原発を狙う脅迫劇—圧倒的スケールの社会派ミステリー_天空の蜂/東野圭吾
今回は「原発を狙う脅迫劇—圧倒的スケールの社会派ミステリー」の紹介です。
緊迫感のある心理戦の中で繰り広げられる推理に度肝が抜かれます。
東野圭吾さんのミステリーはこれが面白いですね。
これから本を読む方も既に読んだ方も記事を読んでいただけると幸いです。
以下、「作者」「概要」「物語のあらすじ」「感想」が続き、ネタバレはありません。
『天空の蜂/東野圭吾』
作者
東野圭吾さん
東野圭吾さんについては別マガジンでまとめています。
プロフィールについてもマガジンの説明欄にまとめていますのでそちらをご覧ください。
概要
単行本発売日:1995年11月
文庫本発売日:2000年11月
出版社:講談社
物語のあらすじ
奪取された超大型特殊ヘリコプターには爆薬が満載されていた。
無人操縦でホバリングしているのは、稼働中の原子力発電所の真上。
日本国民すべてを人質にしたテロリストの脅迫に対し、政府が下した非情の決断とは。
そしてヘリの燃料が尽きるとき……。
驚愕のクライシス、圧倒的な緊追感で魅了する傑作サスペンス。
感想
稼働中の原子力発電所を狙った脅迫事件という、非常にスケールの大きい設定にまず惹き込まれます。
単なるミステリーにとどまらず、社会的テーマを真正面から扱っている点が印象的です。
物語序盤は、犯人の目的や全体像が見えず、まるで雲を掴むような展開が続きます。
しかし、そこから少しずつ情報が繋がり、真相に近づいていく過程は、まさに東野圭吾さんらしい構成で、読んでいて非常に気持ちがいいです。
特に注目したいのは、本作が東日本大震災以前に書かれている点です。
それにもかかわらず、原子力発電所の危険性や社会的影響に鋭く切り込んでおり、先見性のある作品だと感じました。
そして後半に入ると、一気に伏線が回収されていく怒涛の展開が待っています。
バラバラだった要素が一つに繋がっていく爽快感は圧巻で、ページをめくる手が止まらなくなります。
ミステリーとしての面白さはもちろん、社会問題への問題提起も含んだ、読み応えのある一冊です。
映画情報
公開日
2015年9月12日
キャスト
湯原一彰:江口洋介さん
三島幸一:本木雅弘さん
赤嶺淳子:仲間由紀恵さん
雑賀勲:綾野剛さん
室伏周吉:柄本明さん
中塚一実:國村隼さん
筒井:石橋蓮司さん
今枝:佐藤二朗さん
高彦(成人):向井理さん
佐久間:光石研さん
芦田:竹中直人さん
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