沖島では珍しいと思われるRC造平屋の建物。

こういうスタイルが沖島スタンダードと言える「美し波板建築」ですね。ここは波板と蔦のコラボがとても美しい。

ああ、もう最高だな。僕的には、めちゃくちゃ褒めた表現で、誤解を生まなきゃ良いなと祈りながら書きますね。ここには、もはや海賊が住まわれているのだと思います。

沖島は「波板建築」が美しかった印象がとても強い。基本的に「島」や「港町」にも多いのだけれどね。「島」ではトタン波板が使われている事が多く、理由もうっすら知っていたのですが、念のために調べてみました。

離島でトタン波板が多く使われる最大の理由は、「優れたコストパフォーマンス」と「圧倒的な施工・メンテナンスのしやすさ」だそうです。

はい、知っていました。気になる点があるので、もう少し掘り下げますね。

左手には「近江八幡市消防団艇庫」が見えます。後に書く事になると思うのですが、沖島内は道路幅が狭いので、自動車やバイクは1台も走っていませんので、消防に関しても、消防車ではなく、消防艇になるのです。

さきほどのトタン波板の「優れたコストパフォーマンス」と「圧倒的な施工・メンテナンスのしやすさ」について掘り下げてみましょう。

・物流コストと調達の手軽さ
離島では資材の運搬費が非常に高く、場合によっては材料費より高額な船賃がかかります。軽量なトタン波板は大量にまとめて運びやすく、在庫を切らさずに入手できるため経済的です。
→ええ、存じ上げておりました。

・強風・台風への強さ
板を波状に加工(プレス)することで、鉄板が薄くても強度を飛躍的に高めています。強風に耐えうる頑丈さを低コストで実現できる点が大きなメリットです。
→そうなの?徳之島では台風でトタン屋根が吹っ飛んだであろう建物をたくさん見たんだけどなー。

・軽さと施工のしやすさ
軽量なため高所への運搬や取り付け作業が容易であり、専門の職人がいない離島でもDIYや地域の共同作業で簡単に補修・張り替えができます。
→はい、存じ上げておりました。

・塩害対策のしやすさ
「トタン(亜鉛メッキ鋼板)」自体は錆びやすい弱点がありますが、塩害の厳しい離島では定期的な塗装メンテナンスが前提で使われます。金属の中では比較的安価に補修材を手配できるため、こまめに塗り直しながら長く使い続ける文化があります。
→これこれ。海の港近くでよく見ていて、錆びやすいから適してないんじゃないの?と思っていたけれど、塗装メンテナンス前提なのだなと。理解しました。

「近江八幡市消防団艇庫」の正面まで来ました。おいおい、冷静に考えると「水上建築」だよなと。今回の沖島三部作に今後出てくるのですが、ボートを何隻か繋げて、湖上に浮かべたモノ、正確に言えば「水上建築」ではないモノが出てくるのだけれど、今回は基礎がRCっぽいので、完全に僕の興味のある「水上建築」!

この辺りも隙間から湖面が覗いているっぽいので、湖上に浮かぶ式の湖上建築?湖上プランターかなと。

ほれほれ。わかりやすい写真を探しに行き、見つけて来て、わざわざ掲載しましたよ。これこれ。おそらく、この植物の下に地面はなさそうだから、湖上プランターよね。ちなみに、左側すなわち目の前にあるのは湖なので、波の心配がなく、写真でわかるように堤防がめちゃくちゃ低いのです。

「美し波板建築」湖岸エリアに多かった印象。

意味がわからない小屋です。小さくてかわいくて、キュンとするのですが、何だコレ?です。漁具入れでしょうか。

この辺りは実は一枚目に掲載した側の写真奥にあったテント小屋群です。小さくて流し見してしまっていたと思いますが。実は僕もこの逆側にたくさんあったので、そちらの存在には気付いていたのですが、こちら側はここに来るまで気付いていなかったのです。ええ、「美し漁師小屋」なのです。国が違えば、家でも通用しますよね。

反対側ほど数はなかったけど、こちらの「漁師小屋」たちはしっかりめで大きめでしたのです。

沖島港屋」さんという良い感じのお店がありました。ワイフはなにやら佃煮的なモノを購入していましたよ。お店の情報を少々。「琵琶湖の魚を皆様に味わっていただきたくお店を始めました。また皆様によりよい食材でお食事していただく為に、お店を完全予約制とさせて頂いております。」だそうです。

大前提「島」は独自の文化を育む土壌があるとは思っていますが、沖島もなかなかの独特の雰囲気がありました。

「美し波板建築」先ほど少しだけ言及したのですが、沖島の島内には自動車が走っておらず、信号機もありません。島民の生活エリアは非常にコンパクトなため、主な移動手段は徒歩または三輪自転車に限られているのです。

後ろに見えている瓦屋根の建物が元々の建物で手前にある階段が付いている建物は「増築」ではないでしょうか?更に手前の色の変わっているところは、その更なる「増築」ではないかと。ああ、僕は色弱なので、あえて何色のとは言及しません。

この写真なんかは国も時代すらもわからないレベルの雰囲気があります。

「美し波板建築」なのですよ。沖島は実に魅力の金太郎飴状態でどこを切り取っても「美し波板建築」が目に入る感じです。エリアにもよりますが。

珍しカラーの「美し波板建築」。「波板建築」は海沿いや港近辺でよく目にするのですが、水辺だからなのか、青っぽい塗装をされているイメージが強いです。

カオスなのです。

テント式「漁師小屋」with 蔦ですね。

今回はここまで。次回は沖島その②東部をお送りしたいと思います。

地図&注意事項

迷惑にならないように、くれぐれも人がおられる時はカメラを向けない。挨拶をする。ルールを守って楽しませてもらいましょう。

撮影に際して、特別な許可を得ていたり、特別な撮影方法を試みていたり、特殊なトレーニングを積んでいたり、する場合がありますので、良い子は真似をしてはいけませんよ。
※2024年9月撮影

堀切港おきしま通船乗船場

沖島


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