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“妻と母”で十分幸せなのに、なぜ私は焦るのか


尊敬できる夫がおり
大切な子どもたちがいる
それで十分幸せなのに
なぜ私は焦るのだろう


私は
多忙な夫の妻であり
3人子育て中の母であり
7年連続自宅保育中の専業主婦

好きなこと、得意なこと、資格、etc
まぁ色々あるけれど、
でも
妻であり母である、以上。だ。


そのままで十分幸せだし何も悪くはない

何かもっと他の肩書きが欲しい訳でもないし
今の自分を気に入っていない訳でもない

今までの自分、本当によくやってきたと思うし
今の自分、十分よくやっていると思う



しかし
子供の成長は本当に早い
子どもの人生だけ早送りになっているのかと思えばそんなことはなく
子どもが1つ大きくなれば
自分もいつの間にやら1つ歳をとっている

末っ子が卒乳した頃から
そんな自分の人生に
なんだかすごく焦りを感じ始めた


このまま自分は終わっていくのかぁ
人生って儚いな
ところで人って何の為に生きてるんだろ?
(あ、決して病んでる訳ではない、ないけど)
本気でそんな風に考えることすらある





待ち望んだ初めての妊娠で
長女を亡くして産んだ
その後も流産や胞状奇胎、色んなトラブルを経たことで
この十年近く、私の人生は
「妊娠・出産・育児」
という大きなテーマの中にあった

それはもう単なるライフイベントではなく、
人生そのものになっていた


かけてきた時間もエネルギーも気持ちも大きい為
末っ子を産み終え、3人がどんどん成長する今
安心と共に虚無感みたいなものを感じるのかもしれない

でも実際にはまだまだ
子育て真っ最中。
重役を担わせていただいている。今は。

では
今の世の中、多くの「妻であり母」である人が
もう一つ抱えている
「仕事・キャリア」が
長く断たれた状態だからだろうか?

たしかに収入への焦りはあるし
以前noteを書き始めた理由の一つもそこだった

でも「働く自分」になればそれでいいのかというと少し違う

前職に未練があるわけでもないし
資格職なのでその気になれば働き口は見つかるだろう

働くこと、収入を得ることなら
末っ子の入園まで待って働き始めれば
解決しそうなのに

それでも消えない焦りがある




全部を叶えたいのだ

夫の頑張ることを応援する妻であり
子どもが親元にいる限られた時間を1番に大切にする母でありそして、
今「人生そのもの」になっている子育てを終えたり
何かしらの仕事をして歳をとって退職した後にも
迷子にならない自分でいたい

「何者かになりたい」のではなく
ちゃんと自分の人生を生きられるようでありたい






大切な家族がいてくれること、それが
当たり前ではなくどんなに有難いことか


仕事に研究に邁進する夫を
フルサポートしたいし
子どもたちとの時間、子どもたちの成長を
何より大切にしたい

学校から帰れば出迎え
体調不良やトラブルにも対応し
長期休みにはたくさんの経験をさせてあげたい
多忙夫の休日には家族で過ごしたい

私はそんな暮らしを望んでいる

ここまでをある程度実現できるのは
親戚等の厚いサポートが受けられる家庭
又は
専業主婦だけではないか?

唯一の親族が片道3時間以上の我が家は
後者になるしかないが

それでは

10年後20年後の自分に
自信がない

「妊娠・出産・育児」が
単なるライフイベントではなく
人生そのものになってしまっているのなら

それを終えた私は

…空っぽではないか。



もちろん
夫と子どもたちが
健康で生き生きと活躍していれば
それが幸せだろう

けれど
夫の人生は夫のもの
子どもの人生は子どものものだ

それだけに自分の人生を委ねてしまって
良いのだろうか


では先ほど挙げた沢山の理想に
少しずつ折り合いをつけ
勤めに出るとする
子ども達が巣立ってからの超スロースタートパターンも想定してみよう

家庭優先の勤務希望又は高年齢での入職
そんな条件で働かせてもらえる場所があること、
頑張りに対価がつくこと、
有難いし充実はするだろうが

これが
巣立っていった「人生そのもの」に代わる
「自分の人生」になるだろうか



結局のところ
今の私に必要なのは
答えを出すことではなく
動いてみることなのかもしれない

子育て中だから。
ワンオペだから。
時間がないから。
お金がかかるから。

そんなふうにできない理由を並べるのは簡単だ

もちろん現実的な制約はある
それでも
その中でできる範囲のことを
やってみようと思った


その一歩として辿り着いたのが
着物だ

着付師・着付け講師として経験を積み
その先には
自分と家庭のバランスを自分で選び取れる働き方として
開業という選択肢も視野に入れている

これが「子育ての後の人生」になるかは
分からない
仕事になるのか、趣味の延長になるのかもまだ分からない

それでも
妻や母である私とは別に
「私自身」がやってみたいと思ったことに向かって動き始めた



妻と母であることは私の大切なワーク。

そして着物や学びへの憧れは私のライク。

今の私にとってのワーク〈ライク〉バランスは
仕事と家庭を分けることではない



家族を大切にしながら
自分の人生も同じように育てていくこと

まだ形ははっきりしていない
けれど確かに
私はその一歩を踏み出し始めている









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