野菜は「大きく切る」のが正解。自分を甘やかす、贅沢ゴロゴロスープ。
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こんにちは、つむぎです。
忙しい毎日、ついつい「早く火が通るように」と野菜を細かく刻んでいませんか?
でも、たまには包丁の手を少し止めて、野菜を「ゴロゴロ」と大きな塊のままお鍋に入れてみてください。
大きく切った野菜は、口に運んだ時の満足感はもちろん、噛みしめるたびに溢れ出す素材本来の甘みがまるで違います。
「料理をしている」というより、「素材の力を借りている」ような。そんな穏やかな気持ちになれるレシピです。
今夜は、体温を一度上げてくれるような、特別なスープで自分を労わってあげましょう。
レシピ1:大地の力強さを噛みしめる。根菜と厚切りベーコンの「琥珀」ポトフ

根菜はあえて皮を剥きすぎず、大きく乱切りにするのがつむぎ流。
じっくり焼き目をつけてから煮込むことで、スープに琥珀色の深みが生まれます。
【材料】(2人分)
レンコン:100g(大きめの乱切り)
人参:1/2本(大きめの乱切り)
ごぼう:1/2本(5cmの長さに切り、太い部分は縦半分に)
厚切りベーコン:80g(2cm幅にカット)
水:500ml
ローリエ:1枚
塩・胡椒:少々(岩塩を使うと、野菜の甘みがより引き立ちます)
【作り方】
鍋にオリーブオイル(分量外)を引き、ベーコンと根菜を入れます。表面にこんがりと焼き色がつくまで中火で動かさずに焼きます。(この焼き目がスープのコクになります)
水を加え、沸騰したらアクを取り、ローリエを入れます。
弱火に落とし、蓋をして20分。根菜が竹串でスッと通るまで静かに煮込みます。
最後に塩・胡椒で味を整えます。
ホクホクとしたレンコン、とろりと甘い人参。
ベーコンの塩気が野菜の甘みを引き立て、お出汁を吸った根菜を噛むたびに、冬の幸せが口いっぱいに広がります。
野菜にじっくり熱を伝えるには、ル・クルーゼのココット・ロンドが頼もしい味方です。
重厚な蓋が蒸気を逃さないので、大きな野菜の芯まで、驚くほど柔らかく、甘く仕上げてくれるんですよ。
レシピ2:森の陽だまり。かぼちゃとくるみの「食べる」ミルクエチュベ

かぼちゃのポタージュも素敵ですが、今日は「形」を残して。
ミルクの海に浮かぶかぼちゃの塊を崩しながらいただく、食べるスープです。
【材料】(2人分)
かぼちゃ:1/8個(3〜4cm角に大きく切る)
玉ねぎ:1/4個(くし切り)
牛乳(または豆乳):200ml
水:100ml
バター:10g
くるみ(無塩):3〜4粒(粗く砕く)
塩:少々
黒胡椒:少々
【作り方】
鍋にバターと玉ねぎを入れ、弱火で透き通るまで炒めます。(玉ねぎの甘みをしっかり引き出すのがコツです)
かぼちゃと水を加え、蓋をして10分ほど蒸し煮にします。
かぼちゃが柔らかくなったら牛乳を加え、温めます。煮立たせないように注意することで、ミルクの香りが上品に残ります。
器に盛り、くるみを散らして完成です。
スプーンを入れると、かぼちゃがホロリと崩れてミルクに溶け合います。
時折出会うくるみのカリッとした食感と香ばしさが、かぼちゃの優しさを引き立てて、心まで温かなオレンジ色に染まるようです。
仕上げにパラリと振る胡椒には、ラッセルホブスの電動ミルを使っています。
片手で挽きたての香りを添えられる軽やかさは、お料理の仕上げをちょっとした特別な儀式に変えてくれる気がします。
おわりに
「ゴロゴロ」とした野菜を煮込んでいる間、キッチンには土の香りと甘い匂いが立ち込めます。
その時間を待つのも、立派なご馳走のひとつ。
完璧に美しく刻むことよりも、素材の形を愛でて、そのままを味わう。
そんな少しの「大雑把さ」が、自分を甘やかすゆとりをくれるのかもしれません。
明日の朝、少し冷え込んだら、ぜひ大きな野菜をお鍋に放り込んでみてくださいね。
つむぎ
最後に、スープを運ぶ手元にはクチポールのスプーンを。
唇に触れる瞬間の滑らかさと、手に馴染む重みが、いつものスープを「自分への贈り物」に格上げしてくれる。そんな気がして、私は長く愛用しています。
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