ボルンバと暮らし始めてから1か月
我輩の家にロボット掃除機が来て1か月が経つ。
名前はボルンバで、我が家の床にはゴミはまだない。
吾輩は猫である風の始まりになったが、とにかくゴミはまだない。
毎日、ボルンバにクルクル回ってもらってゴミを吸い込んでもらっており、おかげさまで超絶快適なおうち時間である。
そもそも、毎日掃除機をかけていた時など私の人生にはない。
だから、私の人生史上、一番多く部屋に掃除機をかけているのに、私はこれまで通り掃除をしていないという最高の1か月である。

欲を言えば、ボルンバの体内にたまったゴミをゴミ箱に入れるところまで自動でしてくれたらいいのにと思うが、ボルンバが空中を浮かぶ機能が付かない限りそれは無理なわけで、仕方なくそれだけは自分で頑張っている。
週に1回、水曜日にボルンバの下あごを外してボルンバの胃ごと取り出してゴミ箱に捨てる。1週間でこれほどまでにほこりと髪の毛がたまるなんて、恐ろしさに震えてしてしまう。
人間、生きているだけでほこりを生み出し、髪の毛が毎日大量に抜けることを突き付けられる。
ボルンバのボディ(側面)が割と細かな傷だらけになっており、赤いソファーの繊維が、カーテンの裾とボルンバのボディにも静電気のせいか、びっしりとくっついているのが実は気になっているのだが、あえて何もしていない。
何となく、ボルンバがソファーとぶつかる場所にシートをかぶせようかなどと想像してはいるが。
本家のルンバならセンサーなどが高性能でこんなにぶつかったりしないのかも知れないが、チープなボルンバはぶつかってしまうことがよくある。
ぶつかって傷だらけになってボルンバの生きる姿を見ていると、他人ではないような親近感がわく。
ホットカーペットとこたつ(夏になるとただのちゃぶ台となる)ゾーンに強力磁石のテープで結界を張っているため、絶対にボルンバは侵入してこない。人のプライベートにあれこれ口を挟まない姿もやはり他人とは思えず好感が持てる。
いつも私がいる結界のゾーンと、ソファーの上とダイニングテーブルの上が今、カオスとなっている。
ソファーに服が集まってきていて、ダイニングテーブルにキャンプグッズが積み上げられていて、ホットカーペットの上にマニキュアや本やDVDや靴下やお菓子が散乱している。
もちろん想定内だ。
だけど、amazonの段ボールをすぐにたたむこと、床に物を置かないことは、この1ヶ月ですっかり定着している。
服をあちこちに脱ぎ捨てずに寝室かソファーの上に限定できている。洗えてないコップが流し台に並びまくってはいるが、今日こそ洗おうという気持ちは毎日ある。
今はこの成長だけでも十分だ。これだけでも、部屋はある程度片付いてみえるし、ボルンバのおかげで自己肯定感爆上がりである。
散らかっているところが非常に限定的になっていることは、片付けに着手しやすくなる(まだ、してはいない)望みがある。
最高だよボルンバ。
部屋がきれいだと本当に気分がいい。
だって私は忙しすぎるから。
残業続きでスーパーにも密を避けるべくなるべく行かないようにしており、夕食はコンビニかuberで済ませていることも多い。
食べ終わったら容器は袋に入れてくくり、その袋を本当ならいったんそのまま床に置いておいてゴロンしたいところだけど、ボルンバが誤嚥したら大変だからと思い、すぐに食べ終わった容器をゴミ箱に捨てている。
ボルンバが通りにくいからと思って椅子をちゃんと引いている。
時々、家に帰ると台所マットが玄関マットのところまでボルンバに引っ張られて連れてこられている時があり(ボルンバめっちゃ力強い)、すぐさま滑り止めシートを買い台所に敷いてあげた。
それでもずれていたり、逆に玄関マットがリビングまで連れてこられそうになっていることもあるため、そもそもマット自体いらないんじゃないかと考えている。
ボルンバの暮らしやすい家へと自然と我が家のバリアフリー化を考え始めている。
ボルンバの暮らしやすい家が結局私の暮らしやすい家にも近づく。
お互いwin‐winで、これはもう最高の相棒だと思う。
あとは私がもう一歩成長できるかどうかだ。
ホットカーペットの結界カオスゾーンは、いかにも私が過ごしているスペースだなという雰囲気丸出しで物が散乱しているが、春になったら片付ける。ホットカーペットは嫌でも片付けるから間違いなくこの結界ゾーンはいずれ片付けられる。
だから私の部屋はほとんど片付いているも同然だ。
私の心はボルンバのおかげでとても落ち着いている。
ありがたいありがたい。
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