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【読書メモ】自分の親に読んでほしかった本

私は現在育児休業中であるが、あまりに暇なのでnoteに読書メモを付けたいと思う。ネットにまとまった文章をアップするのも初めてだし、忘れっぽい自分のための振り返り用メモとして付けるので、読みにくさはご容赦を。また読了してから書くのではなく、読みながら気になったところを抜粋しコメントを書くライブ感あふれる方法でまずはやっていきたい。

今回読むのは「子どもとの関係が変わる自分の親に読んでほしかった本」(フィリッパ・ペリー著、日経経済新聞出版)。

amazonで子育て本を物色中、気づいたらタイトルに釣られ購入していた。買ったあとに気づいたが、この本を手に取る=自分の親の子育てに満足していなかった、ということにならないだろうか?

両親の教育に特に不満はなかったし、むしろ自由にのびのびと育ててもらっていたので、これを読むとそれを否定するのではという気分になってきた。どうしよう、読むのやめようかな・・。

しかし、すでにお金を払ってしまったので、両親の子育てに不満はなかったが、我が子のために読んでみることにしよう。ちなみに出版日は2023年10月18日である。よかった、少なくとも私の両親が子育て時代に読んでいた可能性はなさそうだ。しかし、我が娘が将来「ウチの親ダメだわ~この本読んでて欲しかったわ~」というのはもう通用しない。私が読んでしまったから。もう言い訳ができなくなってしまった。


第1章 子育ての遺産は連鎖する

「子どもは、親が言うとおりのことはしない。親がするとおりにする」。

フィリッパ・ペリー. 子どもとの関係が変わる自分の親に読んでほしかった本 (日本経済新聞出版) (p.14). 株式会社日経BP. Kindle 版.

第1章の第1文目だが、いきなり金言から始まった(ような気がする)。言われてみれば、私も父がしていたようにテレビゲームや麻雀をするし、母のしていたように今もSpitzを聞いている(関係ない?)。

両親に趣味が似るのは遺伝的な要素があるのかなと思っていたが、子どもは親の行動の真似をするという話はしっくり来た。例えば、我が子にはスマホばっかり見るような子にはなってほしくないと思っているが、自分や妻がスマホばっかり見ていたら自然に子どももそうなってしまうのだろう。子の前ではスマホを見る頻度を減らすようにしたい。自分が子どものお手本になることを意識したら子育ては自分育てとも言えるのかもしれない。

第2章 子どもの環境を見直す

ある調査で、10代の子どもたちとその親を対象に、「両親の仲がうまくいっていることは、子どもが幸せに育つために最も重要な要素の1つである」という記述に同意するかしないかを尋ねました。10代の子どもの70パーセントはこれに「同意する」と答えましたが、親の同意は33パーセントにとどまりました。

フィリッパ・ペリー. 子どもとの関係が変わる自分の親に読んでほしかった本 (日本経済新聞出版) (p.44). 株式会社日経BP. Kindle 版

2章はこの調査結果から子育ては環境(特に両親の関係)が大事であるという話が展開される。両親が揃っていることが理想的だが、離婚していたとしても定期的に子どもと会ったりするなど良好な関係であればあまり問題ではないらしい。また両親が揃っていても喧嘩ばかりしていたらもちろん子どもに良くない。

経験から言って、議論してうまくいくことが多いのは、「あなた」を主語にするのではなく、「私」を主語にした場合です。

フィリッパ・ペリー. 子どもとの関係が変わる自分の親に読んでほしかった本 (日本経済新聞出版) (p.53). 株式会社日経BP. Kindle 版

「あなた」ではなく「私」を主語にして話すこと、自分の感情を自分のものとして認め、相手の感情を知って受けいれることが、家庭内で意見の相違が避けられないときの最善の対処方法です。

フィリッパ・ペリー. 子どもとの関係が変わる自分の親に読んでほしかった本 (日本経済新聞出版) (p.54). 株式会社日経BP. Kindle 版

議論(口喧嘩)をするときのポイント。「なんで皿を洗ってないの?」ではなく「大量の洗い物を見るとうんざりするから洗ってもらえると嬉しい。」のように自分の感情を正直に伝えるといいらしい。自分も妻とよく口喧嘩するので、夫婦の議論の目的は相手に勝つことではなくお互いを理解し問題を解決すること、を意識したい。

第3章 感情に向き合う

子どもが幸せでいるためには、親が子どものすべての気分を受けとめ、子どもが経験している世界のすべての側面を受けいれる必要があります。楽しいことばかりではありません。

フィリッパ・ペリー. 子どもとの関係が変わる自分の親に読んでほしかった本 (日本経済新聞出版) (p.93). 株式会社日経BP. Kindle 版.

子どもの感情に対して、抑え込んだり気をそらしたりするのではなく、真正面から向き合うべき、感情の受け皿になることが大事である、と3章では繰り返し述べられている。筆者曰く、この3章が子どもの心の健康の土台になるため最も重要とのこと。子どもの感情を否定せず、受け入れる。

第4章 親になるための土台をつくる 出産と妊娠

休暇で初めての場所に旅行に行ったとして、そこで出会った人々がたまたまとてもやさしくて、天気も最高だとしたら、その土地に好意的なイメージを持つでしょう。同じように、赤ちゃんにとっては、生まれ落ちた世界が安全で愛すべき場所であるほうが、人生がずっと楽になります。

フィリッパ・ペリー. 子どもとの関係が変わる自分の親に読んでほしかった本 (日本経済新聞出版) (p.143). 株式会社日経BP. Kindle 版.

