〔仕事の作法 -平成版-〕PPM(プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント)のおさらい
会社に勤めていたころ、新入社員や中堅社員の方々を対象にお話ししていたネタのシートを、1日に1シートのペースでアップしていきます。
“平成時代” のノリなので、今の時代にはマッチしない「昔語り」の内容ですが、noteの練習がてら投稿してみます。

ふた昔ほど前に、一世を風靡したフレームワークです。
なので、私も、その基本的な考え方ぐらいは知っておいた方がいい
と思い、このシートでさわりの説明をしていました。具体的な内容については、「AI(Google)によるのまとめ」を
転記しておきます。
PPM(プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント)とは、
複数の事業を展開する企業が、事業ごとに経営資源の最適配分を決定するための分析フレームワークです。
1970年代にボストン・コンサルティング・グループ(BCG)によって提唱された「BCGマトリックス」を用いるのが一般的です。
BCGマトリックスの4象限
PPMでは、「市場成長率」と「市場占有率」の2つの軸で事業を評価し、以下の4つのカテゴリーに分類します。
花形(Star)
特徴: 市場成長率と市場占有率がともに高い事業です。
戦略: 積極的に投資を行い、競争優位性を維持・拡大することで、将来の「金のなる木」に育てることを目指します。
金のなる木(Cash Cow)
特徴: 市場成長率は低いものの、市場占有率が高い事業です。
戦略: 積極的な投資は抑え、安定した利益(キャッシュ)を回収します。このキャッシュを「問題児」や「花形」といった成長事業への投資に回します。
問題児(Question Mark)
特徴: 市場成長率は高いものの、市場占有率が低い事業です。
戦略: 積極的な投資によってシェアを拡大し、「花形」への成長を目指すか、撤退するかを判断します。多額の資金投入が必要となる可能性があります。
負け犬(Dog)
特徴: 市場成長率と市場占有率がともに低い事業です。
戦略: 収益性が低く、将来性も見込めないため、事業からの撤退や縮小を検討します。
PPMのメリット
経営資源の最適化: 複数の事業を客観的に評価することで、投資すべき事業、縮小・撤退すべき事業を明確にし、限られた経営資源を効率的に配分できます。
事業の客観視: 自社の事業を市場全体の中で相対的に捉えることで、将来性や競争における立ち位置を客観的に把握できます。
戦略的な意思決定: 事業の将来性に基づいた投資・撤退の判断がしやすくなります。
PPMの限界と注意点
事業間の相互作用が考慮されない: 事業は単独で存在するわけではなく、互いに技術やブランドイメージなどで影響を与え合います。PPMではこうしたシナジー効果が評価されにくいため、単純に「負け犬」と判断された事業でも、撤退が企業全体に悪影響を及ぼす可能性があります。
市場を単純化しすぎる危険性: 「市場成長率」と「市場占有率」の2軸のみで評価するため、多様な市場環境や事業の戦略的な価値を単純化しすぎてしまうリスクがあります。
定量的な指標に偏る: 定量的なデータに依存しすぎると、市場の質的変化や新たな技術革新といった定性的な要素を見落とす可能性があります。
活用する上でのポイント
PPMは、企業の多角化戦略における事業ポートフォリオのバランスを可視化する上で有効なツールですが、万能ではありません。他の分析手法と組み合わせることで、より多角的な視点から事業戦略を策定することが重要です。
(ここまで)
この化石のような「PPMのマトリックス」ですが、
とても分かりやすいですね。よくできていると思います。ともかく、
・「シンプルな定義の2軸」によるマトリックス
で、MECEに事業を整理し、
・各象限間の関係や別象限への移行シナリオを考えさせる仕掛け
にもなっている点は秀逸ですね。もちろん、ひとつの割り切ったフレームワークですから、
あれこれ気になるところはあるでしょうが、
・まずは、PPMで整理して、
・それを共通の出発点として、思考や議論を膨らませる
というステップは、今でも結構実効的だと思います。
【往時のお薦め本】
