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臓器の摘出によって起こる、体のハイブリッド(二重構造)を対策する─甲状腺、胆嚢、子宮、乳房

二年間、長編小説を書くことに全振りしてたら、体がえらいことになっちまった。

7月、さあ動くベー、食事管理するベーと張り切っているところに、喉の乾燥でノックアウトされた。

甲状腺を摘出した人間にとって、喉の乾燥がどんな意味があるのか。


うちのクライアントさんには、甲状腺以外にも、いろんな臓器をとっている方々がいらっしゃる。

胃、胆嚢、肝臓、脾臓、大腸、前立腺、膀胱、子宮、卵巣、そして乳房。

臓器を摘出すると、多かれ少なかれ、その人の体質は、ハイブリッド(二重構造)星人になる。

術後に経験しがちな、不定愁訴、ホルモンバランスの変化。
がんの場合は、再発防止という使命も帯びる。

このハイブリッドを整理するには、中医学の考え方がもってこい。


まずは、甲状腺摘出から、いこか。

もともとのわたしの甲状腺は、機能亢進症。
術後は人工ホルモンでコントロールすることになる。

気質やエネルギーの使い方・体の通り道は、もとの機能亢進症の特徴が残っている。
体液やエネルギーのストックを、激しく燃やし尽くしてしまうタイプ。
気の巡り方のクセは、せっかちで、感受性が強くて、体に熱がこもりやすい。

全摘後、燃え盛る火は消える。
体は焦土。戦後の焼け野原のようなもの。
そこに、お薬で火加減を一定に保ちつつ、消耗したエネルギーと潤いを補っていく必要がある。

甲状腺ハイブリッド星人にとっての「喉の乾燥」とはつまり、
「おまえ、また焦土じゃん!!」という強い警報なのだ。

やるべきケアは、道路整備。
気血の巡るルートを巡回・点検することから手をつけることになる。

甲状腺ハイブリッド星人がパトロールすべき、3つの代表的なルート

①胃経:エネルギーの過剰供給や胃熱
ケアの最優先、足し算のコントロール。胃熱が暴走すると、「もっと食べたい、動きたい」という甲状腺機能亢進の癖が再燃する。

②肝経:感情や気の滞り
引き算のルート。喉の内側を通る、ストレスと感情の道路。喉のつかえ(渋滞)をとって、風通しをよくする。

③三焦経:水分と熱のアンバランス
管理・調整のルート。首の横を通り、体内の燃焼と水はけをコントロールする。静けさ・穏やかさがキーワード。


どの臓器でも、対策の基本は

  • 手術前の体質・気質の滞りを引き算すること。

  • 手術後の不足を、足し算すること。

ハイブリッド星人たちよ。
生き直したいなら、どっちもやるのよ。一緒にやろう!

単発セッション1回で、ハイブリッド星人の傾向と対策+バランスのためのショートの施術、できます。


ちなみに、他の臓器はどんなものがあるか。
三つくらい、例にあげてみようか。

胆嚢

胆嚢を炎症で失ったあなたは、もともと熱や湿気(余分な水分やアブラ)を体に溜め込みやすい熱いタイプだったかもしれない。

みぞおちの詰まり、口の苦み、イライラ、頭の重さを今感じているなら、まだその気質がくすぶっている。

引き算するのは、この、こもった熱と湿気。
一番気がついて欲しいのは、「まだ自分の中に、油をジュージュー燃やすだけのキャパがある」という古い万能感を引くこと。
「元気で何でもできたあの頃の自分」を、いったん優しく手放してあげる必要がある。

足し算したいのは、相棒を失って不安がっている胃腸へのアシスト。
お腹を冷やさないこと。

子宮

子宮をがんで失ったあなたは、もともと「冷え」を抱えやすく、感情をグッとこらえて血を滞らせる(瘀血)タイプだったかもしれない。
下半身の重だるさ、足元の冷え、肩こり、頭痛があるなら、たとえ今は子宮がなくても、子宮のエネルギーが骨盤内で渋滞している。

臓器摘出後のエネルギー調整は、手術のためのセッションで必ず出てくる項目でもある。

足し算したいのは、血の新しい源と、下半身の温もり。疲労感が強い時はとくに。

乳房

乳房をがんで失い、さらに放射線や抗がん剤をくぐり抜けたあなたは、もともとストレスを胸に溜め込みやすく、かつ治療によって気血を激しく消耗した状態。こちらも焦土。

真っ先に見たいのは、呼吸の浅さ、腋窩や肋骨、首すじの突っ張りをケアすること。
これは、胸まわりにまだ気が詰まっているサイン。

えぐられたような不快感や皮膚の突っ張りが取れず、ずっと緊張の糸がある人が多い。
もともとはやっぱり、言いたいことを我慢するクセ。
実は、一見するとアクティブで、自分の意見をハキハキ言えている(ように見える・自分でも思っている)方が多い。

「言いたいこと言ってるよ」と主張する前に、自分でも気づかないうちに諦めて、胸の奥に封じ込めた本音を、潜在意識から眺める必要もある。

足し算したいのは、甲状腺に似ている。
肌や喉の潤い。とくに放射線や抗がん剤を経た方は、細胞の隅々にまで深い潤いをじんわりと。
気力も下がりがちだから、持ち前のアクティブさを活かして、なんでも好きなことやっちゃおう。


愛しきハイブリッド星人たち。
今日の体は、どっちだろう。
「引いてほしい」と悲鳴をあげているのか、
「足してほしい」と懇願しているのか。

わたしにとってのGood Newsは、肝臓のルートが今はうまく開通していること。
喉の乾燥は、どちらかというとその余波が強すぎたせいもある。

手術で身も心も弱っている人に。
ハイブリッド対策と、その人なりのGood News、届くといいな。
まだまだ、生きることを楽しめるよ。

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