ウラジオストク旅行記 (2019.8) その1
みなさんはウラジオストクという都市をご存知だろうか。ロシア極東の大都市ながら、飛行機で2時間ほどで行けるため、日本から一番近いヨーロッパと言われている。北海道とほぼ同じ緯度なのからも分かるようにイクラやサーモンなど海鮮がとても美味しく、それでいて物価もそんなに高くないという、旅行するには持って来いの場所なのだ。唯一の欠点は現在渡航できないことである。正確には、外務省からレベル3(渡航中止勧告)の注意喚起が出ており、無理すれば行けるのかもしれないが、国から行くのはやめて下さいと言われているので行かない方がいい、といった状況である。

そんなウラジオストクに2019年一人旅したので、記憶を辿りながら旅行記を書きます。2024年現時点では行くことができないので何の役にもたたないが、自分の記録用として書きます。
渡航前
まず渡航前の準備として、必ずやらなければならないのがビザの取得である。昔は大使館に行く必要があったらしいが、今はオンラインで申請できるためそんなに面倒ではなかった。2017年にビザのオンライン申請が始まり、さらに直行便も開通し、当時は日本でひっそりとウラジオストク旅行ブームの機運が高まっていたように思う。だが、2020年COVID-19と2022年ロシアーウクライナ戦争でそれはものの見事に消し飛んだ。2021年に開業予定だったホテルニューオータニは、いまやロシアの別企業の資本で運営されているらしい。むなしい限りである。
空港から到着まで
今回の旅は8月のウラジオストクに4泊5日。平日の月曜から金曜までまるっと一週間ステイした。飛行機は安い現地LCCのアエロフロート航空を利用。ロビーにはやはり日本人観光客が多く、年齢層は若めで、女子の集団やカップルが多い印象。(ウラジオストクの狭さを舐めていた私は、その後何度も彼らと遭遇することになる。)
飛行時間はたったの2時間。東京から九州の実家に帰るのと変わらない時間でヨーロッパに行けるのである。すごい。ちなみに、機体も九州の実家に帰るのと変わらないほど狭かった。何度も「本当に国際線か?」と思った。

タクシーから見た異様な光景
空港で両替とSIMカード購入を済ませ、タクシーでホテルに向かう。私は海外旅行中にどんな車が走っているのか観察するのが好きなのだが、ウラジオストクの光景には度肝を抜かれた。まず走っている車のほぼすべてが日本車である。まあこれはいい。日本車はどの国に行ってもそれなりに走っている。その割合が95%であろうと驚かない。問題なのは、右側通行なのに右ハンドルの車が走っているのである。通常、日本のような左側通行の国は右ハンドル、その他大半の右側通行の国は左ハンドルが常識であるが、ウラジオストクは右側通行なのに右ハンドルの車が走っているのである。めっちゃ運転しにくそう。 私はその気味の悪い光景に大興奮し、ホテルに着くまでずっと眺めていた。
調べたら、ウラジオストクで走る車は、ほぼすべて日本から輸入された中古車らしい。ロシアで生産していないので、右ハンドルのまま、道路の右側を走っている。海外旅行の目的の1つは、価値観や常識の違いを体験することだと思っているが、早速目的を達成できて満足した。ちなみにタクシーは30分くらい乗って1000ルーブル。当時のレートは覚えていないが現在だと1500円くらい。やはり物価は安い。

ヨーロッパの街並みなのに日本車しか走っていない異様な街である
安い宿を後悔
宿はホステルを予約した。1泊2000円しないくらいの激安宿だ。お金が無かったわけではなく、そういったバックパッカーみたいなことをしてみたかった。しかし、結論から言うと私には無理だった。とにかくうるさいのである。1部屋に4つダブルベッドが置いてあり、計8人で部屋を使うのだが、部屋の出入りのドアの音、少し動くだけで軋むベッド、誰かのバッグの開け締め、などなど、特段マナーが悪い人が居たわけではなかったが、普通の生活音がうるさいのである。夜中何度も起こされた私は、翌日ソッコーで別のホテルを予約した。ホステルの残り3泊分のお金はもちろん帰って来なかったが、自分はそこまで図太い神経の持ち主ではなかったことがよくわかった。いい勉強代となった。
まだ初日だが、思いのほか長くなったので分けます。


想像の5倍赤かったが、おいしかった
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