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福建逍遥9〜グレープフルーツと福建の関係

何とか田螺坑土楼にたどり着いた。民宿のご夫婦に連絡が取れて、部屋に荷物を下ろす。とりあえず、ホッとした。前回に比べれば、かなり情報も増え、海外ローミングもスムーズだったのだが、それでも難易度の高い道中だった。でも、ここまで来れば、夜の土楼の素晴らしい眺めを独り占めできる。

古びた建物が風情を感じさせる

夕暮れの土楼群のなかに佇むと、少し懐かしい気分にさえなってくる。6年半前には、この夕暮れの景色は見ていないはずなのに。。。

観光地だが、中国の田舎らしい光景

土楼の中にも入っておこう。おお、この静かで生活感あふれる円形劇場。ここに帰ってくるために、不確かな情報にも振り回されつつ、頑張って廈門からやって来たのだ。

円形の土楼はやはり壮観

そんな感傷的な気分に浸ってすぐに、鮮やかな黄色の物体が目に入ってきた。葡萄柚、グレープフルーツのようだ。

えっ、グレープフルーツ?あれって、カリフォルニアあたりで生産されているのでは?

まさかの葡萄柚にびっくり

土楼の眼の前で、グレープフルーツ(とみかん?)の搾りたてジュースの実演販売をやっていた。人気があるのは、グレープフルーツの方らしい。まさか、福建の山奥の客家土楼でグレープフルーツに出会うとは思わなかったので、早速一杯作ってもらった。

新鮮でおいしそう

一杯15元(約330円)。街場よりも高い気もするが、観光地価格としては良心的な方かも。手際よくグレープフルーツを搾り、たっぷり入った生グレープフルーツジュースの出来上がり。

飲んでみると、予想していた苦味や強い酸味がない。あれ、これは飲みやすいぞ。ごくごく飲めて、あっという間に飲み干してしまった。不思議な爽快感に包まれた瞬間だった。

茶色の街並みでひときわ映える

実は福建省の南靖や漳州付近では、グレープフルーツの生産がさかんなのだそうだ。これまた新しい発見だ。

予期せぬ果物との出会いは、晩ごはんの時にも訪れた。食事時の話は改めて書くことにして、食後のデザートは、当然のようにグレープフルーツだった。

きれいな黄色

ジュースにしておいしかった福建のグレープフルーツだが、果物として普通に食べてもかなりおいしい。酸味がやや弱く、甘さも感じるので、とても食べやすい。これなら、普段のデザートとしても気軽にいただける。

簡単に食べられる福建の葡萄柚

福建のグレープフルーツを食べた、という体験記はほとんど見つからなかった。うーん、ネット時代になっても、現地に行かないとなかなか分からないことは、まだまだあるものだ。

元気が出る明るい色合い

ちなみに、大きなグレープフルーツや、文旦には、絵が描かれている。この絵の作者は、民宿のおかみさんだった。ちょっとシュールなデザインが、強く印象に残った。

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