みやざき農業女子 #02
皆さま、こんにちは!
NOSAI宮崎です。
NOSAI宮崎公式noteがお届けするコラム「みやざき農業女子」では、宮崎県内で農業に励む女性農家さんの農業への想いやライフスタイルなどについてご紹介します。
今回、登場するのは…宮崎県新富町で ”酪農” に携わる本部さん✨
生まれたときから近くに牛がいるのが当たり前の環境だったことから、ごく自然に酪農の道を選んだという本部さんに、たっぷりお話しを伺いました。
ぜひ、最後までご覧ください。
ーまずは経営内容について教えてください。
新富町で家族とともに搾乳牛300頭、育成牛80頭を飼養しています。

ー本部さんが就農を決意したきっかけは何でしょうか?
幼いころから、祖父母や両親が酪農に励む姿を間近で見て育ってきました。その背中を追うように、高校卒業後は岡山県にある酪農大学校へ進学。卒業論文のテーマには実家の牧場を選び、調査や研究を重ねる中で、牧場が抱える現状や課題をあらためて知ることになりました。それと同時に、「自分も少しでも力になりたい」という思いを強くするきっかけにもなり、就農を決意しました。
もちろん、農業は大変だということを承知の上で就農したつもりでしたが、実際に働いてみると想像以上。体力的にも精神的にも厳しさを感じるとともに、これまで牧場を守り続けてきた祖父母や両親の努力を身をもって感じ、あらためて深い尊敬の気持ちが芽生えました。

ー酪農に携わる上で心掛けていることは?
牛乳は人の口に入る食品です。そのため「常に清潔に保つこと」を一番に心がけています。特に搾乳の際は、乳頭を綺麗にしてから搾るなど徹底しています。牛も人も安心できる環境を整えることが、消費者の信頼につながると思っています。
ーやりがいを感じる瞬間は?
私は受精師の資格を持っており、種付けを任されています。無事に受胎させることができた時はとても嬉しく、大きなやりがいを感じます。ちょうど研修期間中に受胎させた牛たちが次々に出産を迎えており、その子牛たちの成長を見守るのが毎日の楽しみです。自分が関わった牛には特に思い入れがあり、まるで母親のような気持ちで見てしまいます。一頭一頭にエピソードがあり、日頃から思い出しながら接しています。

ー普段の作業の中で身についた特技があるとか?
そうなんです。小さいころから牛が身近にいたおかげか、顔を見なくても搾乳の際に乳頭や乳房の形で「あの子だ」と分かるんです。酪農家ならではの特技ですね(笑)
ー学生時代の思い出は?
大学生の時に、JA全農主催の第17回『酪農の夢』コンクールで優秀賞をいただきました。幼い頃に経験した「口蹄疫の被害」と「ゼロからの酪農経営再開」などについて、酪農に対する思いを率直につづった作文です。自分の気持ちを形にできた貴重な経験となり、就農への決意を後押ししてくれました。
▼本部さんの朗読発表の動画
ー最後に本部さんの今後の目標を教えてください。
牛の事故を減らし、牛の命をできるだけ長くつなぐことが目標です。せっかく生まれてきたのだから「生まれてきてよかった」と思ってもらえるよう、精一杯の愛情を込めて接したいと思います。
また、繁殖の面では受胎率の向上が課題です。父が担当した牛の受胎率に比べると、私の成績はまだまだで、経験不足を痛感します。それでも、父から技術を学びつつ、一歩ずつ成長して、いつかは追いつき追い越せるよう頑張っていきたいです。



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