無人島で繰り広げられる最新クローズドサークルミステリー_十戒/夕木春央
今回は「無人島で繰り広げられる最新クローズドサークルミステリー」の紹介です。
今回の舞台は「無人島」ですが、スマホの電波もつながり、嵐も起こってないのに・・・。
何故、どうやってクローズドサークルが成立してしまったのでしょうか?
これから本を読む方も既に読んだ方も記事を読んでいただけると幸いです。
以下、「作者」「概要」「物語のあらすじ」「感想」が続き、ネタバレはありません。
『十戒/夕木春央』
作者
夕木春央さん
生年月日:1993年
その他、出生地、最終学歴などの情報は確認できませんでした。
作者の主な受賞歴:
・2019年 第60回メフィスト賞 ‒ 『絞首商會』
・(ノミネート/候補)第44回吉川英治文学新人賞 ‒ 『方舟』
・(ノミネート/候補)第20回本屋大賞 ‒ 『方舟』
・(ノミネート/候補)第23回本格ミステリ大賞(小説部門) ‒ 『方舟』
私のオススメする「名刺代わりの小説10選」にも選出させていただいた『方舟』の作者さんです。
今回紹介する『十戒』は『方舟』を読んでから読む事をオススメされていましたので、まだ『方舟』を読んでいない方は先に方舟をご覧になってください!!
概要
単行本発売日:2023年08月09日
文庫本発売日:2025年08月08日
出版社:講談社(単行本)・講談社文庫(文庫本)
物語のあらすじ
浪人中の里英は、父と共に、伯父が所有していた枝内島を訪れた。
島内にリゾート施設を開業するため集まった9人の関係者たち。
島の視察を終えた翌朝、不動産会社の社員が殺され、そして、十の戒律が書かれた紙片が落ちていた。
“この島にいる間、殺人犯が誰か知ろうとしてはならない。
守られなかった場合、島内の爆弾の起爆装置が作動し、全員の命が失われる”。
犯人が下す神罰を恐れながら、「十戒」に従う3日間が始まったーー。
『方舟』夕木春央の傑作が待望の文庫化!
週刊文春ミステリーベスト10(「週刊文春」2022年12月8日号)、国内部門&MRC大賞2022など4冠、累計40万部突破、、、、世の読書子を唸らせた『方舟』の衝撃が再び……!
感想
冒頭にも書きましたが、特殊な状況によって、クローズドサークルが成立します。
また、特殊な状況によって、「殺人犯が誰か知ろうとしてはならない」という集まっての推理が成立しない状況が成立してしまいます。
読み始めから「戒律」という特殊なルールが提示され、それを守ることにより緊張感が高まり、先が気になる展開が押し寄せてきます。
登場人物同士の関係性や疑心暗鬼の心理描写が巧みで、「誰が犯人か分からないまま進む物語の不安」と「物語の制約の中でどう動くか」というジレンマが面白いです。
前作の『方舟』も期待が高かった分、それを十分に感じさせるミステリーであり、満足度が高く、最後まで惹き込まれる作品です。
ラストには怒涛の展開が待っていますので乞うご期待!!
まだ読んでいない方は是非とも手に取って欲しい作品です。
ここまで記事を読んでいただきありがとうございました!!
記事に好印象を持っていただけましたら「スキ」をお願いします。
また「フォロー」もお待ちしております。
▽自己紹介はコチラ
いいなと思ったら応援しよう!
記事が面白いと思った方は是非、チップをお願いします。
いただいたチップで更に面白い記事を書いていきたいと思います。