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指ハートをくれた運転手さんと、愛想のない店員さん

最近の1歳の息子は、とにかく車に夢中です。

我が家には車がありませんし、
電車にはよく乗っています。

だから、電車の方が好きになりそうなものですが、
息子は断然「車派」。

電車を見ても「あ、来たね」という感じで静かに見つめていますが、大きなトラックやバスが通ると、「あ!あ!」と指を差して大興奮。

同じ「乗り物」でも、
子どもにとっては全然違うのでしょうね。

そんな息子のために、
最近はバスに乗ることが増えました。

バスに乗ると、不思議なくらいおとなしく
膝の上に座って、窓の外をじーっと眺めています。

そして最近のお決まりは、
降りたあとにバスが出発するまで待って、
手を振ること。

先日もいつものように
息子がバスへ向かって手を振っていると、
たまたま運転手さんがこちらに気付きました。

20代半ばくらいでしょうか。

若い男性の運転手さんでした。

すると、その方がニコッと笑って、
こちらに向かって“指ハート🫰🏻”をしてくれたんです。

まさかのサービスに、
私は思わず笑ってしまいました。

息子は訳もわからず、ポカン。笑

でも、ほんの数秒のやり取りなのに、
とても温かい気持ちになりました。

そんな出来事があった一方で、
最近は続けて少し驚く接客にも会いました。

1軒目は中華料理店。

学生の女性でバイトし始めかな?と思うほど若い。

終始笑顔はなく、料理を持ってきても無言で置く。

子ども用のスプーンをお願いすると、
「あー……はい」と、
かなりテンションの低い返事でした。

普段はあまり接客を気にする方ではありませんが、
大丈夫かな?と少し驚きました。

そして別の日に行った居酒屋さんでも、
今度は40代くらいの女性の店員さん。

「お待たせしました」と一言はありましたが、
料理を置くときは同じく無言で終始真顔で暗い。

どれがどの料理なのか、
一瞬分からなくなるほどでした。

私は保育士という仕事柄、
子どもや保護者の方と接することが毎日です。

もちろん気分が乗らない日も、疲れている日も、
なるべく笑顔でいよう、感じよく接しようと
意識しています。

学生時代のアルバイトでも、
「お金をもらっているなら頑張ろう」
と思っていたタイプでした。

だから正直、
「こんなに愛想がなくても大丈夫なんだ」
と驚いたのも事実です。

でも、家に帰ってからふと思いました。

もしかしたら、
あの日は何か嫌なことがあったのかもしれない。

体調が悪かったのかもしれない。

誰にでも、笑顔になれない日はあります。

そう考えると、少し見方が変わりました。

……とはいえ、今回の2人は
「さすがにもう少しだけ愛想がよくてもいいのでは?」と思うレベルでしたが。笑

酔ったお客さんからクレームにならないのかな、
と余計なお世話ながら心配になったくらいです。

そして面白いことに、
その2店舗とも料理はとても美味しかったんです。

だから私は、きっとまた行きます。

そう思ったとき、自分にとって一番大事なのは
店員さんの愛想ではなく、「また食べたい」
と思える味なのかもしれないと気付きました。

そして、ブレずに自分のペースで接客ができるって
ちょっと得でいいなとも思いました。

もちろん、笑顔で接してもらえたら嬉しいです。

実際、あのバスの運転手さんの指ハートは、
今でも思い出すと自然と笑顔になります。

ほんの少しの優しさで、
その日が少しだけいい日に変わることもあります。

でも一方で、
無理をして笑い続けることが正解とも限りません。

人にはそれぞれ事情があります。

だからこそ、
受け取る側にも少しだけ想像する余裕があったら
いいのかな、と感じました。

正解は分かりません。

でも、指ハートをくれた運転手さんと、
愛想のなかった店員さん。

正反対のような二つの出来事があったからこそ、
「接客って何だろう」と少し考えた一日でした。

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