最近はネントレと言って、泣いてもある程度ほったらかしにして自力で眠りにつく訓練をするのが流行っているらしいが、この本ではそれを全否定していた。何かニーズがあって泣いているのに、それを無視されるとこの世界に否定的な感情が植え付けられてしまうのだとか。欧米では子どもは早いうちから両親と別々に寝るらしいので、なかなかにセンセーショナルな主張だったのではないだろうか。私も我が子が2ヶ月を過ぎ、そろそろネントレだ~なんてちょうど調べ始めていたところだったが、これを読んで、泣かせっぱなしにして寝るのを待つ、というのはとりあえずやめようと思った。

第5章 心の健康を育む

心の健康状態を示す重要な指標の1つは、親と子のあいだの結びつきの強度です。(中略) 絆を結び、関係を築くために必要なのはギブ・アンド・テイクです。

フィリッパ・ペリー. 子どもとの関係が変わる自分の親に読んでほしかった本 (日本経済新聞出版) (p.165-166). 株式会社日経BP. Kindle 版.

この章だけでなく、ずっと心の健康の話をしている。作者が心理療法士らしくそのテイストが全編通してふんだんに出ており、やや食傷気味になってきたが、頑張って読み進める。子どもの心の健康にはギブ・アンド・テイク=相互的なコミュニケーションが大事らしい。与えるだけではなく、ちゃんと子どもからのメッセージを受け取ること。最初のコミュニケーションとして乳児と呼吸を合わせる、というのも有効。

幼い子どもの目の前で、ゲームで遊んだり、メールをチェックしたりして、長時間スマートフォンをいじるのはお勧めできません。親と接する機会を子どもから奪い、子どもの心に空虚な隙間をつくってしまうからです。

フィリッパ・ペリー. 子どもとの関係が変わる自分の親に読んでほしかった本 (日本経済新聞出版) (p.180). 株式会社日経BP. Kindle 版.

まさに第一章で自分が気をつけたいと思ったスマホ依存に関する内容が、ここで出てきた。子どもにスマホ依存になってほしくなけりゃ自分がスマホばっかり見てたらダメだよって言う、そりゃそうだよな、としか言えない内容である。非常に耳が痛いが、気をつけたい。現代人にとってハードルがかなり高いと思うが、皆どうしているのだろうか・・。

「睡眠トレーニング」とは乳幼児が眠るまで泣かせておく、あるいは、一定時間泣かせておいてから相手をして、徐々にその時間を延ばしていくというものです。こうした条件付けによって子どもが眠りに就くまでの時間が短縮されるという研究や、子どもが親を求めて泣かないようにする条件付けにはなんの害もないという報告が過去にありました。しかしその後、問題点が指摘され、睡眠トレーニングが赤ちゃんの脳の発達を阻害することがわかっています。

フィリッパ・ペリー. 子どもとの関係が変わる自分の親に読んでほしかった本 (日本経済新聞出版) (pp.195-196). 株式会社日経BP. Kindle 版.

第4章でメモ書きしたネントレについて、第5章でちゃんと述べられていた。やはり著者はネントレについて全否定をしている。眠りたい親のエゴだと。泣くのを放置しても親を求める気持ちは消えず、ただ親を呼ぼうとする気持ちがくじかれるだけ。結果として子どもに有害なストレスが発生し脳のネットワークに悪影響があるのだとか。

離乳が済むまで親と子が一緒に寝るのは哺乳類として当然で、これは現代人も同じ。南欧、アジア、アフリカ、中南米はそうしているのに、子どもの1人寝を急かす風潮がある西欧の方が少数派である。

前述したとおり、最近は日本でもネントレすべきみたいな風潮がある気がする。そういった類のYoutube動画やブログをよく目にする。そしてその根拠の1つにアメリカやヨーロッパではそれが普通だから、というのが多いが、この本では西欧が少数派なんだと真っ向から否定している。もちろんこの本が100%正しいと盲信する気はさらさらないが、漠然とネントレしなければという気持ちは自分からはなくなった。

子育てに関しては様々な情報がネットに氾濫しているので、受け手のリテラシーが試されるなとあらためて実感。

子どもには、たくさんのおもちゃは必要ありません。(中略)
子どもに必要なのはほんのいくつかのシンプルなおもちゃだけなのです。

フィリッパ・ペリー. 子どもとの関係が変わる自分の親に読んでほしかった本 (日本経済新聞出版) (p.208). 株式会社日経BP. Kindle 版.

西欧の平均的な子どもは150以上のおもちゃを持っていて、さらに毎年70個を新たにもらうそうです。これでは子どもは圧倒されてしまいます。これだけの量のおもちゃがあると、何か1つのものにじっくり集中することができず、せわしなく次から次へと別のおもちゃで遊ぶことになります。買い与えようとするのはたいてい両親で、そうすれば親が相手をしなくても勝手に遊んでくれると思うようですが、そううまくはいきません。

フィリッパ・ペリー. 子どもとの関係が変わる自分の親に読んでほしかった本 (日本経済新聞出版) (p.209). 株式会社日経BP. Kindle 版.

これもまさに自分だ。とにかくおもちゃを買いたくて仕方ない病にかかっていた。デパートやおもちゃ屋に行くたびにおもちゃを買いたくなる。おもちゃは種類があればあるだけいいと思っていたし、子どももそうだと思っていたが、どうやら違うらしい。1つのおもちゃに集中して、想像力を働かせながら遊ぶのが大事とのこと。うーむ、勉強になる。

第6章 行動を変える

もう少し子どもが成長してからの話だったので、いまメモる内容は特になし。


以上、結果は9メモだった。洋書にありがちな途中でミランダだのスージーのエピソードがめちゃくちゃ入って読むテンポがダレる以外はいい本だったと思う。

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