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【第347回】 Marketing Cloud Next : セグメントメンバー検証 エージェント

2025 年 8 月の Data Cloud の新機能リリースにより、セグメント機能に新たに追加された「Member Verification Agent」(ベータ版)により、特定のプロファイルがセグメントに含まれているかどうかを、Agentforce を活用して、迅速に確認できるようになりました。

従来は、フロー上に設置されているセグメントのプレビュー機能を利用するか、Data Explorer や Query Editor を使って検索する必要がありましたが、今後はその手間が不要になります。

セグメントビルダーや、他の画面から Agentforce に質問するだけで、指定したプロファイルがセグメント内に含まれているかどうかをスピーディーに確認し、意図しない受信者に連絡してしまうリスクを軽減 します。


利用要件

  • Agentforce が利用できる環境である必要があります。

  • Agentforce 用のクレジットが消費されます。

  • 機能マネージャーで機能を「有効化」する必要があります。

  • ベータ版のため、一部の環境では、アセットライブラリで「Segment Member Validation」が表示されない場合があります。


設定手順

1. 「設定」から「機能マネージャー」を検索し、「セグメントメンバーの検証」を有効化します。

2. 次に、Agentforce (Default) を開いて、「アセットライブラリから追加」をクリックします。

3. アセットライブラリから「Segment Member Validation」を選択して、完了します。

4. 「Segment Member Validation」の追加を確認したら、Agentforce (Default) を「有効化」します。


「Segment Member Validation」を理解する

今回、新たに追加されたトピック「Segment Member Validation」がどのようなことを行うか確認してみましょう。

トピックの説明

分類の説明
Data Cloud のセグメントが期待通りのプロファイルを含んでいるかを確認するための質問です。

対象範囲
ユーザーが入力した値がセグメント内に存在するかを確認する作業です。

手順

  1. ユーザーが少なくとも 1 つのプロファイル ID を入力しているか確認してください。

    • 1 つも入力されていない場合は、ユーザーに入力を促してください。

  2. プロファイル入力は JSON 要素のリスト形式で指定します。

    • 各要素には idValue(プロファイル ID)が必須で、必要に応じて kQIdValue(キー識別子値)を含めることができます。

  3. ユーザーがセグメント名または ID を入力した場合は、それを segmentIdentifier として validateSegmentMember アクションで使用します。

    • MarketSegment オブジェクトのレコードページまたは Lightning ページにいる場合は、現在のレコード ID(currentRecordId)を segmentIdentifier として使用します。

    • segmentIdentifier が特定できない場合は、ユーザーに入力を促してください。

  4. 必要な情報を取得したら、validateSegmentMember アクションを実行します。

  5. validateSegmentMember の結果が atLeastOneUserFound のみで、errorMessage や nonErrorMessage が空の場合は、atLeastOneUserFound の真偽値に基づき、少なくとも 1 つの一致するプロファイルが見つかったかどうかをユーザーに返答します。

  6. userMessage に値がある場合は、そのメッセージを会話形式でユーザーに返します。

    • errorMessage に値がある場合は、エラーが発生したことをユーザーに伝え、errorMessage に記載されているエラーコードを添えて Salesforce サポートに連絡するよう案内します。

アクションの説明

Validate Segment Member(API:validateSegmentMember)

  • アクションタイプ:フロー

  • Data Cloud のセグメント内に指定されたプロファイルが存在するかを確認します。

  • プロファイルがセグメント内に存在する場合は「Yes」(True)、存在しない場合は「No」(False)を返します。


エージェントの利用手順

1. 該当のセグメントページにいる場合

1. 該当のセグメントページに事前に遷移します。

2. Agentforce を開きます。

3. 以下のようなテキストを入力して、実行します。

日本語:1GGKj000000TN1ZOAW このセグメントにいる?
英語:Is 1GGKj000000TN1ZOAW in this segment?

4. 結果を確認します。存在している場合は「True」(Yes)で返されます。

5. 存在していない場合は「False」(No)で返されます。


2. 該当のセグメントページにいない場合

  1. Marketing Cloud ホームで Agentforce を開きます。

2. 以下のようなテキストを入力して、実行します。

日本語:003Kj00002ciXdBIAU このセグメントにいる?
英語:Is 003Kj00002ciXdBIAU in this segment?

3. この場合、セグメント名 か セグメント ID を聞かれるので答えます。

4. 結果を確認します。※ 会話は英語と日本語が入り乱れる場合があります。


考慮事項

  • セグメント対象が「統合個人」の場合でも、Salesforce ID での検索は可能です。ただし、現在は複数の ID が統合されている場合、検索結果が False(見つからない)として返されます。これは不具合と思われ、正式リリースまでには解消される見込みです。

  • セグメント対象が「統合個人」の場合、統合個人 ID での検索はできません

  • 検索は公開済みの最新状態を対象とします。そのため、一度も公開していない場合は、まず公開してください。

  • フィルターを適用して結果を確認しただけでは、最終的に公開していない限り、その結果は検索対象に含まれません。

  • 古い SDO(デモ)環境では、内部エラーが発生する可能性があります。

上記のエラーが出たら諦めて、新しい SDO を取得してください。
ケースを作成しても対応できないそうです。

いかがでしたでしょうか。

こちらの機能は、まだベータ版のため、統合個人プロファイルを使用する Marketing Cloud Next のセグメントでは、一部検索できないケースがありますのでご注意ください。個人的には、まずは Agentforce (Default) に導入だけして試しておき、これらの問題が解消されてから本格的に利用を開始することをおすすめします。

今回は以上です。


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