福建逍遥13〜ローカル食堂で、街の空気を感じるin廈門そして南靖
念願の土楼再訪を果たし、廈門に向けて帰路につく。行きと同じルートなので、スムーズに廈門まで戻って来ることができた。
土楼の行き帰りは、無事にたどり着く&帰り着くことに必死であまり余裕がなかったが、廈門に戻ってしまえば、後はのんびり街を歩くだけだ。街歩きも良かったのだが、廈門はご飯も総じておいしい。
このレポートでは、気まぐれなローカル食堂巡りの様子をお届けしようと思う。
1.ミシュラン認定の小吃に廈門で出会う
廈門には名物料理がたくさんあるが、こちらの蝦麵とその一つだ。蝦麺を食べるだけなら、どの店にしてもよいのだが、街歩きの途中で発見したこちらのお店「阿西虾面」は、特に目立つ存在だ。というのも、ミシュランが発行するビブグルマンの店の一つに、こちらの阿西がランクインしているからだ。

ミシュランの看板もかかっている。そして左側を見ると、「厦門市十大名小吃」にも選ばれたことがあるようだ。なかなかすごい経歴である。

それでは、こちらの高評価小吃で、看板料理の蝦麵(虾面)を食べよう。虾面の値段は50元。廈門にしては少し高いが、海鮮がたっぷり入っているので、まあ妥当な値段だろう。
味は、沙茶醤がベースでそこに辛味がまあまあ入っている。個人的には、これ以上辛いと食べきれないかも、という感じだったが、多くの日本人にとってはかなり好まれる味わいだと思う。スープというか出汁が本当に味わい豊かで、うっかり飲み干したくなる(笑)。
香菜がたっぷりかかっているが、沙茶味が強いので、このくらい香菜が入ってもやりすぎ感はない。

一つ心配だったのが、お客さんがほとんどいなかったこと。飲食店が建ち並ぶ通り沿いのお店なのに、待たずにすぐ食事なできた。もしかしたら、朝や昼のほうが賑わうのかな?
【店舗情報】
「阿西蝦面」
住所:厦門市思明区思明西路4号
営業時間:8:00~23:30(無休)
2・夜遅くでも大丈夫!沙茶麵のチェーン店で、ボリュームたっぷりの食事をする
次に紹介するのが、こちらの小吃「闽蓝家沙茶面」だ。「沙茶面」の文字が目立つところが廈門らしい。さっそく店に入ってみよう。

阿西虾面の蝦麺を食べた日の夜食。少し時間を空けたから、夜食もいいよね?ということで、気になっていたメニューを2つ頼んだ。
1つ目は「蟹黄汤包」。いわゆるカニ味噌入り小籠包だ。本来は江蘇省の名物料理らしいのだが、廈門でも、蟹黄汤包はかなりメジャーな料理になっている。
実際に食べてみると、確かにカニの風味を感じる。本物のカニかどうかは素人なので判別できないが、いずれにせよ、なかなかおいしかったことは確かだ。

次に注文したのが、「腸粉」だ。こちらもかなりの大きさ。エビやシイタケ?など、具材も豊かで、なかなかおいしい。ただし正直、一人で両方食べるのは多すぎたようだ。これ以上食べられないくらい腹が膨れて、そのままホテルに帰還した次第である。
夜遅くまで、地元料理が気軽に食べられるのは、ありがたい限りだ。

【店舗情報】
「闽蓝家沙茶面」
住所:廈門市思明区思明西路4号
営業時間:8:00~23:30(無休)
3・廈門の「普通の」早餐店にお邪魔する
晩ごはんも夜食もたっぷり食べた翌朝。ホテルのすぐ近くにある早餐店「锦鲜品芳」で朝食をとった。复合中式早餐と書かれていて、さまざまな朝ごはんメニューがある。

ここでは2種類の肉包と玉米粥(寝起きの朝にこのおかゆは案外良い)、搾菜をいただいた。台湾とは少し違う朝食レパートリーだが、これはこれで悪くない。
本当はもっと面白いメニューもあるのだろうが、今回は軽い食事にとどめたかったので、朝ごはん探索は、次回以降の宿題としよう。

【店舗情報】
「锦鲜品芳霞溪路店」
住所:厦門市思明区思明東路42号
営業時間:6:00~20:00(無休)
4・中国の小さな町の街角で牛肉麵と水餃
廈門のお店ばかり紹介したが、実は一番楽しかったのは、客家土楼からの帰り、南靖の街角で、ふらっと入った清真系の麵食堂かとしれない。
中国のとこにでもありそうな「兰州拉面」という店名。これだけではおいしいかどうかよく分からないが、賑わっているようだし、ちょっとトライしてみよう。
中国は広い大陸国家なので、店が広くてもよさそうにも思うのだが、室は街角の初稼働は、上記のような入口が狭く、特に細長い店が案外多い。こういうところは、江戸期の都市部や、台湾の老街と同じ感覚で面白い。

まずは、牛肉面をいただく。これがセール価格になっていて12元で食べられた。牛肉は少し薄めだが、味はしっかりしていて、日本人にも好まれそうな感じだ。麺は、普通のラーメンより少し太めで、若干ラフな食感。
ああ、この味、絶品グルメとは言えないが、普段通っても良さそうな馴染みやすいおいしさだ。これが300円弱で食べられるとは、中国も地方に来ると食事が安くて助かる。

お次は水餃。これ多分、20個入っている。で、13元くらいだった。餃子は北方の料理だと思っているが、南部の福建でもこんなにたらふく食べられるのか!

いずれも、中国ではありふれた料理なのだが、こういう普通の料理が手軽に安く食べられるのは、バックパッカー旅の楽しみとしては欠かせない感じだ。
【店舗情報】
「清真兰州拉面」
住所:福建省漳州市南靖县人民路12号
営業時間:9:30~2:00(無休)
というわけで、中国のローカルごはんは、興味を持ち出したら、キリがなさそうだ。中国自体、そんなに頻繁に来る国ではないので、次回もどこかの街で、普通の街グルメとの偶然の出会いを楽しみにすることにしよう。
