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名利共休

二月二十八日は利休忌です
私はお師匠さんと共に利休忌に出掛けました

私にとっては一番遠い存在の
お茶でした
まさか私がお茶を習おうとは

思いもかけぬ道筋です

一緒に習っているむっちゃんは昔お茶を習っていました
だから身体が覚えています

私はもういつ死んでもいいと思っています

ただ一心にお茶のお稽古をするだけです

いつか濃茶が点てられるように

侘び寂びの世界のことは分かりません

利休さんの教えも大自然の心
芹沢光治良先生の心と同じこと

どこかで繋がっているのでしょう

心を学び、魂を育む
肉体は着物と同じ
いつか古くなったら脱ぎ捨てるだけ

利休さんを忍び、供茶をいただく
若草色に水仙の花が彩られた半生菓子をいただきながら


母が繋いでくれたお茶の道

やさしい顔の利休さんと「名利共休」の掛け軸に見つめられて

天にもたれて生きてゆく


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