遺族の復讐と少年犯罪をテーマにしたミステリー小説_さまよう刃/東野圭吾
今回は「遺族の復讐と少年犯罪をテーマにしたミステリー小説」の紹介です。
私の体験ですが、こちらの作品は曇りの日に読むのは避けた方が良い作品です。
冒頭で気分が大分、落ち込みます。
ただ、ミステリー小説としての完成度は高いのでオススメです。
これから本を読む方も既に読んだ方も記事を読んでいただけると幸いです。 以下、「作者」「概要」「物語のあらすじ」「感想」が続き、ネタバレはありません。
『さまよう刃/東野圭吾』
作者
東野 圭吾さん
東野圭吾さんについては別マガジンでまとめています。
プロフィールについてもマガジンの説明欄にまとめていますのでそちらをご覧ください。
概要
単行本発売日:2004年12月10日
文庫本発売日:2008年5月24日
出版社(単行本・文庫本の順):朝日新聞出版、角川文庫
物語のあらすじ
自分の子供が殺されたら、あなたは復讐しますか?
長峰重樹の娘、絵摩の死体が荒川の下流で発見される。
犯人を告げる一本の密告電話が長峰の元に入った。
それを聞いた長峰は半信半疑のまま、娘の復讐に動き出す。
遺族の復讐と少年犯罪をテーマにした問題作。
感想
娘を惨殺された父親の復讐を通して、少年法や犯罪被害者遺族の心情という、現代社会が抱える重いテーマに深く切り込んだ社会派ミステリーです。物語に登場する父親のどうしようもない悲しみや怒りが痛いほど伝わってきて胸を強く打たれます。
「もし自分だったらどうするか」と考えさせられる、非常に苦しく、読んでいる間もずっと緊張感が途切れない作品です。
法による裁きと、個人の正義の衝突、そして裁くことの意味について、明確な答えは出ないまでも、読者に深く考えさせる問題作だと思います。
緊迫感のある展開で、最後まで一気に読み進めてしまうほどの力強さがあり、エンターテイメントとしても非常に優れている作品です。
現代社会の根深い問題に真正面から向き合った、東野圭吾さんの作品の中でも特に衝撃的で、読後も強いメッセージが残る一冊です。
映画
公開日
2009年10月10日
キャスト
長峰重樹:寺尾聰さん
織部孝史:竹野内豊さん
真野信一:伊東四朗さん
木島和佳子:酒井美紀さん
木島隆明:山谷初男さん
島田:長谷川初範さん
伊藤:木下ほうかさん
田中:池内万作さん
菅野快児:岡田亮輔さん
中井誠:佐藤貴広さん
伴崎アツヤ:黒田耕平さん
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