ゴールドコーストの街で、私が「経営者の本当の仕事」を見た日
「経営者の仕事って、何でしょうか」
これは、私が顧問先の経営者に、よく投げかける問いです。
ほとんどの方は、こう答えます。
「戦略を立てること」
「人を採用し、配置すること」
「最終決断を下すこと」
もちろん、すべて間違いではありません。
でも、本当に組織を伸ばしている経営者がやっていることは、
もっと地味で、もっと静かで、もっと尊い仕事です。
そのことを、私は2025年、オーストラリアのゴールドコーストで、
痛いほどに思い知らされました。
今日は、その時の話をさせてください。
◆BMCマスター生として、私はそこにいた
私は2024年に独立しました。
独立にあたって、星渉先生が主宰する
BMC(ビジネスマスタリーキャンプ)で学び始めました。
最初はスタートコースの一人でした。
そこから愚直に学び、愚直に行動し続けた結果、
2025年には、年商3,000万円以上という基準を持つ
"BMCマスター継承生"に加わることができました。
正直、自分でも想像していなかった成果です。
そして、そのマスター生の2026年の合宿先が、
オーストラリアのゴールドコーストでした。
◆2日目、スマホを没収された
合宿は3日間。
初日はグループコンサルティング。
2日目は「ミッションinゴールドコースト」という体験イベントでした。
朝、会場で全員のスマホが没収されました。
渡されたのは、地図、コンパス、
そして場所のヒントとなる写真が入った封筒。
ヒントといっても、わかりにくい。
街にある20箇所のポイントを目指し、
場所によって獲得できるポイントが異なる。
場所ごとにミッションがある。
(例えば、ゲームセンターでバスケゲームを成功させると◯点、など)
すべては回れない。
だから、ルートを決め、優先順位を決めて、動く。
そして、現地の人にも聞いてよいが、
"一人につき一箇所しか聞けない"というルール付き。
これはもう、ゲームではありません。
経営判断そのものです。
街を歩き出して、まず驚いたのは、自分の変化でした。
スマホがない。
それだけで、五感が一気に研ぎ澄まされていったんです。
街の匂い。
朝の空気の温度。
チームメイトの表情。
信号の音、車のクラクション。
広場で笑う、現地の子供の声。
それまでスマホの中に閉じこめられていた感覚が、
ぜんぶ、自分の周りに広がっていく。
人と話す時も、目を見て話す。
チームメイトの一言の重みが、いつもと違う。
「ああ、自分はこんなにも、五感を眠らせていたんだ」
そう思いました。
◆そして、もう一つ気づいたことがあった
ミッションを進めるなかで、私はもう一つ、
大切なことに気づきました。
これは、五感の話よりも、もっと深い話です。
それは、運営スタッフの存在についてです。
◆「運営スタッフ」は、選抜された精鋭メンバーでした
このミッションinゴールドコーストには、
各チームに必ず一人、運営スタッフがついていました。
道に迷わないため、ではありません。
ルールの管理や、ミッションの判定をするためです。
少しBMCの構造をお伝えすると、
BMCには3つのコースがあります。
スタートコース、プラクティスコース、そしてマスターコース。
私自身、2024年はスタートコースの一人でした。
運営スタッフを務めてくださっていたのは、
プラクティスコースの中から、
"運営に回りたい"と自ら手を挙げた方々の中から、
星先生が選抜された精鋭メンバーです。
つまり、自分が学んでいる立場でありながら、
"次の仲間の体験のために動きたい"と志願した方々でした。
◆事前準備の、すさまじさ
私たちは知らなかったのですが、
イベントが始まる前、運営スタッフの方々は、
ものすごい仕事をしてくれていました。
20箇所のポイントを実際にすべて回って、ロケハン。
道に問題がないか、安全性のチェック。
ミッションが成立するかの確認。
現地の人に話を聞いて、当日の運営を成立させるための調整。
参加者の私たちが、当日"楽しめる"ように、
彼らは、何日もかけて街を歩き回ってくれていたのです。
私たちが見ていたのは、当日の輝かしい一場面。
でも、その一場面の裏には、
誰にも見られない準備の時間が、何十時間もあった。
これに気づいた瞬間、胸が熱くなりました。
◆そして、決定的なシーン
ミッションが始まり、私たちのチームは街を歩き出しました。

地図とコンパスを頼りに、写真のヒントを頼りに、
「次はあっちだ」「いやこっちじゃないか」
と議論しながら、進んでいく。
運営スタッフは、横で黙って歩いてくれている。
その時、私はあるシーンに気づきました。
私たちが、明らかに間違った方向に歩き出していたんです。
地図の読み違い、ヒントの解釈ミス。
