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【第237回】 Data Cloud : Salesforce CRM 連携の すべての項目の表示 設定

これまで Salesforce CRM と Data Cloud の連携において、CRM で新規で作成した項目を Data Cloud のデータストリームに連携する際は、権限セットの 「Data Cloud Salesforce Connector」の 項目権限(Field Permissions)から設定を行い、利用したい項目の 参照アクセス権(Read Access)を個別で付与する必要がありました。

この内容については、以前の TIPS 記事でも説明していました。

そして、2025 年 2 月 の Spring '25 新機能リリース により、「すべての項目の表示(グローバル)」という新しい システム権限 が登場し、CRM 項目へのアクセス権の設定が、より迅速に行えるようになりました。

この新たなシステム権限により、オブジェクト内で 将来的に作成される項目も含め、すべての CRM 項目を Data Cloud のデータストリームで表示して、利用することができるようになります。

実際に機能がリリースされましたので、今回はその手順を確認してみます。


① オブジェクト全体の設定

まず、Data Cloud で Lead を開き、取得元項目を追加(Add Source Field)のボタンをクリックします。

3 項目が表示されました。現時点で、参照アクセス権(Read Access)が付与されている項目の中で、3 項目が、まだ Data Cloud で使用されていないことを示しています。

それでは、Data Cloud Salesforce Connector の権限セットに移動して、システム権限(System Permissions)をクリックします。

編集(Edit)をクリックします。

システム権限 がアルファベット順で並んでいますので、下の方までスクロールして、すべての項目の表示(グローバル)を探します。現在こちらにはチェックが入っていないと思います。

こちらにチェックを入れます。

設定を 保存(Save)します。この保存の作業はお忘れなく。

確認画面が表示されます。すべての標準オブジェクトとカスタムオブジェクトに適用されますので、それで問題なければ、保存(Save)をクリックします。

以上で、設定が完了したので、Leads のデータストリームへ戻り、再度、取得元項目を追加(Add Source Field)のボタンをクリックします。

すると、Data Cloud で利用できる項目が増えています。成功です。

この設定は、Salesforce CRM のオブジェクト全体に対して、すべての項目の表示(View all Field)の権限を与える設定でしたが、オブジェクトごとに  すべての項目の表示(View all Field)の権限を付与することも可能です。

次にその手順を説明します。


② オブジェクトごとの設定

まず、Data Cloud で Contact を開き、取得元項目を追加(Add Source Field)のボタンをクリックします。

4 項目が表示されました。現時点で、参照アクセス権(Read Access)が付与されている項目の中で、4 項目が、まだ Data Cloud で使用されていないことを示しています。

それでは、Data Cloud Salesforce Connector の権限セットに移動して、オブジェクト設定 をクリックします。

Contacts を検索して、選択します。

Contacts の画面に来たら、編集(Edit)ボタンをクリックします。

すべての項目の表示(View all Field)には、まだチェックが入っていません。いくつかの項目に、まだ 参照アクセス権(Read Access)が付与されていないことも確認できます。

すべての項目の表示(View all Field)にチェックを入れることで、すべての項目にもチェックが一括で入ります。将来的に新しい項目を作成した場合も、デフォルトでチェックが入るようになります。設定を 保存(Save)してください。この保存の作業はお忘れなく。

設定が完了したので、Contacts のデータストリームへ戻り、再度、取得元項目を追加(Add Source Field)のボタンをクリックします。

すると、Data Cloud で利用できる項目が増えています。成功です。


いかがでしたでしょうか。

これまでは、CRM で新規項目を作る度に、項目ごとの個別の権限を付与する必要がありましたが、この新機能により、将来に亘って、すべての項目に対して 参照アクセス権(Read Access)を付与することができます。非常に効率的になりました。まさに ゲームチェンジャー ともいえるリリースです。

これからは、組織のポリシーに合わせて、①「オブジェクト全体に権限」を付与するか、②「オブジェクト単体に権限」を付与するか、はたまた、これまで通り ③「項目ごとに権限」を付与して頂ければと思います。

注意点

  • 一度、権限設定のチェックを入れて保存してしまうと、その後、チェックを外して保存しても、元の設定には戻りません ので、試す場合は本当に実行して問題ないか確認して下さい。

  • システム権限「すべての項目の表示(グローバル)」への設定を行うと、全オブジェクトの すべての項目の表示(View all Field)に一括でチェックが入ります。

  • 私の方で、Salesforce CRM で新規項目を作成しましたが、即時にデータストリームの 取得元項目を追加(Add Source Field)のボタン内で利用可能であることを確認しました。

今回は以上です。


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