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じんわり幸せが感じられる日|こんな一日だったらいいな

こんな一日だったらいいな。それを考えたとき、最初に頭に浮かんだのは、最愛のバイオリニスト、五嶋みどりさんのリサイタルに行くことだった。繊細なあの音色を生で聴いてみたいなぁ。

他にも、ヒルトンのようなホテルでアフタヌーンティーをするとか、沖縄のマングローブ林でカヌーをするとか、仕事が認められて称賛されるとか、転職が決まるとか、さまざまな願望が浮かんでくる。

しかし、なんだかしっくりこない。こんな一日だったらいいな、とは、私にとってはじんわり幸せが感じられる日、が合っている気がした。好奇心でやってみたいことをするとか、ハレの日のような特別な一日とは違うのではないか。じんわり幸せな理想の一日。裏を返せば、現実では満たされていない欲求が満たされれば、理想の一日になるのでは。

娘が小さな頃は、いつも、一日でも一人でゆっくり眠りたいと思っていた。娘が中学生となった今では、自分のペースでお風呂も入れるし、好きな時間に眠れる。生理的な欲求は大体満たされている。

それに、家族も元気で、安心して眠れる家がある。体を清潔に保つことができて、食べたいものを食べられる。どこで何をするのもしないのも自由がある。充分幸せだと思う。そんな私の理想の一日とは。

きちんと整えられた部屋で、新鮮な野菜や果物で朝食をとり、たくさん洗濯をして布団を干す。家族で近場の公園や海辺を散歩して、図書館で気になる本を借りる。夕焼けを眺める。夕食は娘や夫の好物を作って喜んでもらう。夜は洗い立てのシーツをかけたフカフカのお布団で眠る。

こんな平凡な一日だったらいいなと思う。始めの部分で現実と乖離しているが。捨てられない体質で片付けが苦手な私。逆説的に、今できていないことに気付くのであった。

#こんな一日だったらいいな

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