裏切りと絶望が交錯する注目の館ミステリー小説_時計館の殺人/綾辻行人
今回は「裏切りと絶望が交錯する注目の館ミステリー小説」の紹介です。
綾辻行人さんの大人気シリーズ「館シリーズ」の第5弾で、第45回日本推理作家協会賞長編部門を受賞をした作品です。
そしてその「時計館の殺人」が2026年2月より動画配信サービス・Huluにて独占配信されることが決定しました!!
2026年始まってすぐに注目な事、間違いないですね。
これから本を読む方も既に読んだ方も記事を読んでいただけると幸いです。
以下、「作者」「概要」「物語のあらすじ」「感想」が続き、ネタバレはありません。
『時計館の殺人/綾辻行人』
作者
綾辻 行人さん
生年月日:1960年12月23日
出生地:京都府京都市
最終学歴:京都大学教育学部卒業
主な受賞歴:
第45回日本推理作家協会賞長編部門(『時計館の殺人』)
第9回本格ミステリ大賞小説部門(『暗黒館の殺人』)
第15回本格ミステリ大賞小説部門(『Another episode S』)
第25回鮎川哲也賞(『眼球綺譚』)
私が今までで一番の衝撃を受けたミステリー小説『十角館の殺人』の著者です。
超有名な作品な事は、言わずもがなですね。
概要
文庫本発売日:2012年6月15日(「時計館の殺人〈新装改訂版〉(上)」)
出版社:講談社(文庫本)
主な受賞歴:第45回日本推理作家協会賞(『時計館の殺人』)
物語のあらすじ
鎌倉の外れに建つ謎の館、時計館。
角島(つのじま)・十角館の惨劇を知る江南孝明(かわみなみたかあき)は、オカルト雑誌の“取材班”の一員としてこの館を訪れる。
館に棲むという少女の亡霊と接触した交霊会の夜、忽然と姿を消す美貌の霊能者。
閉ざされた館内ではそして、恐るべき殺人劇の幕が上がる!
感想
閉ざされた館――時計に満たされた異様な空間で巻き起こる連続殺人という設定だけで強烈な緊張感を覚えると思います。
「いま、誰が、いつ、何をするのか」「次は誰が危険にさらされるのか」と言ったハラハラ感が連続して押し寄せ、ページをめくる手を止められなくなるような圧迫感を味わいます。
本作はただの〈館もの〉ミステリーにとどまらず、読者の思考や予測を何度も裏切るトリックと構成の巧みさが際立っています。
読み終えたあと、物語やキャラクター、複雑に絡み合った謎を反芻せずにはいられず、「なぜ今こうなったのか」「時計館とは何だったのか」と深く考える事間違いないでしょう。
本作を読むことで、「館ものミステリー」のジャンルの魅力――閉鎖空間、絶望、裏切り、そして救いなき真実――を改めて味わうことができると思います。
ミステリー好きの方には特におすすめしたい一冊です。
「館シリーズ」第1弾~第4弾
綾辻行人さんの「館シリーズ」の読む順番は、基本的に刊行された順番で読んでほしいと思っています。
以前に紹介した『十角館の殺人』が第1弾、今回、紹介する『時計館の殺人』が第5弾なので、今回は一旦第4弾までを以下に掲載させていただきます。
興味がある方は2026年2月までに小説を読む事をオススメします。
第1弾『十角館の殺人』
十角形の奇妙な館が建つ孤島・角島を大学ミステリ研の7人が訪れた。
館を建てた建築家・中村青司は、半年前に炎上した青屋敷で焼死したという。
やがて学生たちを襲う連続殺人。
ミステリ史上最大級の、驚愕の結末が読者を待ち受ける!
1987年の刊行以来、多くの読者に衝撃を与え続けた名作が新装改訂版で登場。(講談社文庫)
第2弾『水車館の殺人』
仮面の当主と孤独な美少女が住まう異形の館、水車館。
1年前の嵐の夜を悪夢に変えた不可解な惨劇が、今年も繰り返されるのか?
密室から消失した男の謎、そして幻想画家・藤沼一成の遺作「幻影群像」を巡る恐るべき秘密とは……!?
本格ミステリの復権を高らかに謳(うた)った「館」シリーズ第2弾、全面改訂の決定版!(講談社文庫)
第3弾『迷路館の殺人』
奇妙奇天烈な地下の館、迷路館。
招かれた4人の作家たちは莫大な“賞金”をかけて、この館を舞台にした推理小説の競作を始めるが、それは恐るべき連続殺人劇の開幕でもあった!
周到な企みと徹底的な遊び心でミステリファンを驚喜させたシリーズ第3作、待望の新装改訂版。
初期「新本格」を象徴する傑作!(講談社文庫)
第4弾『人形館の殺人』
父が飛龍想一に遺した京都の屋敷――顔のないマネキン人形が邸内各所に佇(たたず)む「人形館」。
街では残忍な通り魔殺人が続発し、想一自身にも姿なき脅迫者の影が迫る。
彼は旧友・島田潔に助けを求めるが、破局への秒読み(カウントダウン)はすでに始まっていた!?
シリーズ中、ひときわ異彩を放つ第4の「館」、新装改訂版でここに。(講談社文庫)
▽「館シリーズ」14冊合本版 (講談社文庫)
Kindleさんだと、合本版が発売されているようです。
本屋さんで本を買うより手軽でお得かもしれませんので、一気読みしたい方にはこちらがお得です。
十角形の奇妙な館が建つ孤島・角島を大学ミステリ研の7人が訪れた。
館を建てた建築家・中村青司は、半年前に炎上した青屋敷で焼死したという。
やがて学生たちを襲う連続殺人。
ミステリ史上最大級の、驚愕の結末が読者を待ち受ける!(十角館の殺人)
1987年の『十角館の殺人』刊行以来、多くの読者に衝撃を与え続けた名作シリーズが合本版で登場!
【収録作品】
十角館の殺人 <新装改訂版>
水車館の殺人 <新装改訂版>
迷路館の殺人<新装改訂版>
人形館の殺人 <新装改訂版>
時計館の殺人<新装改訂版>(上)
時計館の殺人<新装改訂版>(下)
黒猫館の殺人〈新装改訂版〉
暗黒館の殺人(一)
暗黒館の殺人(二)
暗黒館の殺人(三)
暗黒館の殺人(四)
びっくり館の殺人
奇面館の殺人(上)
奇面館の殺人(下)
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