【第384回】 Marketing Cloud Next : フォームの非表示項目とデフォルト値
Winter ’26 の新機能リリースで、Marketing Cloud Next Growth & Advanced Edition のフォーム機能に「非表示項目」と「デフォルト値」の設定が、新たに追加されました。
このアップデートにより、フォーム上で重要な情報を効率的に収集しながら、入力負担を軽減できます。その結果、コンバージョン率の向上 や キャンペーンへの関与度に関するより深いインサイトの獲得 が可能になります。
非表示項目:
「キャンペーン名」や「リード流入元ページ」などの情報を URL パラメータから自動取得デフォルト値:
ユーザーが入力する必要のない値をあらかじめ設定
これらの機能は、以下の Input コンポーネントタイプ で利用できます。
チェックボックス
ドロップダウン
数値
プレーンテキスト
テキストエリア
それでは、今回の記事では「非表示項目」と「デフォルト値」の設定の手順を解説してみたいと思います。
ちなみに、取得済みの購読者情報をフォームに事前入力できるか――という点については、François Perret さんの記事で紹介されている通り、データグラフの値を CTA(ボタンなど)の URL パラメーターに埋め込むことで実現できるとされています。ただし、事前入力が可能なデータ型には制限があり、メールアドレス型など一部の項目では使用できません。そのため、この部分については今後の標準機能のアップデートを待つ必要があるようです。
設定例:「リード流入元ページ」を URL パラメーターで取得する
1. 予め、リードオブジェクトに カスタム項目「Lead Source Page」(テキスト型) を作成します。

2. キャンペーンフローから サインアップフォーム を新規作成します。

3. フォームの編集画面を開きます。

4.「データソースを追加」 をクリックします。

5. リードが取得できるよう設定します。

6. 作成済みカスタム項目 「Lead Source Page」 をキャンバスにドラッグ&ドロップします。

7. 「Lead Source Page」を開き、「この項目を非表示」にチェックを入れて、パラメーターを利用 を選択します。

今回は、静的値の設定ではなく、URL パラメーター「utm_content」(ページや CTA のバリエーションに使用)を入力し、動的値を取得できるようにします。
パラメーターが取得できなかった場合の Fallback(代替値)として 「Unknown」 を設定します。
8. 一度保存し、フロービルダー に遷移します。フォームの公開はフロービルダーから行う必要があるため、この段階では公開しません。

9. フロービルダーで 「リードの作成」 要素を開き、項目の追加 ボタンをクリックします。

10. リードのカスタム項目 「Lead Source Page」 とフォームで取得された 「Lead Source Page」 を紐づけます。

11. 続いて、同意作成の要素 を完成させます。こちらは説明を割愛します。

12. 保存してフローを有効化します。これにより、フォームも連動して公開されます。

13. フローがアクティブ化されたら、キャンペーンフローページに戻り、ランディングページ を開きます。

14. 公開後はエイリアスを変更できないため、「URL」タブ からエイリアスを必要に応じて変更します。

15. ランディングページを完成させ、公開します。今回は編集をせず、そのまま「コンテンツ」タブから公開しています。

16. URL タブ に移動し、利用可能なランディングページの公開済み URL を確認します。

17. すぐに利用可能なランディングページの公開済み URL が取得できます。
https://na1740989000474.my.site.com/lp/landing-page/rba-campaign-page

18. こちらの URL に 「utm_content」 パラメーターを付与して利用を開始します。 例:QR コードにしてパンフレットに掲載するなど
https://na1740989000474.my.site.com/lp/landing-page/rba-campaign-page?utm_content=RBA+Campaign+Page
19. このパラメーター付き URL を開き、フォームに入力します。

20. リードが作成されたら、そのリードの 「Lead Source Page」 にパラメーターで設定した値が入っていることを確認します。

21. また、念のため、パラメーター無しの URL でフォーム入力した場合に、デフォルト値 「Unknown」 が入ることも確認します。

いかがでしたでしょうか。
これまで非表示項目がなかったことで、フォームの活用に制限を感じる場面もあったかと思います。しかし、今回の新機能により、フォームの利便性が格段に向上しました。
今回紹介したユースケース以外にも、さまざまな活用方法が考えられます。ぜひ皆さん自身のキャンペーンやフローに合わせて、自由に試してみてください。
今回は以上です。