本当は逆方向に行くべき場面で、
私たちは堂々と、間違った道を進んでいた。
運営スタッフは、当然それを知っています。
事前にロケハンをしていますから、答えを全部知っている。
でも、何も言わない。
私たちの後ろを、ただ静かについてくる。
不満ひとつ、口にしない。
正解を、教えない。
急がせもしない、止めもしない。
ただ、私たちが自分たちで気づくまで、待ってくれていたのです。
◆その時、私は震えました
このシーンに気づいた時、私の中で、
ある問いが、いっきに膨らみました。
なぜ、彼らは黙っているのか。
なぜ、自分のことではないのに、ここまでやれるのか。
なぜ、自分の学びの時間を使って、運営に回ろうと思ったのか。
そして、こう気づいたんです。
これが、本物の"組織の運営者"の姿だ、と。
組織を伸ばす人とは、
自分が前に出て、目立つ人ではありません。
裏で、誰にも見られない準備をやり切り、
当日は黙って、参加者の体験を最大化する人です。
正解を知っていても、教えない。
間違いを見ても、責めない。
ただ、信じて、待つ。
そして、参加者が成功した時には、
自分の手柄にせず、参加者の喜びを、自分のことのように喜ぶ。
これが、経営者の本当の仕事だ、と思ったんです。
◆経営者の方へ、お伝えしたい3つのこと
私自身、これまで何社もの経営者を支援してきました。
そして、組織を伸ばす経営者には、共通点があります。
一つ、見えない準備に、時間をかける。
朝、誰よりも早く考え、誰よりも先に動いている。
社員が出社した時、すでに環境は整っている。
二つ、答えを知っていても、言わない。
社員の判断を信じる。
間違っても、すぐに正解を渡さない。
気づくプロセスごと、その人の財産になることを知っている。
三つ、自分が前に出ない。
社員の成功を、自分のことのように喜ぶ。
社員の失敗を、自分のこととして引き受ける。
これができている経営者の会社は、必ず伸びます。
逆に、自分が前に出て、目立ちたがり、
正解を渡し続け、
準備を社員任せにしている経営者の会社は、
どこかで必ず行き詰まります。
◆「黙ってついてくる」という、最高の愛情
ゴールドコーストの街で、運営スタッフの方々が、
私たちに見せてくれたもの。

それは、技術でも、知識でもなく、
"信じて待つ"という、経営者にとって最も難しい姿勢でした。
人を動かすのは、命令ではありません。
人を育てるのは、教えることではありません。
その人を信じて、見守って、
失敗ごと愛して、待つこと。
これができる経営者だけが、
本当に強い組織を作っていけるのだと思います。
◆最後に
合宿の最終日、私達マスター継承生は星渉先生に、深く感謝の気持ちを伝えました。
そして、運営スタッフの方々一人ひとりにも、頭を下げました。
その時、私の中で、もう一つ、決意が生まれました。
私も、いつか、誰かのために
"見えない準備をやり切れる人間"でありたい。
正解を知っていても、黙って待てる人間でありたい。
その人の成功を、自分のことのように喜べる人間でありたい。
私はまだ、その途上にいます。
でも、ゴールドコーストの街で見た、
あの運営スタッフの背中を、忘れたくありません。
経営者の本当の仕事は、
前に出ることではなく、裏に回り切ることです。
そして、その姿勢こそが、
組織を、人を、未来を、静かに変えていきます。
ここまで読んでくださり、ありがとうございます。
ここから、さらに重要な話をしたいと思います。
最初はみんな、副業は未経験です。
そこから挑戦して、成果を出す人と、出せない人に分かれます。
成果が出ない人の理由は明確です。
断片的な知識だけで動いているからです。
企業側の評価基準を知らずに、「なんとなく役に立てそう」「なんとなくできそう」という感覚だけで挑戦してしまう。
だから再現性が生まれません。
私はこれまで、
・大手総合人材グループ企業でエリア統括・営業
・Webソリューション企業でマーケティング立ち上げ、採用責任者
・医療ヘルスケア領域で経営コンサル、執行役員
・現在は事業成長×人事戦略の伴走型コンサル
として、企業の採用と評価を現場で見てきました。
だから断言できます。
副業未経験から月10万円が可能なのは、「企業側が何を評価しているか」という構造を理解している場合のみです。
努力ではありません。
センスでもありません。
評価構造を理解し、体系的に身につけ、再現できる状態にすること。
それが成果につながります。
これを体系的に学ばなければ、再現性は生まれません。
ただし、ブログではすべてはお伝えしません。
なぜなら、これは断片的に読むものではなく、
構造で理解すべき内容だからです。
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