【第286回】 Agenetforce : 新しい課金体系「Flex Credits」がリリース
Salesforce Agentforce の新しい課金体系「Flex Credits」がリリースされました。この取り組みは、企業が柔軟な戦略的投資を行えるように支援し、デジタル労働力の無限の可能性を引き出すことを目的としています。
Agentforce とは
Agentforce とは、Salesforce が提供する自律型 AI エージェントプラットフォームで、企業の業務効率化と顧客体験の向上を目的とするものです。
このプラットフォームは、AI エージェントが人間のように自律的に行動し、24 時間 365 日、従業員や顧客をサポートすることを可能にするものであり、今後さらに拡張が期待される分野になっています。

※今回の記事は、この Agentforce の(企業側の)使用料の話になります。
Flex Credits とは
従来の Agentforce は、1 会話あたり 2 ドル(300 円程度)という課金体系でしたが、新しい「Flex Credits」では、実際に Agentforce が実行した「アクション数」に基づいて課金される仕組みとなります。
課金の仕組み
1 アクションあたり 20 クレジット(定価 0.1 ドル = 15 円程度)を消費。
アクション数が少ない場合は、これまでよりコストが削減可能。
多くのアクションが必要な場合、その価値に応じたコストが発生。
アクションとは、企業が各エージェントに対して設定する、具体的な作業指示のことを指します。例として、「メールの下書きを作成する」「ToDo を登録する」「類似ケースを検索する」などが挙げられます。エージェントは原則として、このアクションに基づいて作業を行います。それ以外の業務は行いません。
また、アクションが実行されない場合は、仮に会話が存在しても課金対象にはなりません。Agentforce 内でどのアクションが実行されるかは、会話内容を分析し、推論エンジンによって決定されます。1 つのアクションが実行されれば 0.1 ドルで済みますが、3 つのアクションが実行されれば 0.3 ドルの課金となります。
課金の具体例
以下のサイトよりご確認ください。
選択肢と注意点
この新しい「Flex Credits」と従来の会話型課金は、組織ごとにどちらか一方を選択する必要があります。共存はできませんので、導入前に自社のユースケースに適したモデルを慎重に検討する必要があります。従来の会話型課金から「Flex Credits」への移行も可能です。
クレジットの購入と管理
Flex Credits は 10 万クレジット(500 ドル)単位で販売。
Salesforce Digital Wallet を使用してクレジットの追跡、予測、管理が可能。
小規模な試験運用から始め、成功したユースケースを拡大するのに最適。
この新しい課金体系についての詳細は、Salesforce の公式プレスリリースをご確認ください。
Marketing Cloud との関係
私が主に note で記事にしている Marketing Cloud Next(Marketing Cloud Growth & Advanced Edition)においても、今回の課金体系の変更は無関係ではありません。以下の記事で紹介している Campaign Creation や、Summer '25 にベータ版がリリース予定の Campaign Designer は Agentforce の機能に関連しています。そのため、この変更は非常に注目すべきポイントです。
※マーケテイング関連の Agentforce に対応しているかは言及されていないので、確認が必要です。
今回は以上です。
