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初めての冬3【私のリアル】

雪は止む気配を見せず、街灯の下で舞い落ちる白が、まるで世界を静かに閉じ込めているように見えた。
秘密に触れた身体の余韻を抱えたまま、机の上に置かれたスマホに視線を落とす。

――誰かに、声を聞いてほしい。

そんな衝動に駆られて、私は親しい男友達の名前をタップしていた。
夜遅くに連絡するなんて、本当は迷惑かもしれない。
けれど、指先はためらうことなく動いていた。

「まだ起きてる?」

送った瞬間、胸が高鳴る。
返事はすぐに届いた。
『起きてるよ、どうした?』

何でもない、と言いかけて、私は画面を見つめたまま言葉を選ぶ。
“何でもない”なんて、きっと嘘になる。
胸の奥のざわめきが、正直に吐き出したがっていた。

「ちょっと眠れなくて…話したくなっただけ」

打ち込んで送信すると、
『俺も。雪降ってるし、なんか眠れないんだよな』
という返事が返ってきた。

画面越しの短いやり取りなのに、まるで彼が隣にいるように近く感じてしまう。
そしてその近さが、また新しい熱を呼び起こしていくのを、私は止められなかった。

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