初ロンツーは長野に行け
バイク雑誌を開くと、必ずといっていいほど長野県の道が載っている。
ヴィーナスライン、美ヶ原高原、志賀草津道路。魅力的なツーリングロードのランキングを眺めると、長野県の名前が上位に並んでいることに気づく。
初めてのロングツーリングを考えている人、免許を取ったばかりでバイクの魅力をもっと知りたい人、そしてしばらくバイクから離れていたリターンライダーには、長野県を強く勧めたい。
長野県は、走っても走っても飽きない
長野県は広い。そして、ツーリングスポットが県内に点在している。
一本の道を走り終えたと思ったら、次の景色が待っている。そういう場所だ。
ツーリングといえば蕎麦、という文化がある。長野も蕎麦どころだ。バイカーに優しい食事処が多く、道も比較的広い。バイクの魅力が素直に引き立つ環境が整っている。
7年ぶりのリターンライド、行き先は長野にした

2025年10月、4泊5日で長野県へ向かった。7年ぶりのバイクだった。
レンタルしたGB350Cに跨がり、ヴィーナスラインへ。10月の肌寒い空気の中、ススキが黄金色に揺れていた。その間を走る感覚は、久しぶりすぎて最初は緊張していたはずなのに、気づいたら息を飲んでいた。
ヴィーナスラインの終点、美ヶ原高原から見たアルプス山脈の稜線は言葉にならなかった。折り重なる山々が、荘厳な雰囲気でそこにあった。引きこもりがちだった自分には、信じられないくらいの衝撃だった。
戸隠神社では、樹齢数百年の杉並木の中を歩いた。自然湖のような景色にも出会った。走る場所と、立ち止まる場所が、バランスよく存在している県だと思った。

また来たい、ではなく、また乗りたいと思った
長野から帰って、自分の中に残ったのは「また長野に行きたい」ではなかった。
「色んな絶景を見たい」「美しい景色の中を颯爽と走りたい」「またバイクに乗りたい」。
そう思わせてくれる場所だった。

そして40代で、大型免許を取った
その気持ちが消えないまま、40代手前で大型自動二輪の免許を取得し、40代になった直後にシャドウ750を購入した。
あの旅が、背中を押した。
長野県はそういう場所だ。バイクに乗り始めた人にも、バイクに戻ってきた人にも、一度は走ってほしい。
