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【第283回】 Marketing Cloud Next : 標準レポートとダッシュボード

Marketing Cloud Next(Marketing Cloud Growth & Advanced Edition)では、任意のレポートを作成することも可能ですが、予め用意されたさまざまな標準レポートとダッシュボードが備わっています。

今回の記事では、そのアクセス方法とどのような内容になっているか確認してみます。

事前準備

設定」>「Marketing Cloud」>「分析」にある、以下の 4 つの分析パッケージを事前にインストールする必要があります。

  • マーケティングエンゲージメント分析パッケージ

  • SMS 分析パッケージ

  • ランディングページおよびフォーム分析パッケージ

  • フローレポート分析パッケージ(Spring '26 で廃止)

※ フローレポート分析パッケージは、Spring '26 で廃止されましたが、URL を知っていればインストール可能です。以下の記事を参考にしてください。


アクセス方法

標準レポートとダッシュボードへのアクセスは非常にシンプルです。

1.  「分析」タブに移動します。

2.  「検索窓」に、以下で紹介する「レポート名」や「ダッシュボード名」を入力して、標準レポートやダッシュボードにアクセスします。


標準レポートとダッシュボードの種類

① Email Engagement Reports(V1 / V2)フォルダ

V1 レポートフォルダの例

メールマーケティングに特化したレポートが格納されているグループフォルダです。V1 と V2 のフォルダがあり、これらのフォルダには、以下のような多様なレポートが格納されています。

  • All Email Activities(V1)
    フロー名を軸にして
    、エンゲージメントメトリクスを表示します。(クリックスルー率、送信数、配信到達率、バウンス率、開封率、クリック率、購読取り消し率)

  • Email Sends by Status(V1)
    送信レコードにおける Sent と Not Sent を比較して表示します。

  • KPIs for Email Engagement(V1)
    フローのメール要素名を軸にして
    、エンゲージメントメトリクスを表示します。(クリックスルー率、送信数、配信到達率、バウンス率、開封率、クリック率、購読取り消し率)

  • Sent Email Outcomes(V1)
    バウンス、購読取り消しの結果を表示します。

  • Top Campaigns by Click-through Rate(V1)
    キャンペーン名を軸にして
    、送信数、クリック数、バウンス数、クリック率を表示します。

  • Total Email Activities(V1)
    アクティビティ日別を軸にして
    、送信数、開封数、バウンス数を追跡して表示します。

  • Email Send Outcomes(V2)
    フローのメール要素名を軸にして
    、送信、未送信、開封、クリック、バウンス、購読取り消しの結果を表示します。こちらのレポートにはメールアドレスや受信者の名前が含まれます。V1 のレポートに比べて、より詳細と言えます。

  • Individual Email Engagement(V2)
    受信者の名前を軸にして
    、日別のエンゲージメントメトリクスを表示します。フィルタリングをしないと膨大なレポートになるため、注意が必要です。

  • V2 Email Deliverability KPIs(V2)
    CMS コンテンツ名とフローのメール要素名を軸にして
    、送信数、未送信数、バウンス数、到達率などのエンゲージメントメトリクスを表示します。

  • V2 Email Performance KPIs(V2)
    CMS コンテンツ名、キャンペーン名、フロー上のメール要素の名前を軸にして
    、送信数、バウンス数、開封率、クリック率、バウンス率、購読取り消し率などのエンゲージメントメトリクスを表示します。


② Email Engagement Dashboard(V1 / V2)

V1 ダッシュボード
V2 ダッシュボード
  • 日付範囲、キャンペーン、フロー、セグメント、メールメッセージでフィルタリングが可能です。

  • 標準的なメールマーケティング KPI(開封・クリック・バウンス・購読取り消しなど)を素早く提供し、クリック率の高いキャンペーンや、未送信の割合なども含めた、メール施策の全体像を提供します。

※ V1 ダッシュボードは主に、標準レポートの V1 機能を基に生成されたダッシュボードであり、V2 ダッシュボードは主に、標準レポートの V2 機能を基に生成されたダッシュボードです。


③ SMS Engagement Reports フォルダ

SMS マーケティングに特化したレポートが格納されているグループフォルダです。

SMS チャネルを追加することで使用できるようになります。SMS チャネルを追加するまでパッケージをインストールしても表示されません。

私の環境では SMS が有効化されていないため、どのようなレポートが格納されているは不明です。


④ SMS Engagement Dashboard

  • 日付範囲、キャンペーン、フロー、セグメント、SMS メッセージでフィルタリング可能です。

  • 標準的な SMS マーケティング KPI の全体像を提供します。

※ SMS チャネルを追加することで使用できるようになります。SMS チャネルを追加するまで表示されません。


⑤ Forms Engagement Reports フォルダ

フォーム KPI に特化したレポートが格納されているグループフォルダです。このフォルダ内に、以下のような多様なレポートが格納されています。

  • All Form Activities
    公開されたフォーム名を軸にして、
    フォーム登録数を表示します。

  • Form Submission over time
    フォーム登録日を軸にして、
    各フォームの登録数を表示します。

  • KPIs for Form Engagement
    フォームが登録されているランディングページ名を軸にして、
    フォーム登録数を表示します。


⑥ Form Engagement Dashboard

  • 日付範囲や公開されたランディングページのタイトルでフィルタリング可能な、サインアップフォームに特化した指標を提供します

  • 例えば、各ランディングページにおけるサインアップしている人数を時系列で表示します。


⑦ Landing Page Engagement Reports フォルダ

ランディングページに特化したレポートが格納されているグループフォルダです。このフォルダに、以下のような多様なレポートが格納されています。

  • All Landing Pages Activities
    公開されたランディングページ名を軸にして、
    閲覧数、リンクのクリック数、フォームの登録数を表示します。

  • Landing Page Activity
    ランディングページにおけるアクティビティ日付を軸にして、
    閲覧数、リンクのクリック数を表示します。

  • Landing Pages Top Browsers
    各ランディングページの閲覧に使用されているブラウザの閲覧数とその割合を表示します。(例:Chrome の閲覧数など)すべてのブラウザを取得できるわけではありません。

  • Landing Pages Top Devices
    各ランディングページの閲覧に使用されているデバイスの閲覧数とその割合を表示します。(例:Android の閲覧数など)すべてのデバイスを取得できるわけではありません。

  • KPIs for Landing Page Engagement
    公開されたランディングページ名を軸にして、
    閲覧数、リンクのクリック数、フォームの登録数、クリック率、フォームの登録率を表示します。

  • Landing Page Engagement By Source
    ユーザーが直前にアクセスしたページの URL を軸にして、
    フォームの閲覧数を表示します。どのページからの遷移が多いかを確認することができます。


⑧ Landing Page Engagement Dashboard

  • 日付範囲や公開されたランディングページのタイトルでフィルタリング可能な、ランディングページに特化した指標を提供します

  • 例えば、ランディングページ内のクリック率や、ランディングページの閲覧数や、閲覧したブラウザの割合など表示しています。


いかがでしたでしょうか。

Marketing Cloud Growth & Advanced Edition の標準レポートは、そのままの形で使用すると、ボリュームが非常に大きいレポートとなってしまい、使いにくい場合があります。よって、カスタマイズすることを前提として考え、レポート機能を活用して「このようなレポートも作れるんだ」というサンプルとして参考にするのが良いでしょう。

皆さんの方でも一度すべての標準レポートを確認し、自社の運用に最適なレポートを見つけてみてください。

今回は以上です。


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