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万葉の里 明日香を訪ねて②



甘樫丘、出発します。

バスに乗って、ではなく歩きで。

明日香めぐりは見どころがそれぞれ離れているので、バスやレンタサイクルで周る方が多いですが、今回歩いてみると、やっぱり歩きはいいなぁと感じます。

たくさん周遊できないけれど、そのぶん目的地も道すがらも両方楽しめるから。目的地はあってないようなもの、そのくらいが私にはちょうどいい。

あ、もちろん相手がいる時はちゃんと相手にも合わせますよ。笑


飛鳥川
夏は川遊びするのかな?



可愛くも逞しい


飛鳥川を渡ると、いつか入江泰吉の写真でみたようなレンゲ畑が広がっていました。こういう風景は信州ではあまり見られないので新鮮。

しばらく立ち止まって眺めます。
あぁ、奈良だな~


のどか~



さて、つぎの目的地は飛鳥大仏で有名な飛鳥寺あすかでらです。

そのすこし手前で、雲キチさんが今まさに通り過ぎようとしている神社について教えてくれました。

「ここが、飛鳥坐神社。きょうは寄らないけど、かなり強い神さまよ」


え?かなり強い神さま?
どんな風に?
気になる。
行ったことないし…


はい、寄り道決定しました!



飛鳥坐神社あすかにいますじんじゃ

これまでずっと、「あすか にいます じんじゃ」だと思っていましたが、どうやらそうではなく「あすかに います じんじゃ」だったようです。

飛鳥にいらっしゃる神さま。
なるほど!

しかもこちらの手水舎、酒船石遺跡を彷彿とさせる造形です。なんて素敵。


お参り前に清めましょうね


鳥居のすぐ脇には、祓戸社が控えめに佇んでいました。

わたしの勝手な思い込みでは、祓戸社があるところは古~くから信仰されてきた場所で、ここもきっとそうなんだろうな、そう想像しながら階段を上っていくと…大切に祀られている石を発見!

まごうことなき陰陽石でした。
(すみません、写真は撮りませんでした)

縄文の香りがする…
となると、お諏訪さまとの繋がりも感じずにはいられません。

まぁ、まずは本殿へごあいさつですね。




どことなく、大神おおみわ神社に似た雰囲気です。

お参りしてしばらく辺りを眺めてぼ~っとしていると、なんだかクラクラしてきました。

これはちょっと…
もっていかれそう…

「ここの神さまは強い」の意味がわかりました。
確かに、強い。


竹に囲まれて



清涼な風がそよぐ


このあたり、ものすごくお諏訪さまに似た雰囲気を感じます。

たんなる郷愁?
それとも・・・


境内は意外と広く、摂社をぐるっと周るとちょうど良い散歩コースです。心地よい風がそよぎ、若葉がさわさわと語り合うなかを歩いていると、どこか別の世界に迷い込んだような不思議な感覚になりました。

ときおりすれ違う参拝者が現実に連れ戻してくれます。

なんだか浮世離れしたお杜。



おじゃましました。


さて、それでは今度こそ飛鳥寺へ!



明日香の集落


統一感のある美しい町並みですね~

奈良のあちこちを歩いて気付くのが、住宅前に剥き出しの水路がある地域が多いこと。そしてそういう場所はたいがい道が狭く、おそらく古くから生活が営まれていた土地なんでしょう。

歩行者としては「風情が残っていていい感じ」ですが、ドライバー目線では「できれば通りたくないな」ですね。脱輪しそうで。笑


物珍しさにきょろきょろしながら歩いていたら、あっという間に飛鳥寺へ到着しました。


飛鳥大佛!


朝鮮半島から仏教が伝来したのが6世紀半ば。
飛鳥寺はその数十年後596年に蘇我馬子によって建てられた日本初の本格的大寺院です。(当時の名称は法興寺)

いまでこそささっと回れる小ぶりなお寺ですが、創建当時は東西210m・南北320mと広大な伽藍を誇っていたようです。

しかし、残念ながら鎌倉時代に落雷ですべての建物が焼失し、その後は衰退。そんななか、御本尊の釈迦如来像(通称飛鳥大仏)はかろうじて創建当初の面影を残しています。

飛鳥の大仏さま、どんなお顔で迎えてくれるでしょうか?
わくわく♪



はっはっはっ
よく来たのう


こちらのお寺、なんと太っ腹にも写真撮影OKです。
案内してくれた方の簡単な説明を聞いたあと、大仏さまのほぼ正面に陣取りました。どこかで鳴っている鐘の音を聞きながら、じっと見つめます。

609年制作、仏師は鞍作鳥くらつくりのとり。あの有名な法隆寺釈迦三尊像と同じ仏師です。当時銅15トン、黄金30kgを使って作られた御身は高さおよそ3メートル。大きい!

面長の顔にアーモンド形の目、そしてアルカイックスマイル。飛鳥仏の特徴がギュッと詰まったお顔立ち。上機嫌に見えますね。


ご機嫌麗しゅう


見応えがあるのは御本尊だけではありません。



こちらも
(光背のぐるぐるが気になる・・)



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(美しい!)



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なかなかに目を楽しませてくれます。
でも、そろそろお腹いっぱい。

本堂を後にしてのんびり境内を散策してみると、鐘楼がありました。どうやら誰でも自由につけるそうです。それならわたしも!

やや控えめに、慎重に、つきました。


ゴォーン…ンワーン(残響音)


いい音です。
残響音も余すところなく堪能して満足。

しかし、その様子を見守っていた雲キチさんは、あまりの音の小ささにズッコケていたそうです。えへ、失礼しました!


この日最後に訪れたのは、飛鳥寺から歩いてすぐの場所にある万葉文化館。入館無料で万葉の時代に焦点をあてた見応えある施設。ですが、すでにわたしのキャパは赤ランプ点灯中、さらーっと流し見してしまいました。



壬申の乱 瀬田唐橋の戦い



大仏はこのように造られた



なぁなぁ姉ちゃん、ちょっと寄ってってよ



采女うねめに人生相談中のつきふね



またね!


20年ぶりの明日香は、あの頃とかわらず不思議な時間が流れていました。
どこを訪ねても鶯の音が聞こえる長閑な里。
きっとまた訪れるでしょう。

ちょっぴりディープな明日香の道を案内してくれた雲キチさん、ありがとうございました。また奈良ともクラブで歩きましょうね!


この日の戦利品


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